疲れ果てた体をデトックス!? 春パワーを秘めた山菜がスゴイ訳
働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。
春の常備菜☆ うど皮のツナきんぴら
こんにちは、北海道在住フードアナリスト・ジュニア野菜ソムリエのMimiです。
4月ですね~。春を彩る野菜や山菜がおいしい季節が到来しました!
まだ雪が残る北海道では、桜が咲く季節は5月。そんな北海道でも、さまざまな春野菜が並びはじめています。
今回は春を感じることができる、この時期にぴったりな料理をご紹介。山菜「独活(ウド)」を使った「ウド皮のツナきんぴら」です。ウドには、寒ウドと春ウドがあり、旬と言われるのは3~5月にかけて出回る「春ウド」のほう。栽培物と天然物があり、スーパーに並んでいる商品のほとんどは栽培物。天然物は5~6月の短い期間にのみ採ることができます。栽培物の「軟白ウド」はアクが少なく、繊維もやわらかいので、ウド料理に初挑戦の方はこちらをオススメします。身ではなく皮と葉を使って、さっと炒めてでき上がる簡単エコなレシピですよ。
きんぴらにツナを加えて旨味をUPし、独特な苦みが苦手な方でもトライしやすい味つけにしました。お弁当のすき間を埋める常備菜としてもオススメですよ♪
女子を守る!? 春山菜に秘められたデトックスパワー☆
ウドと言えば、何といってもあの独特な香り。香り成分は「ジテルベン」と呼び、疲労回復や不安定な気分を落ち着かせる作用があります。生のウドだと可食部100g中にカリウムが220mgと、とても多く含まれます。カリウムには体内の余分なナトリウムを排出する効果がありますので、むくみが気になる人にはうれしいですね。さらに体内で不足すると疲れやすく抵抗力が弱まる「アスパラギン酸」も比較的豊富。環境が変わりストレスがたまりやすいこの時期にウドはうってつけですね♪
そのほか、緑の葉の部分に多く含まれる苦み成分の「クロロゲン酸」はコーヒーにも多く含まれるポリフェノールの一種。強い抗酸化作用で、紫外線の影響を抑えてくれます。インナーからの美肌対策にもなりますよ。
材料(2人分)調理時間10分
ウドの皮 1袋(正味120g)
千切人参 適量 ※ウドが分量に満たない場合に使用
ツナ缶(水煮使用) 1/2缶(40g)
砂糖 小さじ1
みりん 小さじ1
しょう油 小さじ2
油(サラダ油) 小さじ2
仕上げのごま油 ひと回し程度
※飾り用に、すりごま、あさつき(小口切り)を適量
作り方
【下準備】ツナ缶が水煮缶の場合はそのまま使用。油漬缶の場合は、あらかじめ軽く油を切っておく。
- ウドの皮を厚めにむく。食感を活かすため繊維に沿って千切りにする。変色防止のために、すぐ酢水に漬ける。
- 熱したフライパンに油をひき、ウドがしんなりするまで炒める。※千切り人参も使う場合には先に人参を入れてからウドを入れる。
- ツナを入れてざっと混ぜ合わせ、砂糖・みりん・醤油の順に加え、水気を飛ばすよう炒める。仕上げにごま油を回し入れて香りづけをする。
- 器に盛り、好みですりごま・アサツキなどを散らす。
*フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエMimiさん*
野菜料理レシピを考えることが趣味のJr野菜ソムリエ・新米フードアナリストです(普段は食品関係の会社で働いています)。さまざまな国の調理法・味付を学びながら料理を楽しんでいます。
このブロガーさんのレシピをもっと見る
取材協力 「タベラッテ」
料理・グルメを楽しく簡単に投稿する、レシピのソーシャルブログサービスです。タベラッテは、食を通したライフスタイルを共有し合うことで、毎日をもっと楽しくすることを目的としています。
※この記事は2013年04月12日に公開されたものです