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30代からの「恋活」。何にどれぐらい、お金をかけたらいい?

花輪陽子

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

今回の相談者は「恋愛をうまくいかせるために、どこにお金をかけたらいいかわからない」という、ありえるさん(仮名・30代後半)。手取り年収は600万円で、貯蓄額は1,000万円以上。自由に使えるお金が多いせいか、生活感がなさそうに見られてしまい、恋愛がなかなかうまくいかないのでは……というのが悩みの種だそう。(取材・文/島影真奈美)
※ありえるさん後編はこちら

恋愛をうまくいかせるためのお金の使い方を知りたい

とくに期限は決めていないけれど、いい人がいたら結婚したいと思っています。ただ、恋愛をうまくいかせるために、どこにどのようにお金をかけるべきなのかがわかりません。料理が苦手なので、平日の夜はほとんど外食。そのせいか、「生活感がない」とよく言われます。中学時代から親のすすめで華道を、社会人にあってからは茶道も習っているんですが、そのせいで「ひとりでも楽しそう」や“お金をたくさん使う人”と思われてしまっているのかも。今のところは恋愛をしなくても困っていないけれど、将来は困りそうな気もして不安です。(ありえる/商社・卸/マーケティング・企画)

【ありえるさんprofile】ひとり暮らし・家賃11万6,000円。手取り年収650万円、手取り月収35万円。時期によっては残業も多く、遅いときは21時~22時ごろまで働いている。疲れて帰ると自炊が面倒になり、つい外食してしまう。休日は気心の知れた友人宅での持ち寄りパーティや、ワイン好き女子で定期的に集まるグルメ会などを楽しんでいる。月1回ペースで大学のOB・OG会に参加。外食費や交際費を惜しみなく使う一方で、美容費は控えめ。化粧品はコンビニコスメで済ませ、カット代節約のため、1,000円の前髪カットなども積極的に活用。

編集部 シングル生活を存分に楽しんでいるありえるさん。ただ、将来のことを考えると、「恋活」にも力を入れたほうがいいかも……と不安も感じているようです。

花輪陽子(以下、花輪) 月々5万円貯蓄をして、貯蓄も1,000万円以上と堅実な生活を送られているんですが、「恋愛をうまくいかせたい」ということであれば、同世代女性に比べると少ない印象がある服飾費と美容費を、それぞれあと1万円ぐらいずつは増やしていいと思います。

編集部 「生活感がないと思われて、恋愛がうまくいかないのでは……?」という自己分析についてはどうでしょうか。

花輪 共働きカップルなどは、生活感がない人も多いですし、さほど気にしなくてもいいと思いますよ。ただ、将来、専業主婦になりたいという希望がある場合は、多少生活レベルを落としたほうが、相手選びのハードルは下げられるかもしれません。

編集部 「ひとりでも楽しそう」と思われてしまっているかもという点についてはどうですか?

花輪 これは男性でも女性でもそうなんですが、“自分の世界”がありすぎると、出会いを遠ざけてしまうかもしれません。ありえるさんも言っているように、「恋愛しなくても困らない」という状態から一歩踏み出すのは案外難しかったりするんです。

編集部 シングルでも充実していて、困っていないわけですもんね……。

花輪 気心の知れた女友だちと過ごす時間は気楽ですけれど、女性ばかりで集まっているとなかなか出会いにつながりません。結婚したいという気持ちがあるなら、まずは男性がいる場所に足を運んでみる必要があります。

編集部 たとえば、どんなところに行ってみるのがいいのでしょうか?

【次ページ】狙い目は「興味を持っていること」×「異性がいる場所」

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