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「言われたことはすぐ直すけど、応用力はない」新人が増加傾向 「企業人としての意識」調査

研修・コンサルティング会社、株式会社ジェックは、同社担当の各社新入社員研修の受講生約1900名に対し、「新入社員『企業人としての意識』調査」を研修内において実施した。

今年度の新入社員の傾向を振り返ると、昨年同様「素直でまじめ。学習能力が高く、親和欲求が強い」「平均化傾向、失敗を恐れる傾向がさらに強くなっている」ことは変わっていないようだ。就職活動が厳しく、“やりたいことがあっての入社”ではなく“とりあえず入社”の傾向。結果、早く会社から求められる姿になるための「修正力」が高まったと考えられる。昨年は「空気を読む」「平均化傾向が強まっている」という傾向が見られたが、さらに突出しないようにする傾向が高まり、「正しいことでも他人から悪く思われるようなことには手を出さない方がよい」と考える回答が増加傾向になっている。

その一方、誤りを素直に認めなかったり、あるいは誤りそのものを正当化しようとする傾向が見られた。服装の乱れ、言葉遣いの誤りを指摘すると、その場では従うが、周りのメンバーに「これくらいは、いいよね?」「これくらい、普通に使っているよね?」と同意を求め、その後は元に戻ったり、手をまっすぐ上げていないということを指摘すると「まっすぐ上げていました」と否定したりする。

企業人として重要な 「5つの意識」経年変化

以上を踏まえ、プラス点をまとめると「グループワークなど一般的なコミュニケーション能力が高い」「教えるとすぐに実行できる(修得が早い)」「集団になって勢いがつくと、大きなパワーを出せる」「役に立ちそうなことはできるだけ吸収しようという意識が高い」「修正能力が高い(納期厳守、報告・連絡・相談、意思表示など)」などが挙がり、逆に気になる点は「周りを見ながら様子を見る傾向が強い」「会社に入ったら○○しなければいけない、やらなければ、という覚悟・開き直りがある」「内ズラと外ズラを使い分ける(コース中は企業人らしい言動、コース外は学生意識がぬけない)」「注意をされると正当化する」「実行に移す際に不安を感じやすい」などが挙げられた。

※この記事は2013年07月03日に公開されたものです

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