“ライフスタイル維持費”の見直しに「ルームシェア」が効く理由
恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!
日本とアメリカで超遠距離恋愛中のHappyturnさん。貯金が増えたら、彼の住む街に留学することも視野に入れているそう。でも、いきなり海外で暮らすのも、仕事をやめてしまうのも不安でなかなか決断できずにいるとか。思い切って新生活に飛び込んでみるべきなのか、それとも……? FP花輪陽子さんに聞いてみました。(取材・文/島影真奈美)
※Happyturnさん前編はこちら
編集部 Happyturnさんの彼はアメリカで起業し、現在はほとんど日本に帰って来ない生活をしているそう。付き合いはじめのころはビザ取得の手続きもあって、ちょくちょく日本に帰ってきていたけれど、今は半年に1回ぐらいしか会えないのも悩みの種だとか。
花輪 どんなお仕事をされているんですか。
編集部 Happyturnさんは詳しいことは聞かされておらず、また自分からは聞きづらいとも感じているようですね。ただ、仕事は忙しく、半年に1回ペースでのデートも、Happyturnさんのほうから彼のもとに遊びに行くことで、ようやく実現できている状態だそう。
花輪 彼のほうから会いに来てくれないというのは少し気になりますね。海外で起業してしまうぐらいバイタリティがある人だと、恋愛面でも積極的で、“彼女”のような存在の相手が複数いることも考えられます。
編集部 そういった場合、思い切って彼のもとに行き、近くで暮らしはじめてしまうというのは有効なんでしょうか。
花輪 もしかしたらうまくいくかもしれませんが、うまくいかなかったときに、恋愛と仕事の両方を失ってしまうことになると考えると、正直あまりオススメできません。せっかくの正社員としての立場を賭けるほどのリターンは見込めない印象があります。
編集部 といっても、大好きな彼を「向こうは本気ではないかもしれない」という理由で諦めるのも難しいですよね。
花輪 無理に諦める必要はないので、それはそれとして、身のまわりにいる男性にも目を向けてみるのはどうでしょうか。彼氏以外にお茶をしたり、昼間一緒に遊んだりするだけの“男友だち”がいてもいいと思うんです。
編集部 「もしかしたら、その中からもっと気が合う人や素敵だなと思える人が現れるかもしれない」ということですね。
花輪 また、貯蓄を増やせるようなライフスタイルにシフトすることも真剣に検討したいですね。33歳ならまだ間に合います。でも、「もう少し様子を見てから……」とダラダラ出費を続けていると、お金を貯める生活習慣が身につかないまま、アラフォー世代に突入してしまう可能性もあります。
編集部 できるだけストレスなく、“ライフスタイル維持費”の見直しを実践するにはどのあたりからはじめるとよさそうでしょうか?