2018年5月1日 公開
2018年6月21日 更新

格安SIMでiPhone 6を使うなら知っておきたい注意点とは……

格安SIMでiPhone 6を使う方法をまとめました。iPhone 6は2014年に発売されましたが、まだまだ現役で使うことができます。キャリアから格安SIMに乗り換えてiPhone 6を使う人、これから中古でiPhone 6を買って格安SIMで使う人は必見です。

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「格安SIMでiPhone 6を使いたい!」と思っている人は多いのではないでしょうか。iPhone 6は2014年9月に登場しましたが、2014年にドコモやau、ソフトバンクといったキャリアで買った人は2018年中に2回目の2年縛りが明けることになります(2年縛り=2年間の定期契約で、その期間内は解約やプラン変更の際に契約解除料などが発生するもの)。それをきっかけに格安SIMへの乗り換えを考えている人もいると思います。

またiPhone 6は中古スマホ市場での価格がこなれてきたので、これから中古のiPhone 6を買って格安SIMを使いたい、と考えている人もいるでしょう。そこで、この記事では格安SIMでiPhone 6を使うときに注意すべきことについて紹介します

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格安SIMでiPhone 6は使える! しかし注意が必要なケースもある

格安SIMとはドコモやau、ソフトバンクといったキャリアから回線を借りてサービスを提供している事業者のことですが、ドコモ・au・ソフトバンクのどの回線を借りている事業者なのかで3種類に分かれます。

iPhone 6は国内すべてのキャリアから発売されましたので、ドコモ・au・ソフトバンクで販売されたものがあります。これらに加えてAppleでも販売されていましたので、合計4種類のiPhone 6が存在することになります(海外版はここでは除く)。

「iPhone 6ならどこで販売されたものでも同じでしょ?」と思われがちですがそうではありません。キャリアで販売されたiPhone 6はSIMロックといって、そのキャリアのSIMカードしか使えないようにロックがかけられています。たとえばドコモ版iPhone 6にソフトバンクのSIMカードを入れても使えない、ということです。

SIMロックがかかったスマホをキャリアをまたいで使いたい場合SIMロック解除という手続きが必要ですが、実はキャリアから発売されたiPhone 6のSIMロックは、どの会社から販売されたものでもSIMロック解除をすることができません。このことはとても重要なので頭に入れておいてください。

ただしAppleで販売されたものはSIMフリー版といって、SIMロックがかけられていません。つまりどの会社のSIMカードでも使うことができます。

ひとことで「格安SIMでiPhone 6を使う」といっても格安SIMには3通り、iPhone 6には4通りのものがあるので、それぞれの組み合わせにおける注意点を紹介していきます。

なおiPhone 6を格安SIMで使う場合、使いたい格安SIMでiPhone 6の動作確認が取れているかどうかを格安SIM各社の公式サイトで確認するようにしてください。多くの格安SIMが公式サイト上に動作確認端末というページを設けています。

ドコモ(docomo)版iPhone 6を格安SIMで使いたい場合

最初にドコモ版iPhone 6を格安SIMで使いたい場合です。

ドコモ版iPhone 6はドコモ回線の格安SIMであれば原則としてどこでも使うことができます。au回線の格安SIMやソフトバンクの格安SIMは使うことができません。

なぜならドコモで販売されたスマホをau回線の格安SIMやソフトバンク回線の格安SIMで使う場合はSIMロック解除の手続きが必要になるのですが、前述のようにキャリア版iPhone 6はSIMロック解除ができないからです。

ドコモ回線の格安SIMはとても数が多いので、ドコモ版iPhone 6を格安SIMで使うのに困ることはないでしょう。iPhone 6の動作確認がとれているBIGLOBEモバイルではApple Musicなどでの音楽再生やYouTube(ユーチューブ)などの映像視聴で通信量が消費されないエンタメ・フリーオプションも提供され、iPhoneとの相性はぴったりです。

ただし、ドコモ版iPhone 6を格安SIMで使う場合、格安SIM各社が配布しているAPN設定プロファイルというものをiPhone 6にインストールしておく必要があります。APN設定プロファイルについては後述します。

au版iPhone 6を格安SIMで使いたい場合

次にau版iPhone 6を格安SIMで使いたい場合です。

au版iPhone 6はau回線の格安SIMであっても使えるところと使えないところがあります。au版iPhone 6を使えるau回線の格安SIMはUQモバイル、mineo、QTmobile、Fiimoなどです。そのなかでも特にUQモバイルは通信が安定していると評判が高く、人気があります。

IIJmio、イオンモバイル、BIGLOBEモバイル、J:COM MOBILE、TikiTikiなどはau回線の格安SIMでありながらau版のiPhone 6は使えません。なおau版iPhone 6が使える格安SIMはnanoSIMとマルチSIM(VoLTE対応SIM)の2種類を用意していますが、nanoSIMを選ぶようにしてください。

au版iPhone 6を格安SIMで使う場合、ドコモの場合同様APN設定プロファイルのインストールが必要です。

ソフトバンク(SoftBank)版iPhone 6を格安SIMで使う場合

次にソフトバンク版iPhone 6を格安SIMで使いたい場合です。

ソフトバンク版iPhone 6はソフトバンク回線の格安SIMであれば原則として使うことができます。また、ソフトバンク回線の格安SIMというとソフトバンクと同じソフトバンク株式会社が手掛けるY!mobileが頭に浮かぶ人もいると思います。しかしY!mobileではソフトバンク版iPhone 6を使うことはできません。

