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出産時にもらえるお金っていくら? 知っておきたい「出産」のこと

家族にとって最高にハッピーな、新しい家族誕生のとき。幸せな瞬間をさらに安心なものにするために知っておきたいのが、出産にまつわるお金のこと。出産前に心構えをしておきたいことや、知っておきたいお金のことをまとめました。

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■出産による環境の変化

 

一番大きいのは、夫であるパートナーとの関係。これまでは結婚前の延長で、2人だけのコミュニケーションを大切にしていれば良かったけれど、子どもが生まれてからは「父と母」として、家族のコミュニケーションを取っていかなければなりません。それぞれの役割分担や育児の方針について話し合っておきましょう。また、育児に慣れるまでは、何かと時間がかかります。これまで当たり前にこなせていた家事や仕事が思い通りにいかなくてもイライラせず、「やれる分だけやろう」と割り切ることも必要です。

 

■出産前の準備

 

出産後しばらくは、外出することが難しくなりますので、産後すぐに必要となるベビーグッズや食料品は出産前に準備しておきましょう。ネットでの購入方法を調べておくのも良いでしょう。

 

■出産時の費用はいくらぐらいかかる?

 

2009年に厚生労働省が発表した調査によると、出産にかかる費用の全国平均は42万4千円でした。出産時には、健康保険から「出産育児一時金」が子どもひとりにつき42万円支払われますので、実際の負担額はあまり多くありません。入院は1週間程度のことが多いですが、中には2泊3日といった短期入院を奨励する病院もあります。帝王切開は別途料金がかかりますが、健康保険が適用されます。

 

 ■出産後に必要な手続きは…

 

まず、「出生届」と「健康保険の加入」が必要です。また、出産に関して国や自治体から支給されるお金は、健康保険からの「出産育児一時金および出産育児付加金」のほか、乳幼児の医療費を助成してもらえる「乳幼児医療費助成」や児童手当。働いている女性には「出産手当金」「育児休業給付金」の制度もあります。それぞれ、出産後いつまでに届けを行うのかが異なるので必ず確認しましょう。

 

「ゴージャスな出産を選ばなければ、出産時の費用は出産育児一時金プラスアルファでまかなえます。ベビー用品も出費として気になるところですが、知り合いから不要になったものをもらったり、レンタル業者を利用することもできますよ」と中村先生。

 

→[次ページへ]仕事復帰するか退職するか、決めるのは出産後がいい?

 

■監修 中村芳子さん

ファイナンシャル・プランナー。日本の女性ファイナンシャル・プランナー第1号。現アルファアンドアソシエイツ代表。著書に「女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方」、「結婚したら、やっておくべきお金のこと」など著書多数。
http://www.al-pha.com/fp/
http://www.mizuhobank.co.jp/ouchi/index.html

 

※この記事は2013年08月23日に公開されたものです

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