仕事で失敗しても、次は必ず成功につなげられる「LEAD法」とは?
働いていれば、時にどれだけ気をつけていても、失敗することは誰にでもあることです。しかし、“失敗したまま”終わらせていませんか?次の機会に必ず“成功”させるためにも、失敗から学ばなくてはいけません。
まずは原因を探すこと
なぜ失敗したのか、どうして失敗したのか…。次の成功につなげるにはどうして失敗したのか、その原因を知る必要があります。原因が明確になれば次の機会にはどうすればうまくいくのかがわかりますし、
原因がわかっていれば同じような失敗を繰り返すこともなくなるでしょう。
成功と失敗には4つの要因がある
心理学者のワイナーは、成功と失敗には4つの要因があると提唱しています。
1.本人の能力
成功志向の人は成功した理由を『努力のたまもの』と思い、失敗すれば努力不足と考えます。失敗回避の人は成功を『運』が良かったと思い、失敗を自分の先天的な能力不足と考えます。
2.本人の努力
成功志向の人は自分の成功を『努力のたまもの』と思っている通り成功のために努力をしますが、失敗を回避しようとする人は成功を『運』任せにし、努力しなければいけないと思っているにも関わらず、そのプレッシャーを先天的な理由が原因だと思い回避しているのです。
3.チャレンジした課題の難易度
成功志向の人は、成功率が五分五分のチャレンジを好む傾向にあり、失敗回避をする人は成功率がよほど高いか、はたまたかなり低いかのチャレンジを好むといわれています。
4.運
成功志向の人は自分に見合った課題を選択し、運には頼らず成功のために努めます。しかし失敗回避の人は失敗した時の責任を恐れ、自分の能力よりもっと難易度の低いものか、逆に難易度が高すぎるものを選ぶ傾向にあります。
成功する人は成功のために努力し、自分の能力に合った課題を選んでいます。失敗を回避しようとするのではなく、成功のために努力し、成功のための方法を考え動ける人が成功を手にするのです。
LEAD法を利用して失敗から次の成功までを導く
LEAD法とは、アメリカのコミュニケーション専門家が唱えた問題解決のための方法で、4つのステップの頭文字を取ったものです。
●L→LISTEN:原因を見つける
直訳で“聞く”ことですが、これは今回自分に何が足りなかったのか、失敗に至った原因を見つけ出すことです。自分の失敗を認め、失敗に向き合いましょう。
●E→EXPLORE:掘り下げる
失敗してしまった原因、問題点について、掘り下げて考えます。次にどうすれば成功につながるのか、解決方法を模索していきます。
●A→ANALYZE:分析する
先ほど掘り下げた解決方法を冷静に分析し、さらにしっかりとした解決方法について考えていきましょう。
●D→DO:行動に移す
分析して見つけた解決方法を、実際に試していきます。
LEAD法は繰り返し行っていくことで、効率よく、前向きに失敗と成功をとらえていけるようになります。初めのうちはスムーズにいかないかもしれませんが、この方法が習慣になれば、スムーズに成功への道を探せるようになるでしょう。
いかがでしたでしょうか?失敗は成功のもと、次の成功への糧だと思って向き合っていきましょうね。
※この記事は2013年07月14日に公開されたものです