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いますぐチェック! 骨盤がねじれていると左右のお尻の大きさに違いアリ!

突然ですが、皆さんのお尻は、左右の大きさが同じですか? 大きさや垂れ具合を気にする人は多いですが、じつは「左右の大きさや形、高さのズレ」がある人もいるのです。脚線整美師の中村希美さんに、その詳しい理由をおうかがいしました。

お尻に左右差がある理由

――私は最近、左右のお尻の大きさが違うことに気が付いたのですが、なぜ左右差が出るのでしょうか?

「基本的に人間の体は、バランスの左右差があるものです。つまり、骨盤やお尻の大きさなども、多かれ少なかれ左右差はあるものですが、この左右の差が大きくなり過ぎると骨盤のねじれが大きくなってしまい、左右のお尻の大きさが目に見えて違ってきます。

また、この左右差が大きくなることで、脚の長さが違う、体に痛みが出る等の症状や、ひどくなるとO脚やX脚なども深刻化します」

――骨盤の歪みが原因だったのですね。具体的にお尻の大きい方と小さい方、どちら側の筋肉が緩んでいるのでしょうか?

「個人差があるので断言はできませんが、多くの方は大きい方のお尻の筋力が緩んでいます。見た目には大きいお尻側の骨盤が持ち上がり、締りがなくなります。

写真を見ると、左側の骨盤が持ち上がり、お尻の筋肉が緩んでいる状態です。一方で反対の右側のお尻の筋肉は強く張っているので、比較すると小さく見えるでしょう。

実際は骨盤が歪むとお尻だけでなく、内腿の筋肉、腹筋、背筋にも左右差はあり、全身の筋肉につながっています。骨盤や股関節の歪みがとくに見えやすいのが、お尻です」

お尻の左右差が見られる人5つ

――お尻の左右差はよくあることなのでしょうか? どんな人にお尻の左右差が出やすいですか?

「まずは、左右どちらかに重心を置いて立つクセのある人。足を組む方も、ねじれをつくりやすいです。また仕事で、例えば右に作業台があって右ばかり向く人も出やすいです。

ほかにも以前、長年スポーツをしていて、ゴルフやテニスなどずっと同じ方向に腰をねじる場合も、片側にねじれた骨盤が多いです。あとは歩き方など、無意識のクセですね」

長年のクセの蓄積が、骨盤を歪ませてお尻の見た目も変えてしまうのですね。心当たりがある人も多いのでは?

左右差を直す方法は?

――お尻の左右差は見た目も悪いので気になりますが、改善する方法はありますか?

「自分で直すのはかなり困難です。まず自分の歪みは自分ではわからないですし、骨盤はとても専門的な部分。左右の歪みを知りたいのなら、まずは身体の知識のあるトレーナーや整体に相談しましょう。

ただ骨盤がねじれているということは、骨盤内の左右の筋肉の長さが違いますので、筋肉の長さを整えるトレーニングが必要です。やはり、トレーニングの専門家などプロの方に相談するのが良いでしょう」

――やはり個人でできることはないのでしょうか?

「目分量にはなってしまいますが……。まずエクササイズをするときに、左右の感覚・強さ・動きなどをよく感じてみましょう。動きづらいなど、上手にエクササイズできない方が歪んでいる(弱化している)ので、重点的にエクササイズしてください」

骨盤は体の中心で非常にデリケート。自分では限界もありますし、逆に歪みを悪化させても困りますので、基本はプロに相談しましょう。

皆さんのお尻はどうでしょうか? まずは触ってたしかめてみましょう。

中村希実

脚線整美師。1976 年5 月生まれ。鳥取県出身。20 年来の悩みであった自身のO脚と、ヒップ100cm超えの下半身デブを解消に導いた美脚系コアトレーニング、『脚線整美メソッド』を主催。
脚や姿勢の悩みを持つ女性達に、年間1,200本を超える個人レッスンを行う傍ら、講師として航空会社での姿勢研修や女性向け美脚セミナーの開催、雑誌でのエクササイズ監修等、幅広く活動している。

(OFFICE-SANGA 宮野茉莉子)

※この記事は2013年09月11日に公開されたものです

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