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ダレた会議を一気に活性化する方法とは?「ダレている人の隣の人に発言させる」

だらだらと時間ばかりがかかり、建設的な意見も出てこないまま、延々と続いていく……そんな会議ははっきり言って時間のムダ。ダレた会議に喝を入れ、一気に活性化させるにはどうすればいいのでしょうか?

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間接的説得

学校で授業を受けているとき、わざと居眠りしている生徒のすぐ隣の席の生徒を指して発言させ、居眠りしている生徒に心理的なプレッシャーを与える先生がいます。これを「間接的説得」といい、問題のある人に直接注意をするよりも、こうして第三者を通して間接的に注意をしたほうが説得力が増すといわれています。

これはどうしてかというと、人は直接の注意には反発しやすくなるけれど、他人が注意されている姿を見て自分の姿を振り返ることには素直だからです。この居眠りの場合は、まず自分の隣の席の生徒が指名され、立たされたのを見て「まずい!」と思い、そして「指されたのが自分じゃなくてよかった。

でもこれからはちゃんと起きていよう」と思い、態度を正すんですね。この「自分じゃなくてよかった」というところがポイントで、人は他人が注意されている姿は冷静に見ることができるので、その分自分はどうだろうかと素直な気持ちで考えることができるのです。

ダレた会議にも間接的説得を取り入れよう

会議が進んでいく中、明らかにやる気がなく、ぼーっとして目線が定まっていない社員がいる……周りのみんなもその様子に気がついているけれど、自分自身が同じ心境か、もしくはあからさまに注意することをためらっているのか、はたまたどうでもいいのか、誰もその社員に「今、会議中だよ」と注意をすることのないまま、会議はだらだらと続いていく。

こんなときは、そのダレてしまった社員を利用して会議のメンバー全員に喝を入れ、会議のリズムを取り戻してしまいましょう。といっても、そのやる気をなくした社員に直接注意してしまうと雰囲気が悪くなるかもしれないので、その社員のすぐ隣の席に座っている人に「○○さんはどう思いますか」と意見を求めるのです。

すると、ダレていた社員は自分のすぐ隣の人が皆から注目されていることで「まずい」という心理が働き、背筋を伸ばすでしょう。そして、その姿を見ていたほかのメンバーも「いけない、しゃんとしなきゃ」と思い、会議が活性化していくのです。

※この記事は2013年10月22日に公開されたものです

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