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熱中症による救急搬送が昨年6月に比べ2.3 倍 消防庁による救急搬送のまとめ

熱中症搬送人員年齢区分(構成比)

全国の熱中症による救急搬送の状況を調査したところ、平成25年6月、熱中症による救急搬送患者は全国で4,265人だった。(消防庁まとめ)これは、一年前の同月(1,837 人)と比較すると2.3 倍であることがわかった。

その内訳を年齢別にみると、65歳以上の高齢者が最も多く2,108人で49.4%、次に成人が1,479 人で34.7%、少年が617 人で14.5%、乳幼児が最も少なく60 人で1.4%だった。

熱中症搬送人員初診時傷病程度(構成比)

熱中症による、初診時の程度は、入院を必要としない軽症が最も多く2,777 人65.1%、次に中等症 1,344 人が31.5%、3週間の入院加療を必要とする重症が97人2.3%、死亡 は4 人で0.1%だった。

平成25年6月都道府県別人口10万人当たりの熱中症傷病者搬送人員(グラフ)

また、都道府県別に搬送人数をみたところ(人口 10 万人当たりの熱中症搬送人員)最も多かったのは沖縄県で13.14 人、次に岡山県の8.94 人、秋田県は6.63 人との結果となった。

高齢者は屋内でも熱中症になることが多く、熱中症予防のためにはこまめな水分補給と暑さを避けることが第一だ。また、急な暑さにも注意が必要だ。消防庁では、熱中症への注意を呼びかけ、全国の救急搬送の状況を消防庁熱中症情報内にて速報値により公開している。

※この記事は2013年07月17日に公開されたものです

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