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今話題の格安SIMが気になってはいても、大手キャリアとの違いがよく分からない人は多いのではないでしょうか。格安SIMは月額料金が安いというイメージが先行していますが、メリットはそれだけではありません。
この記事では格安SIMと大手キャリアの違いやメリット・デメリットを徹底解説します。どちらが自分に合っているのか考えてみましょう。
格安SIMと大手キャリアの違いはなに?
以前はスマホを契約するといえばドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアと契約することが一般的でした。しかし最近は格安SIMという新しい選択肢があります。
格安SIMの最大のメリットは料金の安さです。格安SIMへの乗り換えとあわせてプランを見直せば、スマホ料金が大手キャリアの半額以下になる人もいるため、キャリアから格安SIMへの乗り換えが増えているのです。
UQモバイルやmineoなど、格安SIMのCMを見たことがある人も多いでしょう。CMでは「格安SIMにすると料金が安くなるらしい」ことが訴求されていますが、実は格安SIMと大手キャリアの違いがよく分からないから乗り換えをためらっている人もいるのでは。
たしかに、違いがよく分からないまま格安SIMに乗り換えて後悔している人もいます。格安SIMは安い料金ではありますが、当然ながらその分削られているサービスもあります。
大手キャリアで快適に使ってきた人にとっては、デメリットと感じるかもしれません。しかし、デメリットへの対処法もあります。しっかり準備をして乗り換えすれば、快適に使いながら通信費が節約できますよ。
格安SIMのメリット・デメリットを徹底解説
格安SIMのメリット・デメリットについて具体的に見ていきましょう。
格安SIMのメリット
- スマホの月額料金が安くなる(半額程度になることも……!)
- 2年縛りなどの長期契約が少なく、気軽に乗り換えできる
- キャンペーンが多く、スマホ代の割引やキャッシュバックがある
格安SIMはさまざまなコストを削ることで月額料金の安さを実現しています。格安SIMにはさまざまなプランがあり、大手キャリアから乗り換える人も自分の利用スタイルに合ったプランが見つけられます。自分に合ったプランを選ぶことで月額料金がお得になるのが最大のメリットと言えるでしょう。
大手キャリアを契約していて2年縛りなどの契約期間に悩んでいる人は多いはず。解約のタイミングによっては違約金がかかるので面倒ですよね。
一方、格安SIMの縛りはあっても多くの場合は1年ほどで自動更新もあまりありません。最低利用期間内に解約しても違約金はそこまで高くはないので、乗り換えのときも安心です。また、最低利用期間があるのは基本的には音声SIMのみで、データSIMと呼ばれる通信専用のSIMには最低利用期間がありません。格安SIMは長期契約の縛りに悩まされた人にこそおすすめです。
多くの格安SIMでは新規契約者に向けたキャンペーンを行っています。初期費用が安くなったり、スマホが安くなったりとお得な点が多く魅力的です。よくキャンペーンを開催しているので、キャンペーン期間中に契約することをおすすめします。
格安SIMのデメリット
- ショップが少なくサポートが手厚くない
- かけ放題オプションが少なく通話料金がかさむ
- 混雑する時間帯は通信速度が不安定
格安SIMは大手キャリアに比べるとショップが少なかったり、サポートが手厚くなかったりするので、ある程度は自分で調べて契約をしなければいけません。最近はショップの数を増やしたり、チャットサポートやコミュニティサイトなどで疑問を解決できる格安SIMが増えてきているので以前よりは安心して使えるようになりました。
人気の楽天モバイルも最近は家電量販店のなかなどに楽天モバイルショップを増やしています。見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ(スマートフォン)/格安SIM

大手キャリアを契約しているときに通話メインでスマホを利用していた人はいませんか? 格安SIMのプランの多くは通信がメインで、選ぶSIMによっては通話オプションがあまりない場合があります。
音声通話の回線での完全かけ放題を提供している主要な格安SIMは2018年12月現在でY!mobile、X-mobile、QTmobileの3社のみ。そのほかは5分や10分など限られた時間内の通話が無料になるかけ放題です。通話メインで使う場合は自分の通話スタイルを確認してから契約を考えてみてください。
Y!mobile公式オンラインストア

