2018年5月15日 公開
2019年8月30日 更新

格安SIMのメリットは? 料金だけじゃありません!

格安SIMのメリットは「格安」というだけあってキャリアに比べて月々の料金が安いという点です。しかし格安SIMのメリットは料金の安さだけにとどまりません。この記事では料金の他に2つのメリットを紹介しています。格安SIMを検討している人はぜひ参考にしてください。

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格安SIMにはメリットがたくさんあります。特に大きなメリットは月々のスマホ代が大幅に安くなるということですが、格安SIMのメリットは料金の安さだけではありません。今回はそんな格安SIMの数々のメリットを紹介しましょう。

【格安SIMのメリットその1】料金が安い

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格安SIMは格安と謳っていることからもわかるように、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアのスマホに比べると月々のスマホ代が大幅に安くなる、というのが売りで、これが最大のメリットです。

なおMMD研究所が2017年3月に発表した『2017年携帯電話の利用料金に関する調査』によると、ドコモ、au、ソフトバンクのスマホ利用者の毎月の平均スマホ代は7,876円、格安SIM利用者は2,957円となっています。この調査結果を見るだけでも実に2倍以上の差です。

ドコモの場合

キャリアの料金プランは通常、
基本プラン+パケットパック+インターネット接続サービス=月々のスマホ代
という形になっています。

ドコモを例にとると、基本プランが国内通話が24時間無料になる『カケホーダイ』(2,916円/月・2年契約あり)、パケットパックが月2GBのデータ通信が可能な『データSパック』(3,780円/月)、インターネット接続サービスが『spモード(324円/月)』で、合計7,020円となります。

なお基本プランを5分以内の通話が回数無制限で無料になる『カケホーダイライト』にすると月1,836円(2年契約あり)になるので、合計は5,940円になります。

どちらもパケットパックは最小の2GBで計算しましたが、これを5GBの『データMパック』にすると5,400円になるので、合計金額はそれぞれ8,640円、7,560円です。

長年ドコモを使っている人は『ずっとドコモ割』という割引が適用されるのでこれよりも多少料金は安くなりますし、通話かけ放題がない代わりに月1,058円の基本プラン『シンプルプラン』(ただしシェアパック・ウルトラデータパックの契約が必須)や対象スマホの利用を条件に月1,620円がずっと割り引かれる『ドコモ with』など、もっと安く使える料金プランもありますが、ドコモを使っている多くの人は月々のスマホ代が上記で紹介したように6,000円~9,000円前後になるでしょう。

楽天モバイルの場合

これに対して格安SIMの料金プランは、ほとんどの場合データ通信のみができる『データSIM』、データ通信にSMS機能がついた『データSIM(SNS機能つき)』、そして音声通話ができる『音声通話SIM』の3つがあり、それぞれに○GBプランのように月々利用可能なデータ通信量が定められたプランが用意されています。

楽天モバイルの場合『組み合わせプラン』には3.1GBプラン、5GBプラン、10GBプラン、20GBプラン、30GBプラン、と無制限で利用できる代わりに通信速度が200kbpsになる『ベーシックプラン』の6つのプランがあります。音声通話SIMは3.1GBプランが1,728円、5GBプランが2,322円です(楽天モバイルには『スーパーホーダイ』という1回あたり5分までの通話がかけ放題になるプランもあります)。

■組み合わせプラン

プラン データSIM 050データSIM 音声通話SIM
ベーシックプラン 567円 696円 1,350円
3.1GBプラン 972円 1,101円 1,728円
5GBプラン 1,566円 1,695円 2,322円
10GBプラン 2,440円 2,570円 3,196円
20GBプラン 4,374円 4,503円 5,130円
30GBプラン 5,886円 5,961円 6,642円

ここではドコモと楽天モバイルを比較しましたが、前述のMMD研究所の調査結果(ドコモ、au、ソフトバンク利用者の平均スマホ代は7,876円、格安SIM利用者は2,957円)がほぼ裏付けられました。

なおキャリアの料金はキャリアごとに微妙な差はあるものの横並びに近い状態なので、auやソフトバンクでもドコモとの差はあまりありません。楽天モバイルも格安SIMの中ではごく平均的な料金です。

