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貯蓄ベタを卒業! 人気の袋わけテクで「貯まる女子」になる方法

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

今回の相談者は、独自のスタイルで節約をしているけれど、うまくいかないというぱたこさん。毎月予算を立て、“袋わけ”で管理しているものの、気づけば予算オーバー。うまくいかない原因とその対処法について、詳しくFP花輪陽子さんに聞いてみました。(取材・文/島影真奈美)
※ぱたこさん前編はこちら

  • 「項目を増やしすぎても、管理できなくなりそう」と、毎月の予算は思いつくままに「生活雑貨」「今週分」「服飾費」「交際費」の4つにざっくり分けて管理。でも、なかなかうまくいかず、解決策を模索中。

編集部 毎月自分なりに予算を立てているのに、その予算内に収まらないという状態を卒業するには、どんなことをすればいいのでしょうか。

花輪陽子(以下、花輪) まず、これまで立てていた予算が自分のライフスタイルに合っていたのかどうか検証してみる必要があります。毎月、何にどれぐらいお金を使っていたかをチェックしたいですね。

編集部 ぱたこさんによると、家計簿にもチャレンジしてみたけれど、つけるのが面倒で続かなかったとか。

花輪 日々の出費を全部つけようとすると大変なので、まずはたくさん使っていそうなものをメモしてみるといいですよ。たとえば、ぱたこさんの場合は食費と外食費にけっこうお金を使っていますよね。それから、クレジットカードの今月の引き落とし額が10万円と大きいので、カードの明細をチェックするだけでも、だいぶ傾向が見えてくるはずです。

編集部 予備費は月々どれぐらいに設定するのがいいのでしょうか。

花輪 臨時出費の発生度合いにもよりますが、手取り月収の10%程度がひとつの目安。ぱたこさんの場合でしたら、月々2万円ぐらいにおさめるイメージです。

編集部 これはクレジットカードでの買い物分も含めて、ということですよね。

花輪 そうです。予備費で気をつけたいのは、本当に必要な「突発的な出費」とムダ遣いを混在させてしまうこと。“ストレスからくる衝動買い”などを予備費でまかなうのは禁物です。まずは、現金払い・カード払いともに、予備費をどう使ったかを1,000円単位でメモしていくと、支出の実態がつかみやすいですよ。

編集部 ただ、現実的な予算を考えていくと、月々5万円の貯蓄が難しくなってしまう可能性もありそうです。そのときはどうすれば……?

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