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ビジネスシーンで心得ておくべき、敬語はたった3種類

ビジネスシーンにおいて美しい言葉遣いは必要不可欠です。社会人たるもの、正しい敬語を話すことは最低限のマナーですよね。日頃何気なく使っていた敬語が実は間違っていたなんてケースは良くあります。あなたは相手や状況に合わせた敬語をきちんと使えていますか?

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3種類の敬語

敬語は大きく分けて、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。「美化語」を加えて4種類、「謙譲語」を細かく分類し、5分類とする場合もあります。

尊敬語

尊敬語は、相手自身や相手の物や行動を高めて敬意を表す言葉です。相手の呼び名や動作を示す動詞等に使用します。

謙譲語

謙譲語は、自分自身や自分の行動を謙遜してへり下ることで、相手を高めて敬うと言う日本人独特のセンスを持った表現方法です。

丁寧語

丁寧語は、聞き手に直接敬意を表す敬語です。相手への敬意を表す際に「お・ご・御」等の接頭語を付け、語尾は「です・ます・ございます」でくくります。

美化語

美化語は、「お茶」「ご連絡」というように、「お」や「ご」を言葉の頭につけて、相手により丁寧な印象を与えるものです。

敬語の使い分け

ビジネスシーンで最も気をつけなければいけないのは、社内と社外では敬語を使い分けるということです。社内で上司に敬語を使うことは基本中の基本ではありますが、一歩社外で出ると上司も部下も同じグループの一員になります。取引先の人やお客様に対して、自分の上司について話す場合には敬語を使う必要がありません。

尊敬語と謙遜語の区別

敬語が難しいと言われる理由に、尊敬語と謙譲語の区別がつきにくい点が挙げられます。まず、どちらも相手が目上の場合に使う敬語だと理解してください。相手を言葉で敬う方法には2種類あります。尊敬語は自分の立場を変えないで相手を持ち上げるようにすることであり、謙譲語とは相手の立場を変えないで自分が下にさがる方法です。仮に「食べる」と言う言葉を尊敬語にしたかったら「召し上がる」が尊敬語になります。資料などを目上の相手に手渡す時は「ご覧になってください」が正しい尊敬語です。間違っても「拝読(はいどく)してください」とは使わないようにしましょう。反対に謙譲語は自分が主語で話す時に使いますので、「食べる」を謙譲語にしたかったら「頂く(いただく)」になります。「言う」の場合は「申し上げる」になります。

二重敬語にご注意を

【×お召し上がりになる→○召し上がる・お食べになる】

【×お越しになられる→○お越しになる・いらっしゃる】

【×お会いになれる→○会われる・お会いになる】

【×お帰りになられる→○帰られる・お帰りになる】

【×拝見させて頂く→○拝見します】

丁寧過ぎる二重敬語は、ビジネスシーンにおいても逆効果になりますので気をつけましょう。

※この記事は2013年08月01日に公開されたものです

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