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「じょっぴんかる」「早くしね」……通じなかった方言集

仕事・恋愛・ライフスタイルなど、「まわりの女子の実態はどうなの?」に迫ったコラムです。働く女子だからこそ気になっているあんなコトやこんなコトを毎日配信中!

最近、岩手県を舞台にした連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)で、主人公・アキが口にする「じぇじぇじぇ!」など、世の中には知らなかった方言がたくさんあるもの。各地域に根づいている言葉なだけに、同じ出身地でない者同士が話すと「会話が成り立たない!」なんてことも起こりえます。では、具体的にどんなケースがあるのかを、上京した地方出身の女性たちに聞きました。


チョケる(27歳/証券)

「関西出身なのですが、『ふざける』という意味を指す『チョケる』が通じませんでした。『チョケんなやー!』と言ったら、『えっ?』って真顔で返されて、こっちまで『え?』となりました(笑)」

テレビでもよく聞く、もっとも耳馴染みのある関西地方の言葉ですが、それでも、通じない方言はまだまだたくさんあるようですね。

かたらせて(28歳/IT)

「佐賀県出身です。『かたらせて』は、『仲間に入れて』っていう私の地元の方言。子どものころ他県に引っ越した際、友人たちの輪に『かたらせて!』って寄っていったら、『何を?』って返されてビックリ。あとあとになって、『かたらせて』は『語らせて(話をさせて)』という意味にとられていたと知りました……」

「語る」という同音異義語があるだけに、誤解を生んでしまうこともあるよう。方言には、こういうパターンがけっこう多いみたいです。

あの店、ついてるよ!(29歳/サービス)

「私の住んでいた静岡の地域では、行列に並ぶことを『つく』って言いました。だから『あの店、あんなについてるよ!』とか『えー、この列につくの?』とか言っちゃうんですけど、100%の割合で『くっつく(密着する)』と誤解されます」

くっつく以外にも、「憑いてる」と勘違いしてしまいそう。

じょっぴんかる(29歳/自営業)

「北海道出身です。『じょっぴんかった?』って友人に言ったら、『何言ってんの?』と苦笑されたことがあります。聞けば盛大に噛んだと思ったようで……」

「じょっぴんかる」とは、北海道や東北の一部地域で「鍵をかける」を指す言葉だそう。その友人には耳馴染みがなさすぎるフレーズだったせいか、「噛んで何言ってるのかわからなくなった」で片づけられてしまったようです。

早くしね(29歳/IT)

「会社で、後輩に『早くしね!』って言ったら、まわりからギョッとした顔で見られました。岡山の方言は使わないように気をつけていたつもりだったんですが、よりによって『死ね』ともとれる『しね(「〇〇して」と促す意)』が出てしまうとは……!」

これは、同郷の人でなければショックを受けてしまう可能性大!? 悪い方向に意味が変わってしまうので、細心の注意が必要そうです。

標準語にはない特有の語感が郷愁を漂わせ、不思議とほっこりできる方言。でもその一方で“アウェー”での使い方によっては、上記のように言葉の意味がガラッと変わってしまったり、言葉とも受け取られなかったりすることも。みなさんは、他県の方言にびっくりした経験はありますか?

(松本まゆげ+プレスラボ)

※この記事は2013年06月08日に公開されたものです

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