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家庭でおいしく楽しく干物を作ろう!「ドライバスケットは便利」

熱海など、海に近い観光地に行くと、おいしい干物が売っています。干物はうま味たっぷりで、ご飯のおかずにピッタリです。この干物を自分で作ってみませんか?

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干物を作るとおいしいです!

干物というと、あじの干物、さんまの干物、スルメなどを思い浮かべる人が多いでしょう。そもそも干物は「保存食」として作られたものです。冷蔵技術がなかった時代には、魚を腐らせずにもたせることはとても困難なことでした。

魚を乾燥させて水分を減らし、保存を可能にしたものが「干物」です。干物にする過程で、身の表面に膜が作られて保存性が高まる一方、うま味が閉じ込められて熟成されます。干物がうま味たっぷりでおいしいのは、このためです。

すごく簡単!家庭でできる干物

干物を自分で作ろうという人はあまりいないでしょうが、実はとても簡単にできます。あじなど、最初は干物にしやすい魚を鮮魚屋さんで買ってくるのがいいでしょう。

例えば、あじですと、腹を切って「開き」の状態にして、エラ、ゼイゴとハラワタの部分を全部取りましょう。頭の部分は取らずに割るのがいいですが、面倒でしたら取ってしまってもいいでしょう。

おなかに血合いの部分が残らないように丁寧に取ります。きれいになったら水(塩水でも可)で洗いましょう。

●……背開きにした方がいいという話もありますが、最初はそこまでこだわらなくてもいいでしょう。

あとは干すだけですが、その前に振り塩をします。塩は味付けと同時に、身を引き締めてくれるものです。プロであれば塩水を作ってそこに漬けるのですが、家庭ではそんな大量に干物を作るわけではありませんから、振り塩で十分です。

干す過程では、日光の具合、風の加減が大事です。気を付けたいのは、直接日に当てるのは短く、陰干しを長くすることです。日光に当てすぎると身が煮えてしまいます。くれぐれも腐らせないように気を付けてください。

日光、風の様子を見張ってはいられないという人は「一夜干し」にするのがよいです。夜の間に、冷暗所で風に当てて乾燥させれば「一夜干し」です。

また干すときは、虫が付かないように、網の付いたカゴに入れて天日干しするのがいいです。「ドライバスケット」という干物ネットを使うと便利です。

一夜干しの場合は、あまり保存が利きませんので、翌日すぐ食べることをお勧めします。翌日の朝食で食べるのを、前日の夜に仕掛けておく感じですね。

ちなみに、魚だけではなくいろんなものが干物にできます。筆者はチーズやちくわなども干物にしてみました。おいしいもの、そうでもないものなど、いろいろできます(笑)。皆さんも試してみませんか。面白いですよ!

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年09月20日に公開されたものです

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