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「恋愛ネガティブ系男子」に有効なアプローチ法5つ

三吉野愛子

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昨今、巷には恋愛に奥手な男性があふれていますよね。「彼といい感じなのに、なかなか関係が進展しない」「脈がありそうなのに、彼が受け身で自分からは誘って来ない」……などの悩みを持つ女子は多いもの。そんなシャイで消極的な「恋愛ネガティブ系男子」にアプローチするコツについて紹介します。



●「恋愛ネガティブ系」が増えたのは、男性の多様化のあらわれ!?

文明の発達によって便利になった世の中では、力仕事は機械やコンピュータが担い、男性がシンプルな男性性を求められる機会が減っています。一方で女性たちは、社会で生き抜くために少なからず男性化を迫られます。男女の在り方が多様化する中、男性化しつつある女性と協調できる存在として、草食系の男性の存在がクローズアップされてきた背景があります。とはいえ、いくら男女が多様化しようとも人間関係の基本は同じ。相手をよく観察し、自分の性格やタイプをよく自覚することが関係を築く一歩です。その上で、従来の女性らしさや男性らしさにとらわれない柔軟な価値観で歩み寄ることができれば、さらに幸せに近づくのではないでしょうか。そんな彼と関係を進展させるコツとは……

1.「男性からアプローチすべき」の思いこみを捨てる
社会で活躍する女性と協調するため、男女の区別なく子育てに関わる男性が増えています。また、肉体的なつながりより精神的なつながりに重きをおく男性も存在します。そんな中で、恋愛のはじまりにおいてだけ、「男性っていうのは、積極的に女性を求めるものでしょ」と昔ながらの理想を押しつけるのは、男性にとっては困惑の種。奥手な彼をもどかしく思うということは、あなた自身の肉食度の高さを示しているのかも。彼からのアプローチを待つだけでなく、自分から積極的に誘ってみては。あなたが肉食系なら、肉食系同士でぶつかり合う恋愛より、シャイだけど穏やかな男性と時間をかけてパートナーシップを築くほうが現実的かもしれません。

2.ありのままの相手を潔く受け入れる
シャイな彼に、会うたびに「愛している」とささやいてほしい。奥手な彼に、情熱的なボディタッチで愛を表現してほしい。そんな願望が叶えられず、もどかしい思いをしている女性もいるでしょう。なんと脳の構造上、人の気持ちに敏感な女性と比べて、男性は人の気持ちを読み取るのも表現するのも苦手だそう。愛をささやいたら彼女が喜ぶだろうとか、肩を抱き寄せたら彼女が安心するだろうとか、そんな器用なサービスを苦手とするのが男性なのだと思えば、不安やイライラも軽減されるのでは? 女性が喜ぶロマンティックな恋愛からはほど遠くても、奥手ながらもその男性なりに愛情を表現しています。むしろ、それをキャッチする感性を磨いておいて。

3.彼が恋愛モードになっているかを見極める
どんな男性でも、積極的にアプローチしないのには理由があります。関係を深める勇気がない、過去の恋愛を引きずっている、忙しくてそれどころじゃないという理由のほか、つらい事実ですが、あなたにそれほど興味がない場合もあります。実は、女性が思っているよりも男性には繊細な面があり、抱えているさまざまな問題をものともせず恋愛に集中できるタフな男性というのは、そう多くはないはず。相手が恋愛モードじゃないなら、そのタイミングで無理して関係を進めようとしないという選択肢も残しておきましょう。

4.男性の本質を理解する
積極的でない男性との関係で女性が傷つくのは、「彼が手を出してこない、気持ちに応えてくれない」ことを、「自分に魅力がない、自分は愛される価値がない」と解釈してしまうとき。実は、ここにも男女の本質的な違いがひそんでいます。相手の女性を愛していても性的な接触をそれほど求めない男性もいる一方で、愛していない女性に対して性的な衝動を感じるのも男性の特徴。愛と性が連動して同じ対象に向きやすい女性が、同じとらえ方で男性の行動をはかってしまうと傷つくことに。つまり、彼があなたを求めてきたからといって、それがそのまま愛の証明にはならないということ。好きな男性が本当にシャイで奥手なタイプなら、時間をかけて気持ちを通わせて。

5.女性誌のSEX特集に躍らされない
よくある雑誌の特集で、『愛あるセックス』『本能を呼び覚ます』などのキャッチフレーズで女性の愛されたい願望をあおる傾向がありますが、魅力的な生き方をするために必ずしも男性とのSEXが必要とは限りません。また、愛あるコミュニケーションの方法は肉体関係だけではありません。世の中でまことしやかに語られる価値観に振りまわされないようにしましょう。大切なのは、好きな相手がどんな人なのかを理解し受け入れること。そして、自分と相手がどんなコミュニケーションで愛を感じるかは、自分たちで探求していくこと。それを踏まえていれば、いたずらに相手に肉食性を求める必要はありません。

(心理コーディネーター:三吉野愛子)

※この記事は2013年06月18日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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