ヘアメイク加藤さんが、大人肌に合う唇の色使いを教えます。今秋、推しカラーは「ボルドー」

ヘアも、メイクも、ファッションも、カラダの中も。 40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。

ヘアメイク加藤さんが、大人肌に合う唇の色使いを教えます。今秋、推しカラーは「ボルドー」

秋の訪れを感じ、身にまとうものだけでなく、メイクも秋仕様に変えたくなる頃。今回は、大人に似合う上品なリップを、ヘアメイクの加藤恭子さんが指南します。

大人世代のメイクのキモは、自然な眉と上品な口元

大人世代のメイクは、加藤さんいわく“眉とリップがキーワード”。

「大人になるほど、バッチリのアイメイクは似合いづらくなりますし、かえって若作りに見えてしまうもの。以前に連載でお伝えした“自然な眉と上品な口元”を作れば、ナチュラルだけどキッチリ感のあるメイクに仕上がります」。

加藤さん自身も、アラフォーになってから、それを実感したと言います。

「もともと、くちびるの色が赤かったので、そこにリップを塗ると、七五三みたいになっていたんですよ(笑)。でも、年齢とともに顔のトーンが落ちてきたのか、くちびるの赤みもなくなってきて。いまは、マットな赤系リップを少しつけるようにしています。アラフォーは口元に色味がないと、一気に疲れた感がアップするので、リップメイクはとっても重要」。

ただし、どんな色でもいいというわけではありません。

「私のケースのように顔のトーンが変わるだけでなく、くすみも出てくるので、発色のよい明るいピンクやオレンジはなじみづらくなるんですよね。そうすると、ベースの粗(あら)が目立ちがち。メイクはトーンを合わせることが重要なので、コントラストが出ないように、肌の色と合わせることが大事だと思います。そういう意味でも、間違いがないのはレッド系やキレイなベージュです」と加藤さん。

この秋はボルドーのリップで上品さを演出

加藤恭子さん(ヘアメイク)/国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。美容師免許取得。資生堂SABFA サロンメーキャップコース修了。専門学校卒業後、サロン勤務の傍ら数々のタレントを手掛ける。10年のサロンに勤務したのち、ヘアメイク事務所allureに所属。2017年に独立し、ヘアメイク事務所GLUECHUと提携。アーティストや女優、アイドル、モデルなどのヘアメイクを中心に、TVや広告、ミュージックビジュアル、ファッション誌などマルチに活動。

そして、この秋、加藤さんが大人世代に取り入れてほしいと提案してくれたのは、ボルドーのリップ。

「落ち着いたカラーなので、ハデになりすぎず、引き締まった感じも出るので使いやすいと思います。ただし、ベッタリ塗ると古くさく見えるので、指でなじませる“ポンポン塗り”がおすすめ。また、大人世代はグロスのつけすぎにも注意したいところです。ツヤも大事だけど、それ以上に上品さを保つことが大切」だと話します。

じつは、ボルドーはこの秋のトレンドともマッチするカラー。「秋冬に向けて、少しブラックの入った、落ち着いたトーンのリップが多く出ています。ポンポン塗りでにじませると、やわらかで自然な印象になって、おしゃれな雰囲気も出ると思いますよ」と加藤さん。

How to make-up?

では実際に、“ポンポン塗り”のやり方をマスターしていきましょう。

1.リップを指にとり、くちびるをポンポンと軽くたたきながら、リップをなじませる。

2.口角部分のくちびるの下だけ、コンシーラーで影を消す。これによって、口角が上がるので明るい雰囲気に。コンシーラーの色は、ファンデーションと同じか、やや明るい色味がベスト。

3.グロスを全体に薄めに伸ばす。口角はにじみやすいので、軽くでOK。

4. くちびるの真ん中1/3程度を目安に、グロスを重ねて潤いと立体感をプラス。

ボルドーが苦手な人におすすめのカラーは?

ボルドーがあまり似合わないと感じる人、やっぱりピンクやオレンジが好きだという人は、軽めの明るい色は避けるのがベター。

加藤さんのおすすめは、「サーモンピンクなどのオレンジがかったピンク、ややくすんだオレンジ。ボルドーはポンポン塗りがほどよいのですが、薄めのリップは、しっかり作り込むほうが上品で大人っぽくなります。ベージュやピンクを使うときはリップラインを書いて、指ではなく直接しっかりめにリップを塗布。コンシーラーで口角の影を消して、グロスも少し多めでのせるといいですよ」。

また、メイクの順番は「着る洋服に合わせて、まずはリップを選びましょう。自然な眉を書いてから、あとはアイメイクで足し引きするのがおすすめ。アイメイクを先にしてしまうと、どうしても過去のメイクを引きずってしまうので、順番を変えるだけでも雰囲気が変わりますよ」とアドバイス。

大人に似合う秋色リップをうまく取り入れて、アイメイクでバランスを取るのがアラフォーメイクの鉄則。ぜひ、この秋はトレンド感も取り入れられる、ボルドーのリップに挑戦してみてください。

次回は、つむじからピョンピョン顔を出す切れ毛の解決方法を、ヘアスタイリストの松島春樹さんが教えてくれます。

(取材・文:宮浦彰子/撮影:アベユキヘ)

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この記事のライター

40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。各業界のトップで活躍するメイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、料理家が、さまざまな角度から“40歳の美”を提案します。

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