この記事の目次
- MNPで格安スマホに電話番号を引き継げる
- 格安スマホの契約に必要なもの
- 1.本人確認書類を用意しよう
- 2.クレジットカードを用意しよう
- 3.MNP予約番号を発行しよう
- 格安スマホへ電話番号をそのまま乗り換える前に確認したいこと
- 4.公式サイトから申し込もう
- 格安スマホ選びで比較するポイントは?
- データ容量で選ぶ
- オプションの充実度で選ぶ
- 通信速度の評判で選ぶ
- キャンペーンで選ぶ
- おすすめの格安スマホに電話番号そのままで乗り換えよう
- 通信速度とかけ放題のY!mobile(ワイモバイル)
- au回線で安定のUQモバイル(ユーキューモバイル)
- SNSのヘビーユーザーならLINEモバイル(ラインモバイル)
- キャンペーンが多い楽天モバイル
- 格安スマホへの電話番号の引き継ぎは簡単!
格安スマホへも、電話番号は引き継げます! 番号をそのまま引き継ぐには本人確認書類やクレジットカードのほかにMNP予約番号が必要なので、まずは乗り換えに必要なもの3点を確認しておきましょう。
格安SIMをどれにするか決めていない人向けにプランの比較方法やおすすめのサービスを紹介していきます!
MNPで格安スマホに電話番号を引き継げる
格安スマホへ電話番号をそのまま引き継ぐにはMNP(エムエヌピー)という制度を利用します。
MNPとはMobile Number Portability(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)の略で、他社の通信サービスへ電話番号をそのまま引き継いで乗り換えできる制度です。電話番号を引き継ぎたい場合にはMNPを必ず利用しましょう。利用しないで新しいスマホを契約すると、番号は引き継げないので注意しましょう。
格安スマホの契約に必要なもの
- 本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
- MNP予約番号
上記3つが揃えば、格安スマホへ電話番号を引き継いで契約できます。音声通話機能の付いたSIMカードを契約するには、本人確認ができる書類、例えば運転免許証などが必要です。
毎月の支払い用に登録する本人名義のクレジットカードも必要になります。なかには口座振替やデビットカードで支払いできる格安スマホの事業者もありますが、対応しているところは少ないのでクレジットカードを用意するのが確実です。
MNPを利用するにはMNP予約番号という10桁の番号が必要です。現在利用しているドコモ/au/ソフトバンクのショップや電話で発行してもらいます。
1.本人確認書類を用意しよう
まずは申し込みに必要な本人確認書類を用意しましょう。
格安スマホ契約の本人確認に使える書類は、日本国内発行の運転免許証、日本国パスポート、マイナンバーの記載された個人番号カード、被保険者証、在留カード、住民基本台帳カードなどさまざまです。
使える本人確認書類の種類や提出方法は格安スマホを提供するMVNOによって異なりますので、申し込みたい格安SIMの公式サイトの説明をよく読んでから手続きをしましょう。
本人確認は確認書類をカメラで撮影して公式サイトからアップロードする方法が主流となっており、携帯電話ショップへ行って手続きをする必要はありません。
2.クレジットカードを用意しよう
支払い方法の設定に可能なクレジットカードも用意しましょう。クレジットカードは原則、契約者本人名義のものが必要です。
デビットカードや、銀行口座からの口座振替で支払いができるサービスもありますが、これらを利用可能な格安SIMは限られているので、クレジットカードがあると安心です。利用できる支払い方法は各社サービスの公式サイトで説明があるので、そちらを確認しましょう。
3.MNP予約番号を発行しよう
本人確認書類と支払いできるクレジットカードを用意したら、次にMNP予約番号を発行しましょう。MNPは他社サービスへ電話番号をそのまま引き継げる制度で、予約番号はその制度を利用するために必要な情報(10桁の数字)です。
MNP予約番号は、現在利用しているドコモ/au/ソフトバンクから取得できます。予約番号の有効期限は、発行した日を含めて15日間です。例えば4月1日にMNP予約番号を発行したら、当月の4月15日まで使えます(有効期限が切れたら、再発行する必要があります)。
MNP予約番号は問い合わせ窓口に電話、もしくは携帯電話ショップへ直接行って発行できますが、ドコモ/au/ソフトバンク3社で取得方法が異なるので確認しておきましょう。
ドコモ
