お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

治験は副業!? 社会人の治験参加理由1位は「金銭面」

治験に参加した理由

株式会社ヒューマは、治験の実態を調査するため、同社が運営する治験情報サイト「ボランティアバンク」の会員を対象に、「治験のイメージアンケート」を実施した。有効回答は954名。

同調査によると、治験参加経験者は619名、その内社会人治験参加者は358名だった。治験は新薬以外にも、食品や美容品にも必要となる場合がある。比較的時間の都合がつきやすい食品・美容品治験は社会人参加者が中心的になってきているという。今回は社会人治験参加者に焦点を絞った。

社会人治験参加者に治験の参加理由を尋ねたところ、「金銭面」(58.9%)と「健康の管理・向上」(53.1%)と回答した人が半数を超えた。「給料が減らされているので、その補填として利用している」という回答も見受けられ、副業として利用している人がいることがうかがえる。また、「詳しい健康診断が受けられるので、自身の健康の管理やチェックとして魅力的」という回答も多く、空いた時間にお金を稼ぎながら、同時に健康のチェックもできるというメリットを感じて治験に参加している人が多いようだ。

ちなみに、治験における謝礼金は、基本的に病院に来院して検査を受けた回数に比例して増え、1回の来院につき7000円~1万円程度の負担軽減費(謝礼金)が支払われるのが一般的。治験はただ病院へ来院するだけではなく、治験ごとに食事制限や日々の生活状況の日誌記入など、守らなければならない制約事項が発生することがあるため、これら全てを含めての謝礼金だと考えると、決して高額とはいえない。

社会人治験参加者に、また治験に参加したいか尋ねたところ、実に97.8%が「また参加したい」と回答。高額の金銭が期待できるわけではなくても、いつでも気軽に参加でき、お金を得られ、かつ健康の管理にもつながる治験は、社会人にとって十分魅力的な副業の選択肢であるということが証明された形となった。

また治験に参加したいと思いますか?

※この記事は2013年08月21日に公開されたものです

SHARE