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Facebookはまるで詐欺師の楽園!? 急増するSNS詐欺から身を守る3つのポイント

Facebook、Twitter、mixiなど、SNS(ソーシャルネットワークシステム)は今や生活の一部。でも同時にSNSを利用した詐欺が増えているのも事実です。そこでSNS詐欺の実態を、トラブル解決のエキスパート、SP解決センターの山内俊介調査員に聞きました。

どんな被害が出ているの?

―急増するSNS詐欺、SP解決センターへ相談にくる被害者の7割は女性だそうですが、具体的にどんな被害が出ているのでしょうか?

「多いのはやはり“結婚詐欺”や“SNSで知り合った人にストーカーされている”というケースですね。ほかには“ニセ芸能人が近づいてきて出会い系サイトに誘導され、高額な利用料を払ってしまった”“個人情報を勝手にネット上に流された”“架空のもうけ話を信じて高額の商材を買ってしまった”なども多いです」

―SNSの中でも、Facebookはなんと“詐欺師の楽園”とまで呼ばれているそうですが、なぜそんなに被害が多いのでしょうか?

「Facebookは原則として本名で登録しますし、居住地や勤務先を公表している人が多いので個人情報が取得しやすいんですね。特に職業が公務員や医療関係の人は“安定した収入がある”と思われるのでターゲットになりやすいです」

加えてFacebookは書き込まれた内容から趣味や弱点もわかるので、詐欺師にとっては情報の宝庫なんだそうです。

騙されないために何をすればいいの?

―ではFacebookで被害にあわないために何に気をつければよいのでしょうか? 山内さんは以下の3つをあげました。

(1)勤務先は「友人のみの公開」にするなどしてセキュリティレベルを高める
職業を公開することで交際範囲を広げたいという人も多いと思いますが、特に狙われやすい「公務員」や「医療関係」の人は、一般公開しないほうが賢明だそうです。

(2)知らない人からの友達申請は受けない
犯人は偽名を使って「以前、○○でお会いした…」などと、職業から検討をつけた出会いを勝手にでっち上げて申請してくるケースが多いそうです。記憶にない場合は承認しないか、より詳しい情報を求める質問メールを送ってみるとよいそうです。

(3)居場所が特定できる情報は載せない
自宅や職場近くのよく行くレストランなどで食事をするたびに、「今日も○○でランチ」などと書いていると、行動範囲が特定できてしまうので危険だと言います。

SNSはきちんと危険を知った上で上手に楽しめば世界を大きく広げてくれます。山内調査員の言うように、自分でセキュリティレベルを上げることが存分に楽しむコツのようです。

(ロックスター高橋)

取材協力 SP解決センター 山内俊介調査員
SP解決センターは、どんな問題にも対応するトラブル解決のプロ集団。年間3万件の相談実績を誇り、24時間無料相談を受けつける。山内調査員はさまざまな詐欺のほか、DV被害、近隣トラブルなどでも活躍中で、メディア出演も多数。

※この記事は2013年06月18日に公開されたものです

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