いますぐ真似したい! 料理家・両角さんの“ゆるめ食生活ルール”

ヘアも、メイクも、ファッションも、カラダの中も。 40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。

いますぐ真似したい! 料理家・両角さんの“ゆるめ食生活ルール”

健康や美容に気を使った生活をしたい気持ちはやまやまだけど、なかなか自分に合った方法って見つからないものですよね。ついつい自分を甘やしてしまったり、逆にがんばりすぎて続かなかったりの繰り返し……。そんな負のループを抜け出すヒントとして、料理家の両角さんに、食に関してちょっとだけ気をつけていることを聞きました。

ラクをしすぎず、ゆるめの条件をつけて気楽に実践

両角舞さん/フードコーディネーター、漢方スタイリスト。調理師、漢方養生指導士の資格を持つ。2012年『ELLE a table』フードバトルグランドチャンピオン。海外のレストラン立ち上げ、コカ・コーラ、ホテルニューオータニなどの広告・カタログのスタイリング、日本ハム、高島屋といった企業のレシピ開発など幅広く活躍。

年齢を重ねるほど、食生活がダイレクトにお肌や髪、健康に影響を与えるものです。アラフォー世代こそ意識したいところですが、責任を持った仕事を求められる年代でもあるので、なかなか自分のことまで手が回らない人も多いのではないでしょうか。食にまつわる仕事をしている私でも、仕事が遅くなったり、撮影が続いたりすると食生活が乱れることがあるので、気持ちはよくわかります。

ただ、美容法、健康法としてよく見かける“ムリをしない”“がんばらない”というやり方だけでは、なかなか変化してくれないのが大人世代のカラダ。やっぱり、40歳の美容と健康は“ちょっとだけ”気をつけることが必要だと思います。

だからといって、厳しくしすぎて疲れてしまったり、続かない自分に嫌気がさしたりしては本末転倒ですよね。今回お話する私が”ふだん意識していること”は、決してストイックなルールではありません。“できるだけ”という、ゆるめの条件をつけながら、全体のバランスをとるスタイル。そのときどきのカラダの状態と相談しながら、自分にとってちょうどいい食生活を見つけることが、これからの健康と美容につながると思います。

両角さんがちょっとだけ気をつけている5つのこと

【Rule1】朝ごはんは、なるべく体温をあげてくれるものを選ぶ

朝食は、基本的に毎日食べるようにしています。冷たいヨーグルトにグラノーラをかけたり、グリーンスムージーを飲んだりしていた時期もあったのですが、もともと冷えやすい体質なので、お腹がかなり冷たくなってしまって……。以来、朝は胃腸を温めるものを摂るようになりました。定番はおかゆ。炊飯器のおかゆモードで15食分ほど作って冷凍するので、手間もかからずラクちん。具として、豆類を入れることも多いですね。忙しい人は、レトルトのおかゆでももちろんOK。朝食を抜いたり、冷えるものを食べたりするより、断然カラダには優しいと思います。ちなみに、温かいご飯や味噌汁も胃腸を温めてくれます。

【Rule2】食事は“プラマイ”で考える

揚げ物を食べるなら、消化を助けてくれるキャベツを揚げ物と同量食べる。漢方では胃に熱がこもると言われる甘いもの、脂っこいものを食べすぎたときは、その熱を冷ましてくれるキュウリやスイカ、豆腐などを摂る。そうやって、できるだけプラマイゼロになるような食べ方を意識しています。どうしても食べたいものを我慢してストレスをためるよりは、引き算する食べ物を合わせてバランスを取るほうが、現実的で長く続けやすいと思いますよ。

【Rule3】できるだけ、冷たい飲み物は飲まない

カラダを冷やすと血流が悪くなって、いろんな不調が出てくるので、できるだけ冷たい物は飲まないようにしています。カフェで注文するのも、基本はホットのドリンク。ただ、暑い日や乾燥した空間にいるときは、ゴクゴク飲んでのどを潤したくなりますよね(笑)。そういうときは、氷ナシにしたり、少し時間をおいて常温にしたりして、キンキンに冷えたものは避けるようにしています。

【Rule4】暴飲暴食のあとは2、3日で帳尻あわせ

会社の飲み会で食べすぎてしまった、衝動的にラーメンや揚げ物をガッツリ摂ってしまったなんて、誰にでもあること。むしろ、ストイックになりすぎて疲れるより、たまにはそんな日があってもいいと、自分を許してあげることも大切。私も忙しくて自炊する気がおきず、コンビニの高カロリーなお弁当を完食してしまう日もあります(笑)。でも、短めのスパンで挽回すれば大丈夫。翌日の食事をヘルシーめにしたり、間食を控えたりして、2、3日のうちに帳尻を合わせるようにしています。

【Rule5】不調を感じたら、短期決戦で食事を変える

カラダに不調のサインが出たときだけは、いつもより手間をかけることが必要。大切なのは不調を感じたら放置せず、すぐに食生活を切り替えることです。私の場合は漢方の考え方を取り入れて、貧血気味のときは黒ゴマや昆布などの“黒い色の食材”を増やすとか、乾燥がひどいときは大根や白菜といった”白い色の食材を多めに摂る”というやり方がメイン。食材を色で判断する方法は便利なので、来月に詳しくお話しますね。食材を意識した生活を長く続けるのは大変に感じますが、”不調を感じたときは”と考えれば気持ちもラク。カラダが戻るまでは短期決戦で、いつもよりちょっとがんばるのが私のルールです。

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今回、ご紹介した両角さんの”ゆるめ食生活ルール”は、ちょっとのがんばりで実現できるものばかり。ぜひ、明日からのヒントにしてください。ちなみに、食以外では「歩くときに大股にするなど、できるだけ運動量の上がる動きを意識している」そう。

次回は、ヘアメイクの加藤恭子さんがレクチャー。前回の大人眉に続き、40歳が目指したい”大人のまつげ”を教えます。

(取材・文:宮浦彰子)

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この記事のライター

40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。各業界のトップで活躍するメイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、料理家が、さまざまな角度から“40歳の美”を提案します。

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