2018年4月27日 公開
2019年8月30日 更新

格安SIMはどこの会社が人気なの? 厳選の3つを紹介!

格安SIMはここ数年大きな人気を集めていますが、いざ乗り換えようとするとどの格安SIMにするべきか悩んでしまうもの。そこで今回は調査会社の発表で満足度の高い上位3つの格安SIMに絞って、料金プランの詳細や特徴、人気の理由を紹介します。

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格安SIMは2014年末にドコモやau、ソフトバンクといったキャリアから発売されたスマホのSIMロック解除の原則義務化が始まって以来、じわじわと人気を拡大してきました。新聞や雑誌などで格安SIMが取り上げられる機会も増えてきており、格安SIMへの乗り換えを本気で考えている人も増えていると思います。

そこで今回はモバイルに特化した調査会社であるMMD研究所による調査で「総合満足度」の上位に入った3つの格安SIMの特徴を紹介したいと思います

現在利用している格安SIMサービスの総合満足度について「とても満足、やや満足、どちらでもない、やや不満、とても不満」の5段階で聞いたところ、「とても満足」と「やや満足」を合わせ71.3%が満足と回答した。サービス別の満足度についてはmineoが85.4%で最も高く、次いでIIJmioが82.0%、OCN モバイル ONEが81.3%だった。
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【人気の格安SIM・その1】mineo(マイネオ)

まず最初に紹介するのは「mineo」です。総合満足度の項目でトップを獲得しています。mineoは女優の葵わかなさんを起用したテレビCMがたくさん放送されていますので、知っている人も多いと思います。

mineoを運営しているのは株式会社ケイ・オプティコムという光回線サービスなどを提供している会社です。知らない人もいるかもしれませんが、この会社は近畿地方二府四県などに電力を供給する関西電力株式会社の子会社なのでバックボーンはとてもしっかりしています。

格安SIMはキャリアから回線を借りていますが、mineoはドコモ回線とau回線を使っています。このように複数のキャリアの回線が使える格安SIMを「マルチキャリアMVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼び、mineoはその草分け的な存在です。

mineo(マイネオ)の料金プラン

mineoの料金プランはドコモ回線のものを「Dプラン」、au回線のものを「Aプラン」呼んでいます。詳細は以下のとおりです。

■Dプラン

データSIM データSIM(SMS機能付き) 音声SIM
500MB 756円 885円 1,512円
1GB 864円 993円 1,620円
3GB 972円 1,101円 1,728円
6GB 1,706円 1,835円 2,462円
10GB 2,721円 2,850円 3,477円
20GB 4,298円 4,427円 5,054円
30GB 6,372円 6,501円 7,128円

■Aプラン

データSIM データSIM(SMS機能付き) 音声SIM
500MB 756円 756円(SMS付帯料なし) 1,414円
1GB 864円 864円(SMS付帯料なし) 1,522円
3GB 972円 972円(SMS付帯料なし) 1,630円
6GB 1,706円 1,706円(SMS付帯料なし) 2,365円
10GB 2,721円 2,721円(SMS付帯料なし) 3,380円
20GB 4,298円 4,298円(SMS付帯料なし) 4,957円
30GB 6,372円 6,372円(SMS付帯料なし) 7,030円

AプランのデータSIMはSMS機能付きのものしか用意されていません。料金は全体的にAプランの方が安めの設定です。

利用者間でパケットを分け合える仕組みがたくさんある

「パケット」とはデータ通信量のことです。mineoに限らず格安SIMは多くの料金プランで毎月一定量のデータ通信量が自由に使えるようになっており、それをオーバーすると通信速度が大幅に制限されるようになっています。

これを避けるにはデータ通信量がオーバーしないように気を配りながら使うか、データ通信量の追加購入ができる格安SIMの場合はお金を出して買うなどの方法がありますが、mineoには利用者間でデータ通信量を分け合える仕組みが3つ用意されています。

