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東京都の大病院の8割、外国人患者への対応の現状に不満「外国語ができるスタッフの不足」

外国人患者の受け入れ実績

特定非営利活動法人 先端医療推進機構は、東京都の100床以上の大病院における外国人患者の受け入れ実態を調査した。

同調査において、外国人患者の受け入れ実績を聞いたところ、「ある」65.5%、「ない」32.7%、「わからない・覚えていない」1.8%となった。外国人患者の受け入れ意向については、「対応できる言語は受け入れ、対応できない言語なら受け入れない」47.4%、「受け入れない」42.1%、「わからない」10.5%となり、「受け入れる」と回答した病院はなかった。

外国人患者の受け入れ意向

外国人の患者に対応する際に必要度が高い外国語は、1位「英語」、2位「中国語」、3 位「韓国語」の3つで大半を占めた。

必要性の高い外国語

また、外国人の患者への対応について、現状をどのように評価しているか聞いたところ、約8割(79.5%)の病院が「十分に対応できていない」と回答。主な不満の要因としては、「外国語ができるスタッフの不足」があげられた。

一方、対応に満足している病院では、「医師・看護師共に英語が話せる(充分とは言えないが)」「外国人患者対応専門部署があり、対応の専任者がいる。英語通訳・翻訳対応は院内で実施している。多言語コミュニケーション用のiPad用アプリの開発や一部システムの英語対応も行った」などの意見が得られた。

※この記事は2013年10月24日に公開されたものです

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