目指したいのは“すっぴん風眉”。ヘアメイク・加藤恭子さんが教える大人眉

ヘアも、メイクも、ファッションも、カラダの中も。 40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。

目指したいのは“すっぴん風眉”。ヘアメイク・加藤恭子さんが教える大人眉

この数年は、太めの平行眉が主流です。だからといって、若い世代のトレンドをそのまま取り入れると、なんだかしっくりこない……。大人世代も太めでいいの? 平行眉は似合うの? ヘアメイクの加藤恭子さんがそんな疑問を解消しつつ、“40歳の眉”をレクチャーします。

眉カットはしっかり、眉メイクは輪郭ぼかしてナチュラルに

年齢とともに、メイクも変えることが必要とわかっていても、何をどう変えればいいのか、意外とわからないものですよね。多くの人が、迷うパーツのひとつが眉。加藤さんは「いまのアラフォーの人が20代だったころは、眉山がキュッと上がった、しっかりめの細眉が主流だったと思います。最近は平行気味の太眉がトレンドですが、昔のデザインのまま、ただ太くするだけだと、どうしても古くさく老けて見えてしまいます」と話します。

実は、加藤さん自身も30代半ばをすぎたころに、眉のマイナーチェンジをしたそう。「もともとは、きっちりめに眉を描くほうだったんです。でも、ある日、ふと鏡を見たら、自分がすごく老けて見えたんですね。それ以来、眉をしっかり描くのはやめました。いまは、眉マスカラをメインにした“すっぴん風眉”で、かしこまった感じにならないメイクを心がけています」と加藤さん。

ただし、すっぴん風とはいっても、ボサボサは禁物。「20代であれば、整えすぎないボサボサ眉もかわいく映りますが、大人世代がやるとただ手入れをしていないだけに見えてしまいます。ナチュラルとボサボサは別モノ。“眉カットでキレイに整えて、眉メイクはできるだけ自然に”が鉄則です」と加藤さんもアドバイスします。

ヘアメイク・加藤さん流 40歳の正解眉

Point1 短め&やや太め

「海苔のような太眉はやりすぎですが、やや太めに仕上げることでフレッシュな印象に仕上がります。眉尻がすっと伸びる長め眉は、エレガントになりすぎるので、かえって老け見えの原因に。また、長めにすると目が小さく、顔も横長に見えるので、目尻とほぼ同じくらいの長さを目安にしましょう」。

Point2 眉山ほんのりで平行ぎみに

「キュッと眉山があがっていると、昔を引きずったイメージで、おしゃれ感ゼロ。また、直線的な眉のほうが、健康的な印象を与えるため、大人世代も平行眉を取り入れるのが正解です。困り眉のような一直線ではなく、ほんのり眉山を作って優しい印象に仕上げるといいですよ」。

Point3 薄め、かつ明るめのグラデ眉

「のっぺりとした均一の眉ではなく、眉山から眉尻にかけて薄く、眉山から眉頭にむかって薄く仕上げるのがコツ。眉山がいちばん濃くなるイメージで、グラデーションにします。さらに眉の上部が薄く、下部が濃くなるように輪郭をぼかすと自然。また、眉マスカラはナチュラル眉の必需品です。眉の色を半トーン上げることでお肌が明るく見えますよ」。

実践! 大人眉の作り方

1.輪郭をぼかすため、アイブロウパウダー&ブラシか、ペン型のアイブロウパウダーで仕上げるのがおすすめ。ブラシにパウダーをつけたら、黒目の外あたりに眉山の位置を設定して、目尻の上あたりまで眉尻を描く。眉山が外にいきすぎると、長い眉になりがちなので注意を。

2.パウダーはつけ足さず、眉尻から眉頭に向かって平行ぎみで、やや太めに描いていく。これで自然に、グラデーションになる。眉頭から描かないのがポイント!

3.自然な毛並みに整えるイメージで、眉頭から眉尻方向に眉マスカラを塗る。カラーは髪色より、少し明るいくらいがベスト。黒髪の人は、ウォームブラウンの眉マスカラを。

休日はあまりメイクをしないという人も、「真っ黒の眉は老けて見えがち。ちょっと出かけるだけの日は、眉マスカラだけでも塗るとお肌のトーンが上がりますよ」と加藤さん。眉ひとつで、顔の印象が大きく変わるもの。ぜひ、40歳に似合う眉をマスターしてください。次回は、“白髪染めはいつから始めればいいの?”をテーマに、ヘアスタイリストの坂狩トモタカさんが、大人世代のカラーリングをレクチャーします!

(取材・文/宮浦彰子 撮影/須田卓馬)

今回教えてくれたのは、この方。「チームオトナノ」メンバーPROFILE

加藤恭子さん(ヘアメイク)/国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。美容師免許取得。資生堂SABFA サロンメーキャップコース修了。専門学校卒業後、サロン勤務の傍ら数々のタレントを手掛ける。10年のサロンに勤務したのち、ヘアメイク事務所allureに所属。2017年に独立し、ヘアメイク事務所GLUECHUと提携。アーティストや女優、アイドル、モデルなどのヘアメイクを中心に、TVや広告、ミュージックビジュアル、ファッション誌などマルチに活動。

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この記事のライター

40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。各業界のトップで活躍するメイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、料理家が、さまざまな角度から“40歳の美”を提案します。