まず1つめが「パケットギフト」です。これは家族や友達など誰とでも分け合うことができます。

2つめが「パケットシェア」です。これは最大5回線で組んだシェアグループの各利用者が当月に余らせたデータ通信量を、翌月まとめて各利用者でシェアするものです。一旦シェアグループを組めばパケットのシェアは自動的に行われます。

3つめが「フリータンク」です。これはmineoが用意したフリータンクという「仮想のタンク」の中に利用者が使わないデータ通信量や余ったデータ通信量を入れることができます。逆にデータ通信量が足りなくなりそうな場合は他の利用者がフリータンクに入れてくれたデータ通信量の中から引き出して使うことができます。

パケットギフトは相手を指定してデータ通信量をやり取りしますが、フリータンクは相手を指定する必要がなく、家族や友達が誰もmineoを利用していなくてもmineoユーザー同士で使うことができるわけです。

そして4つめは「チップ」です。mineoにはmineoのスタッフや利用者で作るオフィシャルコミュニティの「マイネ王」というものが用意されていますが、ここに書き込まれている情報が自分にとって役に立った、と思った場合は感謝の意味を込めて1回10MBの「チップ」を贈ることができます。逆にいえば他の利用者にとって役に立つ情報を書き込むと、チップの形でデータ通信量をもらえることがある、ということです。

このように利用者間でさまざまに助け合う仕組みがあるのはmineoの大きな特徴であり、人気の秘密だといえます。

最低利用期間と違約金がない

キャリアのスマホ向け料金プランの中には最低利用期間が定められていて、その期間内にプラン変更や解約をすると高い違約金を取られるものがあります。キャリアの最低利用期間の多くが「2年」となっています。

格安SIMはデータプランでは最低利用期間を定めているものはほとんどありませんが、音声通話プランでは普通は最低利用期間が定められています。ただしその期間は(一部の例外を除くと)「6カ月」や「1年」がほとんどです。

mineoにはこの最低利用期間や違約金の制度が音声通話プランも含めてありません。そのため仮に音声通話プランであっても、1カ月や2カ月という短い期間でお試し的に使うことができてしまいます。

格安SIMは同じキャリア回線を使っているところでも各社通信速度がまちまちなので、実際に使ってみて意外にも通信速度が遅かった、というような場合に躊躇なく解約することができる、という点でもmineoには好感が持てます。

【人気の格安SIM・その2】IIJmio(みおふぉん)

次に紹介するのは「IIJmio」です。満足度はmineoについで2位となっています。

IIJmioはmineoのように派手なテレビCMはやっていないものの、格安SIMとしては古い歴史を持っていることや比較的通信速度が常時安定しているといわれていることなどから口コミで広がった人気が根強いと考えられます。

また大手家電量販店「ビックカメラ」と提携して「BIC SIM」という形でもIIJmioのSIMカードが店頭で販売されているのも大きいでしょう。

なおIIJmioを手掛ける株式会社インターネットイニシアティブはインターネットプロバイダーとしては日本で最も古い歴史を持つ老舗企業でもあります。

IIJmio(みおふぉん)の料金プラン

IIJmioもmineoと同じくドコモ回線とau回線の両方を提供するマルチキャリアMVNOです。ドコモ回線は「タイプD」、au回線は「タイプA」と呼ばれます。料金プランの詳細は以下のとおりです。

■タイプD

データSIM データSIM
(SMS機能付き)
音声SIM データ通信量 発行可能なSIMの枚数
ミニマムスタートプラン 972円 1,123円 1,728円 3GB/月 最大2枚
ライトスタートプラン 1,641円 1,792円 2,397円 6GB/月 最大2枚
ファミリーシェアプラン 2,764円 2,916円 3,520円 10GB/月 最大10枚

■タイプA

データSIM データSIM
(SMS機能付き)
音声SIM データ通信量 発行可能なSIMの枚数
ミニマムスタートプラン 972円 1,728円 3GB/月 最大2枚
ライトスタートプラン 1,641円 2,397円 6GB/月 最大2枚
ファミリーシェアプラン 2,764円 3,520円 10GB/月 最大10枚