ドコモ契約者が電話番号をそのまま格安スマホ/格安SIMへ乗り換えたいときは、店頭、電話での問い合わせ、マイページからのオンライン手続きのいずれかの方法で、MNP予約番号を発行します。
【ドコモ インフォメーションセンターへ電話】
- ドコモ携帯電話から「151」
- 一般電話などから「0120-800-000」
- 受付時間:9時~20時
【ドコモオンライン手続き】
- My docomo
- 受付時間:9時~21時30分
【店頭】
- ドコモショップ
- 受付時間:各店舗の営業時間内
au
auユーザーが電話番号をそのまま格安スマホへ乗り換えたいときは電話もしくは店頭(auショップ/PiPit各店)でMNP予約番号を取得します。※3Gケータイ(EZwebにアクセスできるもの)のみ、au公式ウェブサイトからMNP予約番号が取得可能です
【電話でのMNP予約】
- au携帯電話/一般電話共通「0077-75470」
- 受付時間:9時~20時
【店頭】
- auショップ/PiPit各店(一部除く)
- 受付時間:店舗によって異なる
ソフトバンク
ソフトバンクでは、電話での問い合わせもしくはソフトバンクショップでMNP予約番号を発行します。
※シンプルスタイル(プリペイド携帯電話)の契約は、ソフトバンクショップのみでMNP予約番号発行が可能です
※3G ケータイ版のみ、My SoftBankからMNP予約番号の取得が可能です。
【電話での問い合わせ窓口】
- ソフトバンク携帯電話から「*5533」
- フリーコール「0800-100-5533」
- 受付時間:9時~20時
【店舗】
- ソフトバンクショップ
- 受付時間:各店舗の営業時間
格安スマホへ電話番号をそのまま乗り換える前に確認したいこと
本人確認書類、クレジットカード、MNP予約番号の3つが揃ったらあとは格安スマホへ乗り換えるだけですが、乗り換え前に気をつけておきたいこともチェックしておきましょう。
キャリアメールが使えなくなるので、事前に準備
まず注意しておきたいのが、キャリア発行のEメールアドレスが使えなくなることです。例えばこんなメールアドレスがあります。
- ドコモ:@docomo.ne.jp
- au:@ezweb.ne.jp @au.com
- ソフトバンク:@softbank.ne.jp @i.softbank.jp
これらキャリアメールと呼ばれるサービスは、格安スマホへ乗り換えると使えなくなります。ですので、乗り換える前に大事なメールはメモを取ったりして見られるようにしておきましょう。
独自のEメールアドレスを使えるサービスはありますが、今後また別の格安スマホへ乗り換えてしまった場合にまた使えなくなってしまいます。そこでオススメしたいのがGmailなどのメールサービス。
GmailはGoogleが提供するEメールサービスで、使っている回線契約に依存せず使えます。PCブラウザー上からの利用だけでなくスマートフォン用にアプリも提供されていますし、別の格安スマホへ乗り換えたとしても使えるのでオススメです。
キャリア決済ができなくなるので、代替方法を探しておく
さまざまな支払いを携帯電話の月額料金とまとめて支払えるキャリア決済も、格安スマホへ乗り換えると使えなくなるので確認しておきましょう。例えばこのようなサービスがあります。
【使えなくなるキャリア決済の例】
- ドコモ:spモード コンテンツ決済サービス、ドコモ払い(旧ドコモケータイ払い)、d払い(旧dケータイ払いプラス)
- au:auかんたん決済
- ソフトバンク:ソフトバンクまとめて支払い
アプリ購入/課金やショッピングで利用していた人は、格安スマホへ乗り換え後は別の決済方法を探しましょう。ネットショッピングならクレジットカードが使えるウェブサイトがほとんどですし、アプリ購入/課金にはコンビニなどで購入できる金額チャージ用プリペイドカードも使えます。
格安スマホと呼ばれるサービスを提供している事業者の中では、Y!mobileのみキャリア決済に対応しています。どうしてもキャリア決済を使いたいのであればY!mobileの格安スマホを使うといいでしょう。
4.公式サイトから申し込もう
必要なものが揃って注意点も確認したら、いよいよ格安スマホへMNPで乗り換えましょう! インターネット上の各社公式サイトから申し込みできるサービスがほとんどなので、本人確認書類、支払い用のクレジッドカード、MNP予約番号を用意すればすぐに契約できます。
申し込み手順は各サービスで異なるので、公式サイトへアクセスして、確認しながら申し込みましょう。
格安スマホ選びで比較するポイントは?
