“おひとり様”できるお店の境界線「ラーメン屋はOK」「焼肉屋はきつい」

ひと昔前は「女性ひとりで飲食店に入るのは抵抗がある」という女性が多かったように思いますが、最近では「おひとり様」も増えてきています。しかし、どうしてもおひとり様しにくいお店もありますよね。おひとり様できるお店とできないお店、境界線はどこなのでしょうか。おひとり様経験のある働く女子たちに聞いてみました。

まずはおひとり様できる飲食店から。

■牛丼屋（30歳／出版）
「がっつり食べたいとき、牛丼屋は余裕で入ります。時間をかけて食べるようなものではないので、さっと食べてさっと出ます。あまり人目を気にしたことはないです」

基本、男性客が多い牛丼屋ですが、ほとんどの客がひとりで来ていて、黙々と食べている印象ですよね。みんな自分の丼に集中しているので、おひとり様女子も人目を気にしなくてよさそうです。

■ラーメン屋（25歳／アパレル）
「一年くらい前、ひとりラーメンデビューしました。のれんをくぐって入る瞬間は緊張したけど、どうしてもラーメンが食べたくて。今ではチェーンのラーメン屋さんなら気にせず入れるようになってきました。でも、頑固店長がやっているような、こだわりや独自ルールが多いラーメン屋はまだ難易度が高めです」

チェーンのラーメン屋は、ファミレスと似た雰囲気の店舗もありますよね。次は頑固店長系のラーメンにチャレンジしてみてください。

■喫茶店（25歳／建築）
「ひとりで喫茶店に行って本を読んだり、人に手紙を書いたりするのが好きです。喫茶店で友人と一緒におしゃべりするのも楽しいけど、ひとりで時間を過ごすのもよいと思います」

お気に入りの喫茶店は誰にも教えず、自分だけの秘密の場所にしておきたいこともありますよね。

続いて、おひとり様しにくいお店です。

■焼肉屋（30歳／出版）
「以前、チャレンジしてみたのですが、焼けていく肉をひとりで見ているのがすごく切なかったです。やっぱり焼肉やお好み焼きのような鉄板系は、みんなでワイワイ食べたほうがおいしいです」

難易度No.1と言っても過言ではないひとり焼肉。ひとり焼肉専門店もあるようですが、ひとりで焼肉を楽しむためには孤独を乗り切る修行が必要ですね。

■バー（34歳／メーカー）
「行きつけのバーにふらっとひとりで入る、っていうのにあこがれますが、敷居が高くて勇気が出ません。話す相手がいればいいけど、ひとりでもくもくとお酒を飲むのって居心地悪そうで……」

ひとりでバーに行ける女性はカッコいいですよね。ひと口にバーと言っても雰囲気やコンセプトはさまざまですので、まずはひとりで入れるようなお店探しからはじめるとよいかもしれません。

■回転寿司のお店（25歳／金融）
「日本版ファーストフードだとは思うのですが、マックは大丈夫でもそれが日本版である回転寿司となると入りづらいです。ファミリー層が多いから、ひとりがより浮いてしまいそう。コンベアに乗って流れてくる寿司って、アミューズメント的な感じもするので、誰かと一緒のほうが楽しめると思います」

なるほど、次はどのネタが流れてくるかというワクワクが回転寿司にはありますよね。

大きくわけると、食事だけを目的とする場所はおひとり様ができるお店、食事以外にも会話や雰囲気など、長居できて楽しめる要素が多い場所がおひとり様できないお店のようです。気楽におひとり様できるようになりたいという気持ちの反面、ひとりでの食事は味気なく感じ、誰かと一緒に食べたいという願望もあるのではないでしょうか。あなたはおひとり様できるお店とできないお店の違いはなんですか？

（姫野ケイ＋プレスラボ）

※この記事は2013年09月05日に公開されたものです