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「魅力的な宿泊施設が多かった」1位大分県 じゃらん宿泊旅行調査2013

地元ならではのおいしい食べ物が多かったランキング

じゃらんリサーチセンターは、全国1万5,487人の宿泊旅行者を対象に、「じゃらん宿泊旅行調査2013」を実施した。同調査は、出張・帰省・修学旅行などを除いた観光などを目的とした宿泊を伴う旅行実態を把握するために行っている調査で、今年で9回目の実施となる。

同調査によると、2012年度(2012年4月~2013年3月)の宿泊旅行実施率は55.8%と、前年度より1.8ポイント減少した。1年間の旅行実施回数は前年度より0.07回増と微増したが、全国の延べ宿泊旅行者泊数(人泊)は前年度比2.3%減の約2億3,445万人泊と、震災前の水準に届かなかった。

宿泊旅行にかけられた費用総額は約6.9兆円で、前年度(震災直後の1年)から1.1%増の回復。大人1人あたりの1回の宿泊旅行にかけた費用は4万7,600円で、前年度より1,000円上昇(宿泊・交通で800円増)。月別前年度比較では、繁忙期の7月、8月で各2,800円増、12月で3,300円増となった。

都道府県別の延べ宿泊旅行者数は、震災直後の“西高東低”から東へシフトした。増加数1位の東京都は206万人増と5年ぶりに増加。2012年5月東京スカイツリー開業、10月東京駅丸の内駅舎保存・復原工事完成、そのほか商業施設オープンなどの影響か、大きな伸びをみせた。2位の北海道は81万人増と調査開始以来初めての増加となった。

LCC(格安航空会社)元年の2012年度は、飛行機利用旅行が延べ90万人増。東北新幹線の健闘で関東-東北間を中心に、新幹線・特急列車利用が延べ68万人増。一方、自家用車利用は延べ473万人減となった。

一方、一人旅は調査開始以来、8年連続増加し14.5%。女性よりも男性が高く、35~49歳男性は、調査開始時点から8.6ポイント上昇し、20.9%となった。

テーマ別・都道府県別の魅力度ランキングにおいて、地元ならではのおいしい食べ物が多かったのは、1位「沖縄県」、2位「北海道」、3位「石川県」。北海道、石川県など、刺身・魚介類一般・カニ・ウニ・エビほか、地元でとれる新鮮な海の幸、ブランド肉など、素材名が多く挙げられるエリアと、沖縄県では「ソーキそば」、香川県では「讃岐うどん」など、郷土料理やご当地グルメ、地元にしかない有名ローカル店舗の固有名詞が多く挙げられているエリアが目立つ。全国的に、ご当地ラーメン、そばが数多く挙げられる傾向にあった。

魅力のある特産品や土産物が多かったランキング

魅力のある特産品や土産物が多かったのは、1位「沖縄県」、2位「京都府」、3位「北海道」。1位沖縄県では「ちんすこう」、2位の京都府では「八つ橋」、3位北海道では「白い恋人」と、各県上位のご当地定番お裾分けお菓子の強さが伺える。全国的に、加工食品を中心としたご当地グルメが数多く挙げられている。通販などでお取り寄せも可能な時代となったが、旅のお裾分けは、旅先で購入したご当地食が定番のようだ。

魅力的な宿泊施設が多かったランキング

魅力的な宿泊施設が多かったのは1位「大分県」、2位「沖縄県」、3位「神奈川県」。全国的に、老舗温泉地名自体や、「源泉かけ流しの宿」という総称を記載する人も多い。エリアを代表する老舗宿泊施設や、リゾートホテルの固有名詞が多く挙げられている。また、コメント数自体は少数ではあるが「キャンプ場」が記載されているエリアもあり、宿泊形態の多様化を感じさせる結果となった。

※この記事は2013年07月23日に公開されたものです

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