「麺」食いなら制覇したい、世界の麺料理11種「サイミン」「パッタイ」「コシャリ」
うどんやそば、パスタなど、麺料理に目がないという女性は多いのでは? 日本にはおいしい麺料理がたくさんありますが、世界を見渡してみると、さらにさまざまなメニューがありますよね。そこで今回は、麺好きならぜひ制覇したい、世界のおいしい麺料理をご紹介しましょう。
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まず、基本として押さえておきたいのは、エスニック料理店でおなじみのこの2品。
ミーゴレン(インドネシア、マレーシアなど)
小麦粉で作った中華麺と肉や野菜などを炒めて、現地の甘い調理用ソースで味つけした焼きそば風の麺料理。ニンニクやトウガラシが使われていて、ちょっぴりスパイシーな味が特徴です。トッピングの目玉焼きをつぶして、麺と混ぜて食べると絶品!
フォー(インドネシア)
鶏ガラベースの透明のスープに平たい米粉麺を入れて、鶏肉や牛肉をのせて香菜をちらしたもの。現地では毎食食べる人も多く、屋台はもちろん、高級レストランでも提供されています。ちなみに、「フォーガー」は鶏肉入り、「フォーボー」は牛肉入りです。
続いては、そのおいしさをぜひ堪能してほしい3品をご紹介しましょう。食べたことがある人はかなりの通かも?
サイミン(ハワイ)
干しエビと鶏骨で取ったあっさりスープに中華麺を加えた、日本のラーメンのようなもの。20世紀初め、日本や中国の移民たちが作ったといわれるハワイの伝統的な料理です。現地では定番メニューのため、マクドナルドでも提供されているとか。
パッタイ(タイ)
米粉でできた、太めのビーフンを使ったタイ風焼きそば。タイ料理は辛いというイメージがありますが、パッタイは辛くなく日本人好みの味つけ。スパイシーな料理が苦手という女子もチャレンジできるはず。
クスクス(北アフリカ、フランスなど)
直径1mmほどの世界最小の麺「クスクス」は、お米のようなもの。北アフリカなどでは主食になっています。これに肉や魚、野菜などを煮込んだものをかけたのが「クスクス料理」。各国、さまざまな味が楽しめるので、食べ比べするのもおいしろいかも。
後半は、日本ではあまりなじみがないですが、麺食いならぜひチャレンジしてほしい麺料理をご紹介しましょう。
クイティウ(カンボジア)
豚骨ベースのスープに平たい米麺を入れ、肉、エビなどを乗せて食べるライスヌードル。比較的少量で、軽食やおやつ、夜食にピッタリです。
インディアッパ(スリランカ)
練った米粉をところてんのように型から押し出して作る蒸し麺。カレーなどのおかずと一緒に食べます。現地では朝食の定番となっているそう。
フィデウワ(スペイン)
極細パスタ麺と肉、魚介、野菜などを炊き込んだ料理。パエリアの麺バージョンといったらわかりやすいでしょうか。麺はサフランで色づけし、見た目も鮮やかでおいしそう。
コシャリ(エジプト)
パスタにヒヨコ豆とレンズ豆を混ぜて、揚げ玉ねぎとトマトソースをかけたもの。エジプトの国民食ともいえるメニューで、屋台でもおなじみです。
アーシュレシュテ(イラン)
レシュテと呼ばれるイランのうどんに、ほうれん草など葉物野菜とパセリ、豆などを合わせたもの。具だくさんで栄養たっぷりの一品です。
ユベチ(ギリシャ)
肉や野菜が入ったトマト味のスープに米型パスタを加えて、オーブンでじっくり焼いたもの。リゾットのような親しみやすいメニューです。
このように見ると、本当にさまざまな麺料理がありますね。どれも各国の食文化や風習が反映されているのが興味深いところ。それぞれのおいしさをぜひ味わってみてください。
(OFFICE-SANGA 二宮由紀子)
※この記事は2013年09月12日に公開されたものです