以前はソフトバンク回線の格安SIMは非常に数が限られていましたが、ここ1、2年でb-mobile S(日本通信)やH.I.S.モバイル、nuromobileなど数が増えてきたのはソフトバンク版iPhone 6の利用者にとってはうれしいところでしょう。

ソフトバンク版iPhone 6を格安SIMで使う場合、ドコモやau同様APN設定プロファイルのインストールが必要です。

SIMフリー版iPhone 6を格安SIMで使う場合

Appleなどから販売されたSIMフリー版iPhone 6を使う場合、原則としてどの格安SIMでも使うことができます。SIMフリー版はキャリア版と違ってSIMロックがかけられていないため、キャリア版に比べると自由度がとても高いです。

ただしSIMフリー版iPhone 6をこれから買う場合は、必ずAppleで販売された正規の国内版SIMフリーiPhone 6を買うようにしてください。正規の国内版SIMフリーiPhone 6には日本の電波法で定められた条件に適合していることを示す技適マークがついていますが、それ以外のものにはついていません。

「技適マークがついていない=絶対に違法」ではありませんが、かならず技適マークのついているiPhoneを使用しましょう。技適マークは本体への刻印やプリント以外に設定画面から表示できるようになっている場合があります。その場合でももちろん問題ありません。

また国内版でないもの、つまり海外版は日本で使うには通信規格や周波数帯といった点で使いにくいもの、使えないものが多いです。たとえば海外版iPhone 6には『GSM版』と『CDMA版』の2つが存在しますが、GSMという通信規格は日本では使われていないので、海外版のGSM版を日本に持ち込んで使おうとしても使えません。

さまざまな面から安心して使えるのが正規の国内版SIMフリーiPhone 6というわけです。SIMフリー版iPhone 6にもAPN設定プロファイルのインストールが必要です。

APN設定プロファイルとは何か

最後にこれまで繰り返し出てきたAPN設定プロファイルについて紹介します。

APNとは簡単に言えば使いたい回線の接続設定のことです。ドコモで使いたい場合はドコモのAPN、auで使いたい場合はauのAPNをスマホ側に設定する必要があります。格安SIMで使いたい場合も、使いたい格安SIMそれぞれでAPNが定められていますので各社のAPNを設定します。

AndroidのスマホであればAPN設定は設定画面から入って各項目を手入力していきますが、iPhone 6を格安SIMで使いたい場合は各社が用意しているAPN設定プロファイルというファイルをiPhone 6にダウンロード、インストールします。

つまり、APNプロファイルを設定する前にiPhone 6をインターネットにつなぐ必要があります。

多くの格安SIMが公式サイトの動作確認端末のページでiPhone 6を検索するとAPN設定プロファイルについて説明しています。

たとえばIIJmioの場合、『動作確認済み端末一覧』というページでiPhone 6を検索すると「APNの設定に構成プロファイルのインストールが必要です」となっており、リンクをクリックすると以下のような画面が出てきます。

iOS APN構成プロファイル | IIJmio (2987)

ここからAPN設定プロファイルをダウンロードし、インストールする、という手順です。

キャリアから格安SIMへ乗り換えてiPhone 6を使う場合は、あらかじめキャリアの回線が使えるうちに使いたい格安SIMのAPNプロファイルをダウンロードしておくとその後の作業がスムーズです。

キャリアの回線が使えない場合、あるいは中古のiPhone 6を使う場合などは自宅などのWiFiに接続してAPNプロファイルをダウンロードします。

自宅にWiFi環境がない場合は一旦パソコンにAPNプロファイルをダウンロードしてから、パソコンとiPhone 6をUSBケーブルでつないでファイルをiPhone 6へ移動させる、といった方法を使えばOKです。iPhone 6にAPN設定ファイルをインストールする作業自体は特に難しくありません。

キャリア版のiPhone 6はまだまだ使える! 格安SIMで活用しよう

ここまでドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアで販売されたiPhone 6、およびSIMフリー版のiPhone 6を格安SIMで使う場合の注意点について紹介しました。

キャリア版iPhone 6はSIMロック解除ができないので、格安SIMであっても回線提供元のキャリアをまたいで使えません。この点は多少不便ですが、ドコモ版iPhone 6であれば使えるドコモ回線の格安SIMは非常にたくさんあるので困ることはあまりありません。

au版iPhone 6やソフトバンク版iPhone 6は使える格安SIMが限られますので、もしも格安SIMを自由に選びたければSIMロック解除ができるようになったiPhone 6s以降のもの、あるいはドコモ版iPhone 6を用意するのがおすすめです。

iPhone 6は最新のiPhoneに比べれば性能は劣るものの、まだまだメインのスマホとして使えます。キャリアから格安SIMに乗り換えれば月々の料金を大幅に節約できますので、キャリアでiPhone 6を使っている人は格安SIMの活用をぜひ検討してみてください!

「メインのスマホはどうしてもキャリアで使いたい」という人は、もしお手元に古くなったiPhone 6があれば格安SIMを入れてサブスマホとして活用する、という手があります。サブスマホがあればメインスマホの月々のデータ通信量も節約できますので、上手に使えばとても便利です。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※画像はイメージです

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そらとすまほ編集部 そらとすまほ編集部