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赤い恋人、どあらの恋人、二次元の恋人!? 「白い恋人」に続く「ご当地土産」の実態

マツコ・デラックスと村上信五がMCを務めるのトークバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列)。ここでは、7月8日の放送の「全国のお土産問題を調査した件」の中で取り上げられた「恋人だらけ問題」にクローズアップしてみます。

「お土産」「恋人」というワードが揃った時にまず思い浮かべるのは、言わずと知れた北海道の鉄板土産「白い恋人」でしょう。この商品名は、創業者がスキー帰りに降ってきた雪を見て、「白い恋人たちが降ってきたよ」と話したのがきっかけだそうです。

……で、肝心の「恋人だらけ問題」とは、全国47都道府県中なんと45都道府県に「○○の恋人」と名乗るお菓子の土産が存在するという、驚愕の報告でした。「2匹目のドジョウ」とは言いますが、さすがに「45組目の恋人」とは……。しかし、これだけ同じような名前のお菓子があれば、中には必ずユニークなものも紛れているはず! そこで、全国にどんな「恋人」土産が存在するのかを調査してみました。

●黒い恋人
北海道のお土産で、黒豆を練りこんだチョコレートでとうきびをコーティングしたお菓子。この「黒い恋人」というネーミングは、あさひかわ農業協同組合が20数年前に取得した商標登録からきているそうです。

●赤い恋人
こちらもいわゆる「色ちがい」。こちらは、博多の辛子明太子と生芋こんにゃくを練り上げて作られた、博多めんたいこんにゃくです。北海道から遠く離れた九州で作られ、クッキーでもチョコでもないこの商品。ここまで「元ネタ」と離れれば、もはや別物にも見えてくる!?

●面白い恋人
吉本興業の子会社である株式会社よしもと倶楽部が販売している、みたらし味のゴーフレット。一時期はそのネーミングから本家の「白い恋人」との訴訟にまで発展しましたが、後に販売地区を関西に限定するなどして和解。なんと、訴訟後の売り上げは約8倍にもなったという、大阪人気土産です。

●どあらの恋人
こちらは名古屋のお土産。「どあら」とはコアラをモチーフにした中日ドラゴンズのマスコットの愛称です。マスコットとして人気の高いどあらまでが、なぜ「白い恋人」を追いかけたのかは謎の残るところ。

●二次元の恋人
秋葉原土産のショコラパイ。さくさくのパイ生地を、ビター&ホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子で、メイドイラストの包装が目印となっています。ここで言う二次元とは漫画やアニメのことを指しますが、アキバにはよく馴染むネーミングであることは間違いありません。

●地名の入った恋人(たち)
佐賀の恋人、島根の恋人、和歌山の恋人、奈良の恋人、大阪の恋人、京都の恋人、黒部の恋人、飛騨の恋人、静岡の恋人、千葉の恋人、群馬の恋人、茨城の恋人、福島の恋人、松島の恋人、平泉の恋人、岩手の恋人、秋田の恋人……。

ちなみに、これらの中身はほぼランクドシャタイプのクッキーのようです。

全国に散らばる様々な恋人たち。これからは旅先の土産物屋さんでどんなご当地「恋人」土産があるかチェックするのも楽しそうです。ちなみに本番組の調査によると、「恋人」土産商法に取り組んでいないのは、埼玉県と鳥取県の2県だけとのこと。両県にいつ恋人が降臨するのか、はたまた孤高のプライドを保ち続けるのか……。こちらの動向も気になるところです。

(齊藤かおり/サイドランチ)

※この記事は2013年07月10日に公開されたものです

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