IIJmioのタイプAもmineoのプランAのようにデータSIMはSMS機能つきのものしか用意されていません。プランAのSMS機能付きのデータSIMはプランDのデータSIMと料金が同じなので、プランAの方が若干お得ということになります。音声通話SIMの料金は同じです。

すべてのプランで複数枚SIMが発行される

IIJmioは「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」では最大2枚まで、「ファミリーシェアプラン」では最大10枚までのSIMカードを発行することができます。

これは複数枚のSIMで1つのプランを共有できることを意味します。

たとえば1人で2枚のSIMを発行し、1枚をスマホに、もう1枚をモバイルルーターに入れて使う、といった使い方もできますし、ファミリーシェアプランを家族で共有することもできます。

キャリアから格安SIMに乗り換える場合は1人でも月のスマホ代を大幅に節約することができますが、これが2人、3人となると節約される金額は2倍、3倍となるでしょう。家族全員で格安SIMへ乗り換える効果は絶大です。

しかもIIJmioのように1つのプランを複数で共有できるものは、それぞれが独立して格安SIMと契約するのに比べて効率的です。

通話定額オプションをつけると家族間通話は最大1回30分までの通話がかけ放題になる!

格安SIMは多くが「5分かけ放題」や「10分かけ放題」のように1回あたりの通話時間の上限を定めたうえで回数無制限でかけ放題となる「通話定額オプション」を用意しています。

この通話定額オプションがIIJmioではやや特殊な形となっており、「家族以外」と「家族」では1回あたりの通話時間の上限が変わってきます。

用意されている通話定額オプション「誰とでも3分&家族と10分」(月648円)と「誰とでも10分&家族と30分」(月896円)の2つで、前者は1回あたりの通話時間の上限が家族以外は3分、家族が10分、後者は家族以外は10分、家族は30分です。

格安SIMの通話定額オプションのうち、1回あたりの通話時間の上限を定めているものの中では「誰とでも10分&家族と30分」の家族向け通話が最長です。

なおここでいう家族とは、あくまでも「同一mioID(同一契約)の下で発行されたSIMカード同士」ということを指すので、そのSIMカードを使う相手は家族でも友達でも恋人でも構いません。

特定の相手と長電話をしたい人におすすめです。

SIMカードとセット販売されているスマホの種類が豊富

IIJmioは2018年3月現在、22種類ものSIMフリースマホがSIMカード(回線契約)とセットで販売されています。

これは楽天モバイルなどと並び、格安SIMの中ではかなり多い方になります。

用意されているSIMフリースマホはHUAWEIやASUS、Motorolaといった人気ブランドが中心で、同一ブランドでもエントリーモデルからハイエンドモデルまで予算やニーズに応じて幅広く取り揃えています。

安いものなら1万円台から買うこともできますし、キャンペーンを活用すればさらに安い価格で買うことも夢ではありません。

【人気の格安SIM・その3】OCN モバイル ONE

最後に紹介するのは「OCN モバイル ONE」です。満足度はmineo、IIJmioについで第3位となっています。

OCN モバイル ONEは「OCN」という名前からもピンとくるように、インターネットプロバイダーのOCNと同じエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(NTTコミュニケーションズ)が手掛けています。NTTコミュニケーションズは日本を代表する通信会社であり、ドコモの親会社でもあるNTTですから、バックボーンとしては最強といえます。

これまでに紹介したmineoとIIJmioはドコモ回線とau回線の両方を提供していますが、OCN モバイル ONEはドコモ回線のみの提供となります。

OCN モバイル ONEの料金プラン

OCN モバイル ONEの料金プランは以下のようになっています。

■低速大容量コース

データSIM データSIM
(SMS機能付き)
音声SIM データ通信量
500kbpsコース
(15GB/月)
1,944円 2,073円 2,700円 15GB/月

■日割コース

データSIM データSIM
(SMS機能付き)
音声SIM データ通信量
110MB/日コース 972円 1,101円 1,728円 110MB/日
170MB/日コース 1,490円 1,620円 2,246円 170MB/日

