美のスペシャリスト座談会第2弾。40歳からの美容って“ちょうどいい自分”を探すこと #オトナノきれい塾

ヘアも、メイクも、ファッションも、カラダの中も。 40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。

美のスペシャリスト座談会第2弾。40歳からの美容って“ちょうどいい自分”を探すこと #オトナノきれい塾

各界の最前線で活躍するスペシャリストが集結した「チーム オトナノ」。いよいよ始動した第1回では、40歳女性のリアルについて意見を交わしたメンバー。今回は、現実に寄り添いながら美しく歳を重ねていくために、アラフォー女子が目指すべき方向性を話し合いました。

自分を愛し、いたわるための美容と健康を目指そう

左:松島さん 中:坂狩さん(ともにヘアスタイリスト)/高松さん(ヘアメイクアーティスト)

渋谷 バリバリ働いてきた女性って、38歳くらいになると、ふと自分の変化に気づくんだと思うんです。そこから40代に入ると肉体的にはもちろん、精神的にも変化して、どうしてもプライドも高くなる部分もあるので、なかなかバランスが取りにくいのかなって。それは自分も通ってきた道だから、わかる気がするんです。

高松 きっと、ひとりで抱える悩みも多いと思うんです。現実問題として、結婚、出産はどうするのかも考えなくちゃいけない。世間体も気にならないわけじゃないし、将来の不安もある。気持ちの部分でも、40歳は女性にとってターニングポイントなのかもしれないですね。私がそうなんですけど、否定されることが苦痛になる年代でもありますし。

坂狩 自分のペースやスタイルも出来上がっている方が多いので、否定を受け入れるのが難しくはなりますよね。だから、これはダメ、それはNGという提案は合わない気がします。

松島 一人ひとりスタイルがあるから、しっかり拾い上げて寄り添っていくことが大事だなと感じます。

髙木 そう考えると40歳が求めているのは、優しさやいたわりのような気がしますよね。癒し世代なので、自分を癒す方法はいろいろ知っていると思うんですよ。でも、外から優しい言葉やいたわりの行動を受ける機会って、少なくなっているんじゃないかな、と。

渋谷 たしかに、仕事でも成果を上げるのが当たり前になってくるので、そうそう褒めてはもらえないですしね。ちゃんと自己承認しないと、心のバランスが崩れちゃう。ただ見かけをキレイにというよりは、“自分を愛するための美容、健康”が大事になる気がします。

高松 愛するっていいですね。そのために、もっとこうするといいよ、これがあればよくなるよっていう、心を支えるような美容を伝えられたらなって。

誰かをお手本にするよりも、自分を鏡で見たときに「ちょうどいい」と思える姿を

髙木さん(メイクアップアーティスト)

髙木 単なる提案型ではなく、いくつかの選択肢を提示して、自分に合うものを選んでもらうというのがいいのかもしれないですね。特に美容はアイデンティティに近い部分なので、その人らしさは尊重したいところ。その中で根拠をさし示しながら、プラスαとして、ナチュラルに受け入れられるものを見せられるといいなと思います。

両角 きっと、20代のころは「一足飛びに美しくなりたい」とか、「このモデルさんみたいになりたい」という欲求が強かったと思うんですよ。でも、年齢を重ねる中で、次第に本当に自分に合うもの、自分らしくいられることを探し始めるんだと思います。

髙木 結局、目標って自分の中にしかないものですもんね。

高松 そうなんですよ。誰かをお手本にするより、自分に似合うものをちゃんと見つけたいと、多くの方が思っているんじゃないかな。

髙木 ストンと落ちる感覚というか。きっと、「自分はここまではいけるんじゃないか」「これくらいキレイになれるんじゃないか」っていうイメージがあると思うんです。実際、なかなかたどり着けないんですが、プロの手を借りると「そうそう。これくらいまではなれると思っていたのよ」っていう自分に出会える。その感覚って大事なんですよね。自分を鏡で見たときに、「ちょうどいい」と思える姿が、その人の等身大なんだと思います。

坂狩 自分で自分を見て、しっくりくる感覚って重要ですよね。

松島 そこですね。マイナス何歳とか、誰かになるっていうことじゃなく、自分にとって“ちょうどいい”っていうのがキーワード。

オトナノ読者の具体的な悩みを知って、どんどん応えていきたい!

