平成生まれのビジネスパーソン調査「仕事ができると思う」8%
トレンド総研は、平成24年4月に入社した、平成生まれの22~25歳の若手ビジネスパーソン500名を対象に、「仕事における情報収集」に関する意識・実態調査を実施し、結果を発表した。
はじめに、自分は仕事ができると思うか聞いたところ、「できると思う」と回答した人はわずか8%。仕事ができないと感じる具体的なシーンとしては、「お客さんの質問にすぐ答えられないとき」(23歳・男性)、「専門用語が出てくるたびに、調べるか尋ねるかをしないと仕事が進められないとき」(24歳・女性)など、社会人としての経験不足や知識不足に起因する回答が目立った。
改めて、「自信がない」ポイントについて質問したところ、業界知識・商品知識・時事知識などのいわゆる「ビジネス知識」をあげた人は68%にのぼり、「コミュニケーションスキル」(57%)、「マナー・接遇」(57%)、「パソコンスキル」(47%)などを上回った。
さらに、仕事をしていて、自分の知識不足(業界知識・商品知識・時事知識など)を感じることはあるかという質問に対し、92%の人が「知識不足を感じる」と回答。中でも知識が足りないと感じる分野としては、「業界知識」(66%)が最も多く、次いで政治・経済・トレンドなどの「時事知識」を挙げる人も40%にのぼった。
また、普段の情報収集源としては、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを通じて「WEB」を活用している人が81%と最多。ニュースアプリ、情報アプリなどの「アプリ類」も45%の人が活用している。なお、閲覧するWEBサイト・アプリとして最も多かったのは「ポータル系サイト」で84%。そのほかでは、「まとめ系サイト」(51%)の利用者が「無料ニュース系アプリ」(38%)の利用者を上回り、WEBでの情報収集に慣れている世代ならではの傾向が見られた。
一方で、紙メディアに関してはチェックできていない人が多く、「新聞」を毎日チェックしている人は17%と2割に満たない結果に。同時に、約3人に1人が「定期的にチェックしたいと思うが、できていない」媒体であると回答している。そのほか、TVについても、「毎日チェックしている」人は27%にとどまった。
※この記事は2013年10月23日に公開されたものです