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普段から読書をした方が良い理由とは?「知識量と言語能力は比例」

「どんどん本を読みましょう」子供のころ、親や先生からこう言われた経験のある人も多いのではないでしょうか?でもなぜ、本を読むといいといわれているのでしょう。その理由を探ります。

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チャーチルの努力

元イギリスの首相であるウィンストン・チャーチル。彼は第二次世界大戦中、見事イギリスを勝利へと導いたことで知られていますが、その一方で、大変な読書家でもあったのです。ラテン語が苦手だったチャーチルは、ラテン語を必修科目とする大学に入学することができず、陸軍士官学校へ入ります。

卒業後、少尉となり、インドに駐屯しているとき、他の同僚たちがグーグー寝ている間、チャーチルは毎日何時間も本を読んでいました。塵も積もればなんとやら……で、チャーチルの頭の中には膨大な知識が詰め込まれていき、後に政治家になったとき、大いにチャーチルを助けたのでした。

群衆を引き付けるには、説得力が必要です。たくさんの書物に触れ、また、自らも文章を書くことを好んだチャーチルは、その膨大な知識と表現力を生かして国民を鼓舞していったのです。

気の利いた表現力が身につく

本は、それを書いた人そのものです。それはつまり、いろいろな本を読むことで、普通に暮らしていたら絶対に関わることのない他人の考え方に触れることができるということです。物事に対する表現は、人それぞれちがいます。

それらを間接的に学ぶことで、いつの間にか自分自身に豊かな表現力が身についているのですから読まなきゃ損です。

知識量と言語能力は比例する

ジョージア・テクノロジー研究所のエリック・ローハス研究員の研究によると、人間の言語能力はそれまでに蓄えた知識量と比例しているということです。「おもしろいことを言いたい」と思っても、知識の乏しい人はスルスルと言葉が出てこないんですね。

読書はとても身近な娯楽です。活字を追うのが苦手な人にはちょっとつらい作業かもしれませんが、文庫本を一冊買い求め、いつもカバンの中に入れておき、ちょっと時間があいたときにでも読んでみてください。何冊も読んでいくうちに活字にも慣れ、もっともっと読書を楽しめるようになります。

※この記事は2013年10月30日に公開されたものです

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