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「○歳で結婚、○歳で出産」を実現!? カギは“予定表”にアリ

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

200万円以上貯蓄があるけれど、将来のことを考えると不安という、memecoさん。周囲の勧めもあり、「もっと積極的に運用したほうがいいかも」という思いと、「お金を手元に残しておかないと心配」という気持ちの間で揺れています。絶対減らしてはいけないお金と、ある程度のリスクを取って運用に回してもよいお金を見分けるにはどうすれば……? FP花輪陽子さんに聞いてみました。(取材・文/島影真奈美)
※memecoさん前編はこちら

  • 将来のお金に不安を感じる一方で、ボーナスなど臨時収入が入ると気持ちが大きくなり、衝動買いしてしまうこともあるという、memecoさん。最近、買ってしまった“自分へのご褒美”は美顔器。地元の月謝制ヨガ(月々4,000円)にも通っている。

編集部 memecoさんの「将来のお金に対する不安感」とも関連するかもしれませんが、「これからの人生で何にどれぐらいお金が必要になるのかわからない」という悩みをよく耳にします。

花輪 あまりにも遠い将来だと、具体的にイメージができず、優先順位もつけづらいんですよね。

編集部 どうすれば、具体的にイメージできるようになるんでしょうか。

花輪 まずは「30歳で結婚」「33歳で子どもを産む」といったように、大雑把で構わないので、年齢と、成し遂げていたい人生のイベントを組み合わせた予定表を書きます。あわせて、現在の収支や貯蓄を入力すると簡単にキャッシュフロー表を作成できる、ココマネ「キャッシュフロー・シミュレーション」などを活用するのもオススメです。

編集部 実際に数字を書いてみると、グッとリアルになりますね。

花輪 終身保険や養老保険に入っている人は、何歳のときまでにいくら保険料を払っているのかも計算してみるといいですよ。“なんとなく安心”だと思って加入した保険に、何年も、これだけのお金を払い続けるのかとびっくりするかもしれません。

編集部 数字で見ると、イメージとちがっていたということもありそうですね。

花輪 「2~3年後に結婚」というと、まだまだ先のようなイメージがありますが、じつはこうして“予定表”に書き込んでみると、じつはそんなに時間に余裕があるわけではないことがわかります。「この人となら一生やっていけそう」と思える相手に出会えるまでに1年、関係を育むまでに1年、結婚準備に1年……と考えると、今すぐ動いたほうがいいですよね。

編集部 たとえば、どのようなことからはじめればいいのでしょうか?

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