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“トロフィー効果”を狙う!? 壇蜜に学ぶ「モテテク」

三吉野愛子

同世代女子が気になるトレンド情報から、新商品、人気スポットなどまで、ランチタイムの話題にしたい、気になるあれこれをピックアップ!

異色の経歴と濃密フェロモンを武器に、2009年に芸能界デビューを果たした壇蜜さん。遅咲きのグラビアタレントとして、過激すぎるエロスとセクシートークが受けて大ブレイク中の彼女。セクシー系タレントの宿命として世の女性たちから反感を買うかと思いきや、意外にも女性ファンも多いというから驚き。世の男性を骨抜きにするだけでなく、同性にきびしい女性からの支持も勝ち取った、今をときめく壇蜜さんの魅力を解析します。


●その壱:懐にホスピタリティ精神をしのばせる

影のある美しさ、隠微さ、品のよさ、ていねいな物腰、そして頭の回転の早さという複合的な魅力をもつ壇蜜さん。なのに、近寄りがたさを感じさせない不思議な魅力の持ち主。つまり、接する相手に恥をかかせないというホスピタリティ精神を持ち合わせているのです。過激さが取り沙汰されがちなグラビアやトークも、自分をアピールするだけではなく、相手を喜ばせるサービス精神の現れでもあり、相手のトークを上手に活かすことに徹している印象です。このホスピタリティ精神あふれる気遣いが、異性を気負わせることなくリラックスさせる効果があるのでは?

セクシーなのになぜか癒されてしまう菩薩系エロスという、あらたな境地を拓いた壇蜜さん。その言動を真似るのは勇気がいるけれど、ホスピタリティ精神には見習うべきところがあります。

●その弐:しなやかなのに折れない“柳”のようなトーク

共演者のどんな振りにも動じることなく、ていねいにひろって機転をきかせて返す“壇蜜トーク”。壇蜜さんのトークには、なぜか安心感があります。自分のことも相手のことも尊重するしなやかな強さがあるのです。

中学生時代のあだ名が「愛人」だったという壇蜜さん。若いころはとくに、その玄人っぽい色香は万人受けする魅力ではなかったはず。しかし、彼女は自分の特性を受け入れ、持っているもので勝負できる世界を探し続けたのです。遅咲きと言われる彼女ですが、流行に左右されず自分らしさをとことん肯定した結果が、現在の壇蜜ブームにつながったと言えます。自分らしさにOKを出せる人は、すなわち他人に対しても寛容でいられるもの。その包容力にも学ぶところがあります。

●その参:男性に自信を与える“トロフィー効果”を狙う

男性同士は、同伴女性のスペックに照らし合わせて、お互いの格づけをする傾向があると言います。美しくて聡明な女性を選び、その女性に選ばれたということが男性の自尊心を支えているのです。

壇蜜さんのように、美しくてセクシーで賢いというような上質感もありつつ、包み込むような微笑みを放つ女性と接すると、男性は自分の男性的魅力がそうさせたのだという錯覚を覚えるでしょう。多少の勘違いはあるとしても、男性は、自分の男性的魅力を保証してくれるトロフィーのような女性を側に置きたいと思うのです。

上質感があるのに尖っていない。このギャップで、“俺の人生になくてはならない女性”だと思わせるのも大人のモテテクです。ただ、結婚を視野に入れている女性は、男性の何もかもを受け入れる“物わかりのよさ”だけを磨いてしまうと、本当の愛人キャラになってしまうのでご注意を。

(心理コーディネーター:三吉野愛子)

※この記事は2013年04月26日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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