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サザエさん家の素朴な疑問「サザエさん家のあさひが丘3丁目は実在しない」

サザエさんの家は日本人に一番愛されている一家でしょう。作者の長谷川町子先生は1992年に亡くなられてしまいましたが、今でもアニメは放映され続けています。サザエさん一家についての素朴な疑問の回答を調べてみました。


■サザエさんは何歳!?

あくまでも推定ですが、誕生日は11月22日の27歳です。

誕生日の推定は、1965年11月22日朝日新聞に掲載されたサザエさんの漫画内で、カツオくんがサザエさんに「誕生日おめでとう」と言っていることによります。

生まれ年は1922年(大正11年)のはずだそうです。

生まれ年と年齢は、サザエさんの研究書『磯野家の謎・おかわり』による推定です。ということは、2013年現在で91歳。しかし、サザエさんはいつまでも27歳なのです(アニメ版では24歳だそうです)。

サザエさん家はどこにある?

東京都世田谷区桜新町あさひが丘3丁目です。

いやにハッキリしているなと思われるでしょうが、これはもちろん架空の住所。実際の世田谷区桜新町には1丁目と2丁目があるだけで、「あさひが丘3丁目」という場所はありません。

ちなみに、磯野家はもともと博多で暮らしていましたが、波平さんの転勤により東京へ出てきました。マスオさんとサザエさんは、東京に越してきた実家の近所の貸し家で暮らしていたのですが、その家を出て同居するようになりました。

サザエさん家の間取りはどうなっている?

5DK、約30坪、平屋の一軒家です。
部屋の内訳と特徴は以下のとおりです。

・カツオくんとワカメちゃんの部屋:4.5畳
・サザエさんとマスオさんの部屋:6畳
・波平さんとフネさんの部屋:8畳
・茶の間:8畳
・客間:8畳
・台所:6畳(KかDKかLDKかは判断が分かれます)
・お風呂
・トイレ
・庭には物置がある
・玄関のほかに勝手口がある
・南は伊佐坂家と接している
・西は裏のおじいちゃんの家と接している

*……『サザエさん40周年記念SP!』によります。

サザエさんとマスオさんはどうやって結婚したの?

二人は見合い結婚です。

原作によれば、福岡県のデパートの食堂でお見合いをしました。また、その際に、お店が混んでいてお見合い一行が一緒の席に座れず、周囲の人がそれを察して席を空けてくれました。

「お見合いだって」と周囲の騒ぎと視線に耐えかねた二人は、その場で真っ赤になりながら結婚を決めたのです。実にサザエさんらしいほほ笑ましいエピソードですね。

マスオさんの勤めている会社って何の会社?

「海山商事」という会社ですが、実際の業務の詳細は不明です。

海山商事が実際にどんな業務を行っているかは誰もが知りたいところですが、残念なことにその描写は見当たりません。マスオさんは海山商事 営業課の係長です。隣の席には、悪友の穴子(アナゴ)さんが座っています。

マスオさんてどこ出身?

大阪府住吉区の出身です。

福岡県でお見合いをしていますが、意外なことにマスオさんは大阪府の出身です。その割にはまったく関西弁が出ませんね。ちなみに原作では、マスオさんのお母さんが登場して、こちらは関西弁をしゃべっています。

花沢さん家の不動産屋さんは実在する!?

カツオくんの同級生で花沢さんという女の子がいます。家は不動産屋さんですが、この花沢不動産にモデルがあるのを知っていますか? 桜新町駅(東急田園都市線)にほど近い『株式会社桜町不動産』がそうです。ホームページには花沢さん父娘の絵が置かれています。

株式会社桜町不動産
http://www.sakuramachi.co.jp/

サザエさんのトリビアは尽きませんが、きりがありませんのでいったん筆を置きます。『磯野家の謎』『磯野家の謎・おかわり』という一世を風靡(ふうび)した研究書がありますので、興味のある人はぜひ読んでみてください。


(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年06月16日に公開されたものです

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