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参院選直前。フィフィからのメッセージ「自分の世代だけではなくて長い目で見ること……」

待機児童問題や、安倍政権の打ち出した女性手帳、育休3年案、取り沙汰される「マタハラ」の実態。出産とその後の働き方について悩みを覚える女性は少なくありません。テレビやネット上で歯に衣着せぬ発言が注目を集めるフィフィさんもワーキングマザー。日本女性の出産と、その後の働き方についてフィフィさんの意見を伺いました。

「いま大事なのは物なのか、それとも長い目で見た制度なのか」



編:先ほど妊娠について教育の話がありましたが、参院選を間近に控え、20代、30代の女性たちへメッセージはありますか? 

フ:子ども手当てとかに流されて、そういう時だけは投票率が上がるんだけどね。本来先にやるべきことは制度の改革だったんだけど、先にばら撒きをして票を欲しがる政党もあるわけです。そこをもう少し見極めて、いま大事なのは物なのか、それとも長い目で見た制度なのか。

例えば物で与えられると、子ども手当っていうのはいつでも切られてもおかしくないんですよ、与党が変われば。だけど制度というのは一度作って根付いていくと、後の若い人たちのためにもなる。だから、育児や出産に関してお金ではなくて制度として根付くためのものを期待して、そういうところを応援してあげられるといいんじゃないかと思います。

わたしは日本には投票権がないけど、自分の世代だけではなくて長い目で見るということが大事なのかもしれないと思う。こういう子育てがしたいから、制度を整えてほしいともっと要求するようにしていけば、制度をマニフェストとして打ち出す政党がもう少し増えると思う。まだそこの訴えかけが弱いんだろうね。

編:どうもありがとうございました。

 


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【フィフィ プロフィール】
1976年2月22日生まれ。エジプト人の両親の間に生まれ、2歳で来日。大学卒業後、音楽制作会社に就職。2001年に日本人男性と結婚。2005年に男児を出産。同年からバラエティー番組などに出演し、その発言が注目を集めている。国籍はエジプト。ツイッターアカウントは@FIFI_Egypt

※この記事は2013年07月19日に公開されたものです

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