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92%が「ボーナスより月給が上がってほしい」 賃上げに関する調査

民間のシンクタンク機関、株式会社産労総合研究所は賃上げに関するインターネット調査を行った。調査の実施は2013年5月、対象者は従業員100人以上規模の企業に勤務する20~60歳代の正社員200人。

9割が「ボーナス」よりも「月給」が上がってほしい

月給とボーナスのどちらに上がってほしいかという設問については、92.0%が「月給が上がってほしい」答えており、圧倒的多数が月給のアップを望んでいる。それに対して、「ボーナスに変化はない」は45.5%、「月給に変化はない」は49.5%となり、半数近くがボーナス、月給ともに特に上がってはいないという現実がわかる。

勤務先の従業員規模、年齢区分および組合の有無別に見た「今年のボーナス」

勤務先の従業員規模、年齢区分および組合の有無別に見た「今年の月給」

ただし、20歳代、30歳代では「月給が上がる」が36.6%と、他の世代よりも高い。また、「月給が下がる」についても40歳代17.1%、50歳代14.6%、60歳代22.2%に対して、20歳代4.9%、30歳代9.8%と低い割合となっている。月給に「変化はない」が多い中でも、若い世代においては月給に関しては上がっている企業もあるようだ。

勤務先の従業員規模、年齢区分および組合の有無別に見た「賃金上昇分の使い道」

また、上がった給料の使い道に関しては、どの世代においても「なるべく貯金したい」が3割前後と、全体的に無駄遣いをしない保守的な傾向が読み取れる。年代別に見ると、60歳代については、「旅行や外出などのレジャーに使いたい」が38.9%と、他の世代と比べて突出しているほか、40歳代では「子どもの教育や学費などに充てたい」が26.8%、30歳代では「住宅ローン等の支払いに充てたい」が26.8%となるなど、年代によって上がった給料を何に使うか、一部違う傾向もうかがえる。

年齢区分別にみた「働きぶりと賃金」

まとめ

なお、どの年代でも約6割が、自分の世代は「働きぶりに対し賃金が低い」と考えているという結果が出ており、自分の給料の金額に満足していないことがわかった。

※この記事は2013年07月16日に公開されたものです

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