あなたの叱り方が下手な理由「目的が複数」「褒めない」「後で叱る」
最近、「部下様」が増えています。「叱れずに注意もできず、どう接すればわからない」という上司の皆さん。良い社員を育てるためには、やはり上司として叱ることも大切です。「叱り方」を間違えると部下は育たず、上司としての立場も危うくなってきます。そこで、部下が納得する、叱り上手になってみませんか?
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アドラーの心理学で叱る
叱られる原因が定まらないと、叱っても部下に響きません。まずは、叱るゴールを作ってから、なぜ叱られているのかを教えましょう。これは「アドラーの心理学」の理論ですが、「叱る原因」だけではゴールが見えないのです。「叱る目的」を1つに絞った上で「叱る原因」について教えると、部下は「なぜ叱られるか」が見つけやすくなります。
良い部分を認めて叱る
上司に認めてもらいたいと思っていても、空回りし続けると、部下の心が壊れてしまいます。叱る場合は、ゴールを作るのはもちろんですが、叱った後は期待している思いを伝えるように褒めてください。期待は部下の励みになります。上司から期待されていると、部下は「叱られる事」に対して、ネガティブには受け止めなくなります。
鉄の熱いうちに叱る
気付いた時に叱らなければ、部下には響きません。部下は「あの時になぜ叱ってくれなかったんだろう!?」と考えて、上司との関係に溝ができます。この時に、一緒に働く社員たちの前では叱らないように気を付けてください。場所を変えて叱りましょう。
人格を責めてはいけない
「だから君はだめなんだ」なんて相手が部下であろうと、言ってはいけません。叱ることは大切ですが、相手の人格まで否定してしまうと、それは相手の傷にしかなりません。
いかがですか?上司である以上「叱る」ことは怠ってはいけません。叱っても「見ている」ことや「認めている」ことが部下に伝われば、お互いにとって良い関係が築けます。よい仕事環境にしたいなら、「部下様」にも「上司様」にもならない、理想の関係が大切です。理想の部下を育てるためにも、ここは「叱り上手」になりましょう。
※この記事は2013年09月09日に公開されたものです