データ容量で選ぶ
最初に確認しておくべきなのが、今自分の使っている高速データ通信量です。
使える高速データ通信容量が足りないと毎月快適にインターネットを使えませんし、逆に多すぎるデータ容量プランを選ぶと月額料金が余計にかかるので、月額料金の安さという格安スマホのメリットを活かせません。ですので、まずは自分がどれくらいインターネットを使っていて、どれくらいの容量のプランが合うのか見極める必要があります。
どのサービスを使うとどれくらいデータ容量を消費するのかですが、IIJmio公式サイトが簡単な目安を掲載してくれています。
【スマートフォンで利用したときのデータ消費量目安】
・「ホームページ」Yahoo!トップページ(モバイル版)を表示:300kB
・「メール」300文字程度のテキストメール:5kB
・「Twitter(ツイッター)」全角140文字でツイート後、リロードする:91kB
・「動画」YouTubeで動画を約5分閲覧:11MB
・「地図」AndroidのGoogleマップアプリで地図を表示し、縮小してから拡大する、という操作を5回行う:3.5MB
上記の数字を見てもイメージがわかない方は、現在契約しているスマホの事業者のマイページにログインすると使ったデータ通信容量を簡単に調べられるので確認してみましょう。
オプションの充実度で選ぶ
現在利用している高速データ通信容量がだいたい分かったら、次にプランに追加できるオプションも比較してみましょう。
電話をよくかける方は、まず通話の割引やかけ放題オプションがあるか確認しましょう。Y!mobileでは通常のスマホプランS/M/Lに1回10分以内の国内通話が回数無制限の通話定額がもとからついていますし、月額1,080円のスーパー誰とでも定額をつければ、通話時間・回数ともに無制限で電話をかけ放題できます。
他の格安スマホのオプションでは3分、5分、10分など時間が限られているものがほとんどですが、時間内であれば回数無制限の通話定額オプションを使えるプランがたくさんあります。またアプリを利用しての半額通話など提供しているサービスがあるので、電話をよくかける人はそれぞれ比較してみましょう。
通話以外にも独自のオプションも提供しているSIMカードもあります。LINEモバイルでは、LINEの通信量がカウントされなかったり、他のSNS利用の通信量がカウントされないプランを提供しています。これらは厳密にいうとオプションではなくプランに付属しているサービスなのですが、よくSNSを利用する方はこういった格安スマホを選ぶのがおすすめです。
通信量をカウントしないサービスといえば、BIGLOBEモバイルではエンタメフリー・オプション(音声通話SIM:月額518円)を提供しています。加入すると対象サービス利用の通信量がカウントされなくなります。動画サービスのYouTube(ユーチューブ)、音楽ストリーミングサービスのSpotify(スポティファイ)といったサービスが対象に含まれていて、外出先でも通信量を気にせずこれらのサービスを使いたい人におすすめです。
通信速度の評判で選ぶ
格安スマホはドコモ/au/ソフトバンクの大手3キャリアと比較すると、時間帯によっては通信速度が少し遅くなることがあります。
格安スマホのサービスはドコモやauなどの大手キャリアの回線や設備を借りて提供されています。借りている帯域の幅や利用している回線網によって比較的安定して通信できるサービスもあれば、混雑時に通信が遅くなってしまうものもあります。
通信速度のみで選ぶならY!mobileがおすすめ。Y!mobileはソフトバンクの格安ブランドです。厳密にいうと回線を借りているMVNOではなく、大手キャリアとおなじように自社の設備や回線でサービスを提供しています。そのため、通信速度も格安スマホの中では抜群に安定しています。
同じく通信速度で評判が良いのがUQモバイルです。au回線を利用した格安スマホですが、さまざまウェブサイトなどが行っている通信速度のテストでも良好な結果を出していると評判です。
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