左:両角さん(フードコーディネーター)/右:渋谷さん(スタイリスト)

渋谷 この連載も“ちょうどいい自分”を目指すというのが、リアルかもしれないですね。外側はもちろん、内側に取り入れるものも、自分にちょうどいいものってあるでしょうし。

両角 そうなんです。自分の体の弱い部分を知って、季節や地形を考えながら、何を摂り入れるか、なんですよね。そういう意味で言うと、漢方って日本人に合っているんです。中国のものと思っていらっしゃる方が多いですが、中医学を基に日本でできたものなので。

高松 そうなんですね! 美容と食はつながっているので、私たちもぜひ知りたいです(笑)。あとは一方通行にならないように、読者の皆さんの具体的な悩みを知りたいですよね。

松島 アンケートや読者のみなさんの意見をもとに、テーマを決めるのもいいのかな、と。ただ、平均値を取るとありきたりのことになってしまうので、せっかくなら少数派の悩みにも応えていきたいですよね。

高松 自分に当てはまらないと、「私は違うわ」っていう気持ちになりますし。

坂狩 めちゃめちゃ、振り切ってもいいのかもしれないですね。

髙木 ありきたりのことは、見飽きていますもんね。多くの人が悩んでいることへの提案はもちろん、2、3割の人しか当てはまらないことも、しっかりフォローしていきましょう。

(文:宮浦彰子/撮影:瀬尾直道)

【オトナノきれい塾 記事一覧】
第1回 各界のスペシャリストが「40歳の美」をサポートする、チーム オトナノ発足!
第2回 40歳からの美容って“ちょうどいい自分”を探すこと

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「チームオトナノ」メンバーPROFILE

メイクアップアーティスト ~MAKE UP

高松由佳さん/美容師を経験後、資生堂SABFA卒業。ヘアメイクアーティスト山本浩未氏に師事した後、独立。年齢にとらわれない女性の内なる美しさを引き出すメイクを得意とし、『美的』『oggi』『MORE』『リンネル』『anan』『LEE』といった女性誌、TVCF、企業広告などで幅広く活躍。

髙木大輔さん/Atelier Salon DD代表。資生堂SABFA、(株)資生堂を経て独立。日本で初めてヘアメイクアップアーティストとして「化粧ファッション学」修士号を取得。『ELLE』『marie claire』等の媒体やTV、CDジャケット、国内外でのショーやデモンストレーション等、幅広く活躍。

ヘアスタイリスト ~HAIR

坂狩トモタカさん/ヘアサロン「SHEA」代表。資生堂美容専門学校卒業。『STORY』などの女性誌をはじめ、『PREPPY』、『SHINBIYO』などの業界紙でも多く取り上げられる。『PREPPY』では大人世代コンテストで優勝。ロレアル、アリミノ、ナプラなど企業主催の美容師向けセミナーで講師を務める。

松島春樹さん/ヘアサロン『EVOKE TOKYO』取締役。AFLOAT入社後、宮村浩気氏専属のカラーリストを経験後、スタイリストとしてデビュー。『AFLOAT D’L』代表として活躍したのち独立。『STORY』など大人世代のヘアも得意とする。

スタイリスト ~FASHION

渋谷美喜さん/文化服飾学院スタイリスト科卒業。アイドルから俳優、アスリートまで幅広いスタイリングを手掛ける。化粧品や家電メーカーなどのCM・広告、映画の劇中衣装も担当。

料理家 ~FOOD

両角舞さん/フードコーディネーター、漢方スタイリスト。調理師、漢方養生指導士の資格を持つ。2012年『ELLE a table』フードバトルグランドチャンピオン。海外のレストラン立ち上げ、コカ・コーラ、ホテルニューオータニなどの広告・カタログのスタイリング、日本ハム、高島屋といった企業のレシピ開発など幅広く活躍。

この記事のライター

40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。各業界のトップで活躍するメイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、料理家が、さまざまな角度から“40歳の美”を提案します。