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男性にとって父親は、どんな存在?「30を越えると父の影響が薄くなる」

父親と息子が仲良くしている姿の象徴といえば、やっぱりキャッチボール。しかしたまには見るけど、そんなには見たことがないという人も多いはず。

平均的な男性にとって、父親とは、一体どんな存在なのでしょうか?

父親は、息子にとって最大のライバル

父親は、息子にとって、人生を賭けて乗り越え、勝たなければならない最大のライバルともいえる存在です。なぜ父親がそのような最大のライバルになるのかというと、アイデンティティーの確立と関係があるようです。

男性は父親と肩を並べることができて、初めて自分のことを一人前だと感じられるようになります。ただし一人前になるだけでなく、父親より強くなったと感じて、初めて自分のことを「強い」と認識できるようになるのです。

そのため意識していないように見えても、心のどこかで父親のことを意識しており、父親より強くなったかどうか確認するということがあります。

父親の背中を見て育った息子ほど、父親を尊敬する理由

「親の背中を見て、子は育つ」という言葉がよく聞かれますが、息子の場合は、特に父親の背中に、「自分の手本」としての役割を求めます。

父親は男性にとって、どのように男として生きていけばいいのか、人としてどのように生きればよいのか、その手本となるべき存在なのです。ただし、よい手本となれる父親もいれば、そうでない父親もいます。

息子の手本にかなった父親は、息子からライバル視されながらも、同時に尊敬もされます。一目置いている「すごいライバル」という存在になります。

しかし、この手本にかなわなかった父親は、「あんなやつにはなりたくない」という、逆手本とされてしまい、父親より強くなることは意識しつつも「父親がライバル」であることを、男性は無意識に隠そうとします。

男性は30代を越えると、父親の影響が徐々に薄くなっていく

男性は30代で父親の影響を取り払い、自分の責任で何かを全うするためのポジションを確立するのが、一番よいとされています。なぜならば息子が30代なら、父親は50代以上の中年期に入っており、既に何事かを成し終えて落ち着く時期に入っているからです。

乗り越えるべき最大のライバルが、人生の収穫期に入り、腰を落ち着けに入ってしまうと、父親をライバルとしてとらえていた息子は、たちまち戦う相手を見失ってしまいます。
そのため男性は、30代でやっと父親へのライバル意識をなくすことができ、本当の意味で、自分の人生を自分でどう戦い、勝ち取っていくかということに意識が向かうのです。

父親と男性の関係がいいのか悪いのか?女性からしてみれば、わからないこともきっと多いはず。

しかし仲が悪そうに見えても、なんとなく「似たモノ親子」だったら、それは息子である男性が、きっと父親をしっかりお手本にしてライバル視しているということかもしれません。

※この記事は2013年07月15日に公開されたものです

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