■標準コース

データSIM データSIM
(SMS機能付き)
音声SIM データ通信量
3GB/月コース 1,188円 1,317円 1,944円 3GB/月
6GB/月コース 1,566円 1,695円 2,322円 6GB/月
10GB/月コース 2,484円 2,613円 3,240円 10GB/月
20GB/月コース 4,482円 4,611円 5,238円 20GB/月
30GB/月コース 6,534円 6,663円 7,290円 30GB/月

料金プランは大きく分けて3つあります。

「低速大容量コース」は月15GBのデータ通信量が使えますが、通信速度は最大で500kbpsしかでません。

「日割コース」は1日あたりで使えるデータ通信量が決められており、「標準コース」は一般的な格安SIMの料金プラン同様に月ごとに使えるデータ通信量が決められています。

通話定額オプションが豊富

OCN モバイル ONEの通話定額オプションには「10分かけ放題」(月918円)「トップ3かけ放題」(月918円)「かけ放題ダブル」(1,404円)の3つがあります。

まず最初の「10分かけ放題」は1回あたりの通話時間が10分までの通話がかけ放題となる、ごく普通のものです。

面白いのが「トップ3かけ放題」で、こちらは「その月の国内通話料上位3番号」への通話料金がすべて無料になります。

「かけ放題ダブル」は上記2つのかけ放題を合わせたもので、1回あたりの通話時間が10分までの通話がかけ放題になるうえに、その月の国内通話料上位3番号への通話料金が無料になります。

幅広くいろいろな人に電話をする場合は10分かけ放題がおすすめですが、3カ所以下の特定の相手にばかり電話をする場合はトップ3かけ放題がベターです。

「日割コース」は速度制限が翌日には解除される

格安SIMの料金プランはOCN モバイル ONEの標準コースのようなものが一般的ですが、OCN モバイル ONEには毎日のデータ通信量に上限が定められている「日割コース」があります。

標準コースの場合はその月のデータ通信量を使い切ってしまって速度制限がかかると、解除されるのは翌月です。場合によっては少なくない日数を低速で過ごさなくてはいけなくなります。

しかし日割コースは上限を超えたデータ通信を行って速度制限がかかっても、翌日には速度制限が解除されて元の高速に戻ります。これが日割コース最大のメリットです。

ただし1日110MB、あるいは1日170MBというのはYouTubeで動画を数本見たらあっという間に超えてしまいます。動画やゲームといったコンテンツをよく利用する人にはあまりおすすめすることはできません。

無料で使えるWiFiスポットが日本全国に8万6,000カ所以上もある

OCN モバイル ONEは利用者向けに全国のファストフード店やカフェ、駅やホテルといった公共スペースに無料で使えるWiFiスポットを用意しています。

その数は大小さまざまなものを合わせると8万6,000カ所以上にもおよび、この数は格安SIM各社が利用者向けに用意している無料WiFiスポットとしては最多級のものです。

自宅や会社のWiFi環境を活用している人は多いと思いますが、よく行くカフェやレストラン、毎日使う駅などがWiFiスポットになっている場合、これらも上手に組み合わせて使うことで毎月のデータ通信量を節約することができます。SIMカードをモバイルルーターに入れて使う人や、出張が多くビジネスホテルに泊まる機会が多い人などにおすすめです。

人気の格安SIMは他にもたくさん! 自分の使い方にあったベストな格安SIMを探そう

格安SIMのなかでも満足度が高いと人気のmineo(マイネオ)、IIJmio(みおふぉん)、OCN モバイル ONEの3つの特徴、人気の理由を紹介しました

格安SIMは今や800以上の会社・ブランドが提供をしており、各社が料金プランを始めとしたサービス内容でしのぎを削っています。どの格安SIMが向いているかはあくまでもその人の使い方次第なので、必ずしもこの3つがベストとは限りません。

しかしより多くの人が満足できるものである可能性はとても高いと思います。これから初めて格安SIMを使う、という人は今回紹介したmineo、IIJmio、OCN モバイル ONEのどれかにしておけば失敗することはないでしょう。

他の記事ではこの3つ以外のさまざまな格安SIMも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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