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経験者に聞いた! 2~2.5次元の異性との恋愛は、現実(=3次元)の恋より魅力的!?

みなさんは恋、していますか? している、と答えたあなた! あなたの好きな人は何次元に存在していますか……?

アニメやゲームが世界一盛んな国・日本では、現実の異性よりも空想上のキャラクターに恋情を持ってしまう人が少なからずいます。今回はそんな2次元(もしくは2.5次元)の異性に恋をしてしまった人たちの声を集めてみました。

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2次元の人物に恋→自分で描きたい!?

アニメ、マンガに出てくるキャラクター、つまり2次元の人物に恋をしてしまうということは昔からあるようです。最近、長編アニメの監督を引退すると記者会見した宮崎駿は、学生時代に観た「白蛇伝」というアニメのヒロインに恋をして、アニメーターを目指したそうです。

ひょっとしたら2次元の人物を好きになると、次のステップとして自分で描いてみたくなるという人は少なくないのかもしれません。ちなみに、ユーザー数500万人を越えるイラスト投稿サイト「Pixiv」で最も多い投稿イラストは「美少女のイラスト」です。

「好きなアニメのキャラクターを描くのは、すごく楽しいですよ。正直、イラストの美少女のほうが、現実の女性よりも魅力的に感じています。2次元のキャラなので、触れたり会話をしたりすることはできませんが、描くことがコミュニケーションになっているかもしれません」(28歳/男性/会社員)

描くことで2次元のキャラクターと触れ合えると思えば……絵の練習がしたくなってくるというのも頷ける!?

幻を見るほど恋愛ゲームにハマる場合も……

通称「エロゲ」といわれるアダルト向けパソコンゲームなどでは、選択肢によってストーリーが分岐し、ゲームが進行していきます。このエロゲにハマり過ぎたために、現実でも選択肢が見えるような気がしてしまい、遂にはそこに、いるはずのない美少女を幻視してしまうという強者もいるそうです。

「ゲームで徹夜した朝に、ボンヤリしたまま家を出たら、ゲーム画面の幻覚が見えたんです。ああ、このまま選択肢を間違えないで行動すれば、フラグが立つな(ゲーム上で恋愛相手と結ばれる条件が成立すること)……と思ったことがあります。現実とゲームの区別がつかなくなっていました。どうかしてましたね」(34歳/男性/自由業)

こんな声を聞くと、ひいてしまう人もいるかもしれませんが、恋愛ゲーム自体には「全年齢向け」「女性向け」など、種類はさまざま。最近ではスマホのアプリなどにもあります。幻覚を見たというこの男性はかなり重症かと思われますが、もっとライトに楽しむ人の方が多数派なのは言うまでもありません。

「私は女ですが、昔からギャルゲー(男性向け恋愛ゲーム)も乙女ゲー(女性向け恋愛ゲーム)も両方やっていました。一時期流行った『ラブプラス』にもハマりましたね。キャラへの恋愛感情は当然ありませんよ(笑) ヒロインを攻略するのは格闘ゲームで敵を倒すのと変わりません」(29歳/女性/会社員)

恋愛ゲーム好きの人が、みんな2次元に恋してるわけではないんですね。

2.5次元の恋……声優にハマるその理由

アニメなどを「2次元」とくくるのに対して、声優は「2.5次元」と呼ばれたりします。これは、現実と非現実の要素が同時に含まれているからだそう。昨今の声優はアイドルやミュージシャンのように熱狂的なファンを持ち、CDを出せばヒットチャートをにぎわしています。武道館を満員にできる人も珍しくありません。

たしかに容姿がかっこいい男性声優や、アイドル顔負けの可愛い女性声優が年々増えてきているというのも事実。しかしなぜアイドルや俳優、ミュージシャンではなく、声優なのでしょう。

「最初は好きなアニメのキャラクターが、全部同じ声優さんだって気がついたのがきっかけでした。そこからどんどんその人が好きになって、もうアニメのキャラクターよりもその人の声が目的で、出演するドラマCDやゲームをチェックして買うようになっていました」(21歳/女性/その他)

声優に恋をしてしまう人は、魅力的な声にまいってしまうのですね!

人形とのデートは大変!

2次元の絵や声優の声はやはりイメージの世界。実体がないと満足できない、しかし現実の異性はどうも……という具合に、リアルな人形へ愛が向かう場合もあるようです。

有名なのは「ラブドール」と呼ばれる人形の恋人。最新の技術で本物の人間と見まごうほどのリアルな造形を実現し、シリコン製の肉体は世界中の愛好者を生み出しました。このラブドールとドライブをしたり旅行へ行ったり、果ては結婚式まで挙げる人もいるのだとか。

しかしラブドールはなかなか重く、通常は30から40kgくらい重量があるため、一緒に連れ立ってどこかへ行くのは一苦労なのだそう。

ともあれ、恋愛のスタイルは人それぞれ。どんな「恋」にも悩みは存在するものですね……!

(横田まき/サイドランチ)

※この記事は2013年09月26日に公開されたものです

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