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自分の体にしきりに触れている人の心理とは?「不安と緊張している」

大事な試験の直前、ふと気がつくと、自分の顔や体を手で触っている…そんな経験をしている人は多いはずです。こういった「自分で自分を触る行為」には、どんな効果があるのでしょうか?何気ない行動に隠された心の動きを探ってみたいと思います。

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「自分で自分を触る」ことの意味

自分で自分の体に触る行為…例えば、何となく頬に触れていたり、鼻のあたりを触っていたり。また、二の腕や、座っている時の太ももなどを触る、といった動きはよくあるパターンですよね。こういった「自分で自分の体を触る行為」は「自己接触行動」と言われています。

心の中に不安がある時、または緊張を感じている時に、自分自身を触ることで気持ちを落ち着かせているのです。

パニクっているときに見られる髪をかきむしる行為や、緊張のあまり自分で自分の手を握り締める、気持ちを落ち着かせるために自分で自分を抱きしめる…こんな、漫画で見られるような行動も、自己接触行動の一種と考えられます。

また、無意識のうちに手の爪や関節を噛んでしまうといった行動も、心の中の不安をなんとか落ちつけようとしていることの表れです。子ども時代に見られる場合は、単純に「爪を噛む感触を楽しんでいる」といった場合もありますが、親からの愛情を感じ取ることができずに、その不安と不満を、爪を噛むことで解消している…というケースが多いでしょう。

大人になっても癖になってしまっている人の場合は、子どもほどではないにせよ、ちょっとした不安を解消するのに、つい爪を噛んでしまう、なんていうこともあります。

身近な人がしていたら?

試験や面接、人前での発表の前などに、こういった自己接触行動が見られるのはよくあることですが、もし近しい人がそんな行動をとっていたら、それは普段とは違う緊張を抱えていることが考えられます。また、知り合ったばかりの人を目の前にして、どう接していいのか分からず、不安を感じている…ということもあります。

いずれにしても、目の前にそういう人がいたら、ちょっと気持ちをほぐしてあげてはどうでしょうか?

例えば、気分転換に休憩やお茶に誘う、話しやすそうな話題を提供する。ちょっとくだらないと思うような会話でも、思いのほかリラックスさせられることがあります。

不安を感じている相手が恋人だったら、あなた自身が相手に触れてあげることも効果的です。心を許している人から優しく触られることで、大きな安心感を得られるでしょう。

また、爪を噛む癖がある場合、子どもなら十分に愛情表現をしてあげること、大人なら、不安やストレスの原因を探り、それを解消させることが大事です。そのためには、自分がどんな時に爪を噛むのか、しっかり自己観察すること。

その結果から、おのずと原因が見えてくるはずです。

※この記事は2013年10月17日に公開されたものです

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