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面倒なアイロンがけがいらなくなる「干し方」、型崩れしない「しまい方」

洗濯は、洗ったら終わりではありません。洗濯物を「干すとき」「しまうとき」に気をつけたいポイントを洗濯アドバイザーの中村祐一さんに教えてもらいました。

 

干すときにシワを解消する3つのテクニック

 

脱水が終わり、濡れた状態の洗濯物は、形を整える絶好のチャンス。そこで、シワにならない3つのテクニックを紹介します。

 

■振りさばく

洗濯物を5〜10回ほど振ることで、からまりや大きなシワをなくします。

 

■引っぱる

洗ったあとに縮みが出ていても、濡れている状態のときに引っぱれば戻すことができます。とくに縫い目の部分は、縮みが出やすいので波を打っていたらしっかり伸ばしておくこと。また、パンツやジーンズなどはウエスト側を下にしておくと、干している間に重みで伸ばせます。

 

■たたく

濡れている洗濯物を両手で挟んでたたくのもシワを伸ばすのに有効。よっぽどひどいシワでなければ、かなり解消できます。

 

早く乾かすための4つのポイント

 

梅雨時期の部屋干しなどいつまでも洗濯物が乾かないとストレスがたまるし、生乾きの臭いなども気になりますよね。そんなときに覚えておきたい“速乾”ポイントはこちら。

 

■洗濯物の表面積を広げる

重なった部分はどうしても乾きにくくなるので、たとえば、シャツなら襟を立てたりボタンを外す、パンツやスカートなら筒状にしたり裏返すことで、繊維の重なりを減らしましょう。

 

■湿った空気を逃す、取り除く

換気扇で強制的に湿った空気を外に出す、扇風機の風で湿気を飛ばす、除湿器で湿度を取り除くなどして、湿度を下げる工夫をしましょう。

 

■気温や室温で干す場所を変える

気温や室温の高さは洗濯物の乾きを早くします。気温の低い日であれば、暖房が効いた室内のほうが乾きやすいです。

 

■風で水分を飛ばす

洗濯物の水分を飛ばすという意味では、自然の風や扇風機・エアコンによる風はとても有効です。

 

アイテムごとに「吊す」「たたむ」を使い分けて

 

衣類をしまう方法には「ハンガーに吊す」「たたむ」の2パターンあります。どちらもメリット・デメリットがありますので、衣類の素材やデザインを考慮して最適なほうを選ぶべき。では、それぞれどんなアイテムにベストなしまい方なのでしょうか。

 

■型崩れしやすいものは「たたむ」

たたむと、コンパクトにしまえる反面、折りジワがつきやすいのが難点。セーターやトレーナー、カットソーなど伸びるものや肩に跡がついてしまうものは、たたむのがオススメ。たたむときは、ホコリがつきやすい床の上は避け、テーブルの上などなるべく広い場所で行いましょう。

 

■シワになりやすいものは「吊す」

たたむとシワになりやすいシャツやブラウス、型崩れしやすいコートやジャケットなどはハンガーに吊しましょう。このとき、ハンガーの肩幅が合っていないと型崩れの原因になるので、衣類や肩幅に合ったハンガーを選ぶのがポイントです。

 

→[特集TOPへ] いつでもお嫁にいく準備できてる? 1から学ぶ「家事の基本」

 

 

■監修 洗濯アドバイザー・中村祐一さん

長野県伊那市で家業のクリーニング店三代目として働いたのち、現在は主に洗濯アドバイザーとして活動。知っているようで知らない洗濯の知識をわかりやすく伝える洗濯アドバイスの達人。「洗濯王子」の愛称でテレビ・雑誌・講演などで活躍中。著書に「幸せを呼ぶスマート洗濯」ほか
http://ameblo.jp/sentaku929/

 

※この記事は2013年10月29日に公開されたものです

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