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トラウマに悩んだきっかけは? 「『君にはもっといい人がいるよ』と言って振られた」

人間は、過去を積み重ね、生きています。たとえ、自分にとって不愉快な出来事であっても、過去を消し去ることは不可能です。ときに、つらい経験はトラウマとなり、現在の自分の心を苦しめることもあります。今回は働く女性に、トラウマに悩んだ経験について伺いました。



Q.あなたは、トラウマに悩んだことはありますか?

「ある」41.2%
「ない」58.8%

4割以上の女性が、トラウマに悩んだ経験が「ある」とのこと。それでは、具体的にそのエピソードを見ていきましょう。

■恋愛

・「それぞれ別の彼氏から、連続で『君にはもっといい人がいるよ』と言って振られたとき、恋愛恐怖症になりました」(33歳女性/その他/事務系専門職)
・「元彼からの暴力を受けていて、男性が手をあげただけで殴られると思って、恐怖だった」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)

恋で傷ついた心は、新しい恋で癒やすのが最善! しかし、過去の恋の傷が原因で新たな一歩が踏み出せない、という女性もいるようです。本気で相手を好きだったからこそ、傷も大きくなってしまいます。暴力はすぐに専門家に相談。トラウマを相談できる窓口も紹介してもらえます。

■友人関係

・「子供のころのいじめによる対人トラウマ。裏切られるのが怖くて、今でも同性の友人が作れない」(26歳女性/情報・IT/技術職)
・「小さいころ、学校でグループを作るときに一緒に組む人がいなかったことがトラウマで、自分から人を誘って物事をすることが苦手です」(31歳女性/生保・損保/事務系専門職)

幼いころのいじめから、大きなトラウマを抱える方も……。ひとりでも、心から信頼できる友人を作ることができたら、人生はもっとちがったものになると思うのですが。

■ショックな経験

・「バイクにはねられたことがあるので、一時、バイクの音がすると、その場に固まって動けなくなっていた」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「地震が来ると、3.11を思い出してパニックになる」(26歳女性/建設・土木/事務系専門職)

事故や災害の記憶は、トラウマになりやすいものです。同じような状況に陥ると、フラッシュバックしてしまうという方もいるのでは。ひんぱんに起こる場合には、専門家に相談の上、心理療法の検討がオススメです。

■女性ならではの……

・「自転車に乗っているときに、うしろから知らない男性が自転車で近づいてきて痴漢にあったため、今でもうしろから自転車で追い越されるような事があると怖いです」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「高校の帰り道で変質者に出会い、怖くて同じ道を通れなくなった」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

痴漢や変質者は、女性の大敵。不愉快さや恐怖だけが、心に刻み込まれてしまいますよねます。

■苦手分野

・「バーベキューで、野菜の切り方を間違えてネタにされたため、その食材を他人の前で切れなくなった」(31歳女性/情報・IT/技術職)
・「『君の言っていることはわからない』、『プレゼンが下手』などと散々言われてきたので、仕事で報告するのが億劫」(29歳女性/医薬品・化粧品/技術職)

トラウマだからと諦めてしまうのは簡単です。しかし、まず自分から苦手なスキル磨きをがんばってみることで、克服の道が開けることもあるのかも。

みんなが抱えているトラウマは、軽症のものから重症のものまで、実にさまざま。軽症のものは、「それも自分の一部」と考え、受け入れることもできるかもしれません。しかし、重症になると、日常生活に支障をきたしてしまう場合もあります。信頼できる相手や、カウンセラーに話すことで、心を楽にしてみてはいかがでしょうか。

(ファナティック)

※『マイナビウーマン』にて2013年10月にWebアンケート。有効回答数291件(22歳~34歳の働く女性)。

※この記事は2013年10月20日に公開されたものです

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