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ノーベル賞受賞の日本人あるある話「みんなチョコを買う」

今年もノーベル賞受賞者の発表が近づいてきました。日本人が受賞するかどうか楽しみですね! 今回は、ノーベル賞と日本人にまつわるちょっと変わったエピソードをご紹介します。

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電話は急にかかってくる!

ノーベル賞の受賞者の名前は発表当日まで絶対の秘密になっています。受賞者は、発表当日に選考委員が会議室で最終決定します。ちなみに1901年から今まで一度しか漏れたことがありません。

全世界への発表30分前ぐらいに、担当者が受賞者に直接電話をして受賞を伝えます。問題なのは「時差」です。受賞者の国では夜中ということもあるそうです。

2012年にiPS細胞の研究で受賞した山中伸弥先生の場合は、「洗濯機の修理中に」かかってきました。

みんな買うチョコレートのお土産

日本人受賞者がみんな喜んで買う有名なお土産があります。ノーベル賞のメダルにそっくりなチョコレートです。チョコレートを金紙でくるんだもので、見た目が本物そっくりにできています(本物よりちょっと小さい)。

2008年受賞の益川敏英先生は600個、2012年受賞の山中先生は1,000個も購入されたとか。このチョコレートは、ノーベル博物館のミュージアムショップで販売されています。

田中耕一先生は意外な人選!?

スウェーデン王立科学アカデミーは、ノーマークな人、ある意味「栄光なき天才」ともいうような人に賞を贈るのが好きなようです。2002年に受賞した田中耕一先生を選んだことを大変に誇りに思っているようです。

『と学会』のデバンカーとして知られる皆神龍太郎さんはノーベル賞の取材で、実際にスウェーデンのストックホルムを訪問しています。皆神さんに伺ったところ、「田中さんが選ばれたのには日本人もびっくりしたろう?」というふうだったそうです。

ノーベル賞というと堅苦しいイメージがありますが、どうも茶目っ気のある委員会のようです。

村上春樹先生は今年こそ受賞!?

村上春樹先生は、ここ数年、毎年のようにノーベル文学賞を期待されていますね。村上先生の作品のファンは世界中にいます。今年こそ受賞できるのでしょうか?

選考委員は前述のとおりな人たちですので、毎年「本命!」という人は選ばないかもしれませんね。日本人としてはぜひ村上先生が選ばれてほしいところですが……。

さて、今年のノーベル賞受賞者は誰になるでしょうか。日本人は選ばれるのでしょうか。受賞者の発表は10月7日からです!

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年10月06日に公開されたものです

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