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「男のプライド」の取り扱い方「認めてほめる」

皆さんの周りに「男のプライド」を強く持っている人はいませんか?プライドの高い人は男女ともにいますが、男性の場合「男性はこうじゃないとダメなんだ!」というような、揺るぎないプライドをもっていることがあります。

女性から見ると「そんなことにこだわらなくても…」ということも多々ありますが、あの不動の「男のプライド」には、実は心理的な要因が隠れているようです。

そもそも「プライド」とは?

「プライド」は日本語に訳すと「自尊心」という意味になります。自尊心とは自分を大切にする気持ち・ありのままの自分を受け入れ尊重する気持ちを指します。それなら、「プライドが高い人」というのは、自分のことを大切にしすぎちゃっている人かと言うと、合っているようなちょっと意味が違うような、しっくりこない感じがしますよね。

実は、「自尊心」の裏にはもうひとつ「承認欲求」という心理が隠れているのです。「承認欲求」とは、他人から認められたいという気持ちを指しています。

人間は誰でも「誰かに認められたい」という欲求を持っています。しかし子ども時代に親からけなされて育ったり、強いプレッシャーを受けて育ったことで自尊心が欠如している人は、自分で自分を認めることがなかなかできません。

そして自分自身を認められない代わりに、無意識的に他人からの承認を求めます。そうすると「ほめられたい」という気持ちが強くなり、冗談でも他人からバカにされたり下に見られることを嫌うのです。これはまさしく「プライドが高い人」の姿だと思いませんか?

「男のプライド」の取り扱い方

さて、「男のプライド」も、裏を返せば「ほめられたい」「男性として認められたい」という気持ちに他なりません。

しかし「過去の栄光自慢」「昔はワルだった」のような自慢話系なら笑って聞いていられますが、「人より上位に立ちたい」「女性には負けてはいけない」というような気持ちが強く出すぎると、ちょっと困ってしまうもの。

でも止めようとして止まるものでもありませんよね。それなら、ちょっとしたことで男性の承認欲を満たしてあげてはいかがですか?

例えばすてきなお店に連れてきてもらったら、心から「ありがとう」の言葉と笑顔を伝え、ごちそうしてくれると言うならば、あまり遠慮しすぎずに素直に受け取りましょう。

そして「今日はごちそうさまでした!またおいしいお店に連れて行ってね」といった感じに、言葉と笑顔で彼の気持ちを満たしてあげること。こういった行動で、男性の「男としてのプライド」を満たしてあげることが出来るのです。

人によってはちょっと面倒くさい「男のプライド」ですが、彼の代わりに彼自身を認めてあげているうちに、本来の自尊心を取り戻すことも考えられます。二人の関係をよくするためにも、彼の「プライド」にちょっとだけ付き合ってあげてはいかがでしょうか。

※この記事は2013年06月09日に公開されたものです

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