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人に好かれるあの子の秘密って? 「職場での人間関係をスムーズにする処世術」

三吉野愛子

同世代女子が気になるトレンド情報から、新商品、人気スポットなどまで、ランチタイムの話題にしたい、気になるあれこれをピックアップ!

仕事をしていく上で、職場での人間関係は重要な要素のひとつ。なぜか上司から気に入られたり、後輩から尊敬されたり、客先からのウケがよかったりする女子、あなたのまわりにもいませんか? どうしたら職場の人間関係で悩まずにすむかは、誰もが知りたいことですよね。今回は、なぜか人に好かれて得する女子のコミュニケーション術を解明してみました。



●人に好かれる大原則は、「笑顔・感謝・遊び心」
社会人なら誰でも挨拶はできますが、これに笑顔をプラスできる人は、どれくらいいるでしょうか。また、仕事上の事務的なやりとりでも、心からの感謝の気持ちやコメントを添えられる人は? かしこまった場面や多忙な中でも、場を和ませる遊び心を持っている人は? あなたのまわりの魅力的な人物は、そんな素敵な習慣を持っている人ではないでしょうか。笑顔と感謝と遊び心は、自分以外の存在への思いやりの証であり、相手の心を開く鍵となります。まずは自分の得意なものから取り入れましょう。

●「肯定的」かつ「柔軟」が、幸運を呼び込むキーワード
好かれて得をする人というのは、絶妙なタイミングでいい情報が入ってくる人、ピンチのときに助けてもらえる人、いいポジションに引き上げてもらえる人、などのことでしょう。でも、せっかくの善意や有益な情報が近づいてきても、当の本人が卑屈だったり頑固だったりしたら? 「あの人に言っても無駄」「かかわるだけ面倒」という印象をあたえると有益な情報は入ってこないので、できるだけ肯定的な態度で人と接し、価値観を柔軟にしておくことが大事です。

●「なんでもできる人」より、「助けを借りることができる人」になる
てきぱきとたくさんの複雑な仕事をこなす女性はスマートで素敵ですが、実はもっと素敵なのは、自分以外の人に活躍の場を作ってあげられる人。自分に苦手なことがあれば、できるように努力することも大事ですが、それが得意な人にサポートを求めることができれば、目的達成までの時間も短くなるし、相手に花を持たせることにもなります。自分のいいところばかりをアピールするのではなく、相手のいいところを引き出す気持ちでいると、あなたのそばにいると居心地がいいと感じる人が増えてくるでしょう。

●「人のせい」でも「自分のせい」でもない、「当事者意識」を持つ
人間関係でトラブルが生じたりストレスを感じたりしやすいのは、「人が悪い」という他罰傾向が強い人や、「自分が悪い」という自罰傾向が強い人。一見、真逆のようですが、実はどちらも犯人捜しをしているという共通点が。犯人捜しは、状況や人間関係を停滞させ、重苦しい雰囲気をもたらす傾向があります。逆に当事者意識を持つことは、その状況にかかわる人たちの気持ちをまとめ、負担を軽くする作用があります。望まない状況下でも、会社や上司や部下やお客様のせいにせず、「そのとき自分には何ができるか(できたか)」という姿勢を示すことで、自然と重要な場面への引き合いが強くなってくるでしょう。

●奥の手は、「嫌われることを怖れない」こと
どんなに好感度を上げようと努力しても、万人に好かれるのは難しいもの。むしろ、あなたを好きだという人が増えれば、嫌いだという人も増えるのがふつうです。人より目立ったり得をしたりすることは、いつも嫉妬や批判と背中あわせだと考えましょう。それでも自分のファンを増やしたい、人とつながりを持って有意義に過ごしたいと思うなら、逆説的ですが、「嫌われる覚悟」というタフな気持ちを持つことも必要です。あなたの魅力が際立つほどに、強力なサポーターが必ず現れるはず。

(心理コーディネーター:三吉野愛子)

※この記事は2013年08月30日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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