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偉人たちの面白発言「結婚してもしなくても、どのみち君は後悔する」

「美人にキスしながら安全運転ができる人間は、キスに十分集中していない」とはアインシュタインの言葉です。偉人の発言の中には、その人の人間性が垣間見える面白いものがあります。ちょっと面白い偉人の発言を集めてみました。

●「お前がモデルになれ」
カメハメハ大王(カメハメハ1世)というと、ハワイ王国を建国した偉大な王様ですが、この人は大変変わった人でした。右手を掲げ、左手にやりを持ったカメハメハ大王の像は非常に有名ですが、この像が実際の大王と全然似ていないのをご存じでしょうか。

像を作るときに、大王が男前の部下に「お前がモデルになれ」と命じたからです。南の島のおおらかさというか、何というか。男前の自分を後世に残したかったのでしょうか。とにかく変わった人です(笑)。

●「なんだ義足はないのか」
「ルルドの泉」という奇跡の泉とされている場所がフランスにあります。1858年から何度も聖母マリアが目撃され、難病が治る場所とされています。ここで足が治癒されたという人々が松葉づえを置いていくので、泉にはその松葉づえが多く残されているのですが……。

その松葉づえを見て、フランスの作家アナトール・フランスは「なんだ義足はないのか」と言ったといいます。「足が生えてくるほどの奇跡はないのか」という、いかにも批評家たるアナトール・フランスらしい言葉ですね(笑)。

●「結婚してもしなくても、どのみち君は後悔する」
ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉です。ソクラテスの奥さんは悪妻として知られています。結婚生活はあまりいいものではなかったんでしょうね。結婚しなくてもロクなことにならないと分かっていたようですが。

●「もっと光を!」
ゲーテ(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)の臨終の際の言葉です。ゲーテは『ファウスト』を書いた人として有名ですが、詩人、劇作家、小説家であると同時に自然科学者、そして法律家、政治家でもありました。

自然科学者としてのゲーテは晩年、「光学」の研究を一生懸命行っていました。「もっと光を!」という言葉はその意味でも面白い最後の言葉です。

●「結婚とは相互の誤解に基づくものである」
19世紀に活躍した、オスカー・ワイルドの言葉です。オスカー・ワイルドは詩人、作家ですが、大変な皮肉屋としても知られています。「外見で人を判断しない者は愚か者だ」などの言葉もあり、いかにもオスカー・ワイルドらしいといえるでしょう。

●「新聞記者の諸君とは話さないことにしてるんだ」
偉人かどうかは評価の分かれるでしょうが、佐藤栄作元首相の言葉です。1972年6月に自らの退陣記者会見で、直接国民に話したいということで、新聞記者に「帰ってください」と主張。

頭にきた新聞記者たちが退席し、ガランとした会見場に佐藤首相とテレビカメラだけという異様な「退陣会見」となりました。

●「余の面前でそのようなことは無礼だ(笑)」
織田信長の言葉です。信長さんの前で、日本人対ポルトガル人の宗教対決が行われたことがありました。天台宗の僧・日乗とロレンソという宣教師が宗論を戦わせました。永禄12年(1569年)4月20日のことです。

日乗は論破され、激高して、宣教師に切りつけようと部屋に掛けてあった信長の刀を取ろうとしたところを取り押さえられました。信長は「余の面前でそのようなことは無礼だ」と笑いながら言ったそうです。

※……ポルトガル人の宣教師ルイス・フロイスが書き残しています。

偉人の面白発言も挙げだすとキリがありませんので、この辺にしておきます。皆さんは偉人たちの面白い発言で知っているものはありますか?

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年05月14日に公開されたものです

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