お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

マッサージすると激痛がはしるのは病気?「固まった筋肉に圧をかけるから痛む」

一日中、パソコンに向かって仕事をしていると体の節々が凝り固まっていきますよね。しかし、疲れを取るために、整体やマッサージに行って施術を受けると、ものすごい激痛が! この痛みは凝りがほぐれている証拠!? それにしても、なぜこんなにも痛いのか……。体の中に何が起きているの? そこで、マッサージについての素朴な疑問を「美容整体サロン Smart」の恩田孝行さんに聞いてみました!

●そもそも“凝っている状態”ってなんなんですか?

「ゴムをイメージしてください。ゴムって、伸縮自在でしなやかですよね。でも、ちゃんと使っていないとだんだん伸びが悪くなって、切れたりする。これは筋肉と同じなんです。筋肉も使っていないと、老廃物が溜まっていき、固まってしまいます。これが凝るということです」

●凝ってる場所を押されると、なぜ痛いんですか?

「凝ってるということは、老廃物などが溜まって、血流が悪い状態ということですよね。血流が悪く、しかも筋肉が固まっている状態。固くなっているところに圧をかけるから痛くなるんです」

●マッサージをされて、くすぐったくなるのは、どういう状態なんですか?

「それも、痛く感じるのと一緒で、あまりいい状態ではないですね。マッサージをされると痛気持ちいいくらいが理想の状態です。体の状態がいい人は感覚が鋭いから、ちょっとでも辛くなるとわかるんです。だからこそ、こまめに体を動かしている。『全然凝っている感じがしないから私は大丈夫』と言っている人は要注意ですよ。体の感覚が鈍り過ぎて気づかないだけ、という可能性がありますから」

●自分でマッサージすると、内出血することがあるのですが……。

「強くポイントを押しすぎですね。例えば、指でマッサージしたときに、指先に力を入れたら筋肉を痛める原因になります。手の平全体を使って揉み込むようにしてマッサージするのがいいですね。人間の体は、運動して疲れるのはもちろんだけど、実は動いていなくても筋肉は疲れているんです。立ってるだけで、200個くらいの筋肉が緊張していますから。動かない状態で疲れが溜まると、筋肉が固まっていくので、気づいた時にストレッチするなどして、体をゆるめてあげましょう」

まとめ

痛みと凝りは表裏一体。マッサージのときに感じる痛みこそが体の悲鳴なのかも。とはいえ、マッサージや整体に毎日行くのは限界があるし、先生の言われた通り、日常的に自分自身で凝りのケアをしていこうと思います!

取材協力

美容整体サロン Smart

(取材協力:恩田孝行、文:中村未来/清談社)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.17)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2013年07月16日に公開されたものです

SHARE