格安SIMは大手キャリアから通信を借りているサービス。借りている帯域幅に対して利用するユーザーが多くなると、通信速度が遅くなることがあります。
たとえば、平日の昼間や夕方は利用者が集中して通信速度の低下が顕著になることも。気になる方はUQモバイルやY!mobile、LINEモバイルのSoftBank回線など、通信速度の評判が良い格安SIMを契約するといいでしょう。
UQモバイル【限定キャッシュバックキャンペーン】

LINEモバイル

格安SIMはどんな人におすすめ?
格安SIMは自分で調べながらお得にスマホを使いたい人におすすめのサービスです。自分から積極的に調べることで、月額料金をお得にできます。最近ではチャットや電話などサポートが充実した格安SIMも増えているので上手に利用しながらスマホを契約してみてください。
大手キャリアのメリット・デメリットを徹底解説
格安SIMと比較したときの大手キャリアのメリット・デメリットはなんでしょうか。改めてメリット・デメリットを確認して格安SIMと大手キャリアの違いを見てみましょう。
大手キャリアのメリット
- 充実のサポート体制が用意されている
- 通話メインで使う人も安心のかけ放題
- 通信速度が安定していて使いやすい
大手キャリアのメリットは充実したサポート体制です。全国各地にキャリアショップが用意されているのでいつでも対面で相談できます。また、チャットサポートや電話サポートなど幅広いサポート体制が揃っているのも魅力です。格安SIMに比べてサポートセンターの人員も多く、疑問があればすぐに問い合わせて解消できます。
通話を多く利用する場合、大手キャリアのかけ放題はメリットのひとつ。格安SIMには完全かけ放題を提供している会社は少ないですが、大手キャリアはドコモ、au、ソフトバンクすべてに完全かけ放題が用意されています。時間制限のあるかけ放題が多い格安SIMに比べるとこの点も大きなメリットといえるでしょう。
自社で設備を持つ大手キャリアでは安定した通信を利用できます。時間帯によっては不安定な通信になりやすい格安SIMと比べると通信速度の安定は魅力的ですよね。
大手キャリアのデメリット
- 2年縛りなど条件が多く、乗り換えが難しい
- 最新の高額なスマホが多い
- 基本料金やオプション料金が高い
大手キャリアの大きなデメリットといえば縛りがキツイこと。2年縛りの契約が標準で自動更新のため、解約のタイミングを考えないと違約金がかかります。契約してからどれくらい経過しているか考える必要があったり、契約してすぐに解約は難しかったりします。
大手キャリアで提供されているスマホの多くがキャリア向けのモデルです。格安スマホのように2万円~5万円程度の価格帯は少ないため、分割で支払っても月額料金が高くなります。キャリアでは高機能なスマホが多いので、そこまでのスペックが必要ないという人にとってはデメリットです。
また、格安SIMと比べると基本料金や通信定額サービスの料金も高い傾向にあります。毎月たくさんスマホを使う人ならいいですが、そこまで使わない人にとっては痛い出費となるでしょう。多くの格安SIMでは無料で使えるテザリングなどにもオプション料金が必要な場合があります。
大手キャリアはどんな人におすすめ?
大手キャリア最大の魅力が充実したサポート体制です。安心して長くスマホを使いたい人は大手キャリアを契約しましょう。高機能な最新機種を購入したい人にもおすすめです。
格安SIMと大手キャリアのメリット・デメリットを理解して、自分に合った会社と契約しよう!
格安SIMと大手キャリアの違いを紹介しました。月額料金の違いが目立ちますが、ほかにも購入できる機種や通信速度、契約期間などさまざまな違いがあります。双方のメリットやデメリットを理解して自分に合うサービスの契約を考えてみてください。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
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