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生理、冷え、ストレス、血の巡り……疲れた子宮環境を回復するコツは?

妊娠・出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠・出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさんに見ていただければと思います。

私たち現代人は初経が早まり、初産の平均年齢は30歳を超えています。昔は5~6人産みましたから、長い期間生理は止まっていましたが、いまは2人ほどに数が減り、生理の止まる期間は限られています。そんな私たちの子宮環境を守ることはできるのでしょうか? こころとからだの元氣プラザの婦人科医・永田順子先生に聞きました。

◆疲れた子宮環境を回復するコツは? ピルや漢方薬を活用!

子宮内膜症や子宮筋腫などを発症する女性が、昔に比べて増えているという見方があります。原因として昔の人に比べて生理の回数が増えたことや、婦人科系の病気が増える30代まで子どもを産まないことが多くなったからだといいます。早くから妊娠・出産をしている人のほうが子宮内膜症にはなりにくい傾向があるそうです。

もしすぐに妊娠を希望する人でなければ、ピルによって生理をコントロールするのは有効な手段。ピルで卵巣を眠った状態にして排卵を抑制しますから、安全に休ませることができます。卵巣は、排卵によって表皮が破れ、そこが修復されますが、それが卵巣がんのひとつの原因ともいわれています。そのためピルを使うと卵巣がんのリスクを減らせるそうです。

ピルを使うと出血量も減りますから、生理痛もぐっと楽になります。出血量が減るので貧血が抑えられるので一石二鳥。生理痛がきつい人の場合は、さらに漢方薬を使って血流をよくするとやわらぐことが多いそうです。

2.【子宮環境を悪くする要因がいっぱい?】

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