【格安SIMのメリットその2】契約期間の縛りがない、あっても短い

携帯電話やスマホの世界には「割安にする代わりに最低○年使ってください(○年になる前に解約すると契約解除料が発生)」という、縛りがあります。

先ほど紹介したドコモのカケホーダイやカケホーダイライトの料金の後ろに「2年契約あり」と書きましたが、これがまさに縛りで、あの料金で使うには2年間という定期契約が必要です。定期契約をつけなくても使えますが、その場合カケホーダイが2,916円→4,536円に、カケホーダイライトが1,836円→3,456円と高くなってしまいます。

そして2年間の定期契約をつけた場合、契約期間内に解約したり定期契約のない料金プランへ変更した場合は1万260円の解約金を支払わなくてはなりません。

格安SIMの場合、通常データSIM(SMS機能つき含む)には契約期間の縛りはありません(TONEモバイルのように縛りがあるところもあります)。

音声通話SIMは多くの格安SIMで契約期間の縛りがあります(mineoのようにないところもあります)。先ほど紹介した楽天モバイルの音声通話SIMは最低利用期間を12カ月と定めており、12カ月目以内の解約の場合は契約解除料が1万584円かかります。

つまり格安SIMでも音声通話SIMであれば契約期間の縛りはあるものの、多くの場合はキャリアと比べるとその期間は短い=乗り換えがしやすいといえます。

【格安SIMのメリットその3】多種多用なブランド、料金プランの中から選ぶことができる

総務省が2018年3月に発表した『電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (平成29年度第3四半期(12月末))』によると、格安SIMを提供する事業者の数は817社となっています。今はもう少し増えていると思いますが、まさに星の数ほどの格安SIMが存在するわけです。

これだけ多くの格安SIMがあれば当然競争も激しくなっており、どの格安SIMもそれぞれの特徴を活かしたプランを用意しています。

たとえばLINEモバイルはすべての料金プランでLINEを使ったメッセージのやり取りや音声通話がカウントフリー(月々のデータ通信量にカウントしない)となっています。これは日常的にLINEをたくさん使う人にとってはとてもありがたいサービスです。

またJ:COM MOBILEはケーブルテレビのJ:COMを運営する株式会社ジュピターテレコムが手掛けていますが、J:COMではケーブルテレビの利用者向けに放送の一部をスマホやタブレットで見ることのできる『J:COMオンデマンドアプリ』を用意しています。J:COM MOBILEの利用者はこのJ:COMオンデマンドアプリを利用した通信がカウントフリーになります。

自宅でJ:COMのケーブルテレビを利用している人は、格安SIMもJ:COM MOBILEにすればJ:COMの放送を外でも思う存分楽しめます。

このように格安SIMは「ただ安い」というだけではなく、使い方によっては生活をより便利に、より豊かなものにしてくれる可能性があります。

格安SIMはメリットばかりではない

こうしてみるとメリットが多い格安SIMですが、もちろんデメリットもあります。最大のデメリットは、無制限の通話かけ放題がほとんどない、ということです。

5分かけ放題や10分かけ放題のように、1回あたりの通話時間を制限した制限つきかけ放題はたくさんありますが、時間無制限、回数無制限の本当の意味でのかけ放題がほとんどありません。

本当の意味でのかけ放題を用意しているのがY!mobileです。ブサかわネコの『ふてにゃん』やお笑いコンビのにゃんこスター、女優の桐谷美玲さんなどが出演しているテレビCMを見たことがある人は多いでしょう。

Y!mobileはドコモやau、ソフトバンクと同じく自社で通信回線を持っているのでMVNO(仮想移動体通信事業者)ではなくMNO(移動体通信事業者)です。

ソフトバンクと同じくソフトバンク株式会社が運営しており、ソフトバンクよりも格安なことから「ソフトバンクのサブブランドであり格安SIM」という位置づけです。

スマートフォンの料金プラン|料金|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで (3353)

Y!mobileはスマホ向け料金プラン(スマホプラン S/M/L)であれば1回10分までの通話が回数無制限でかけ放題になりますが、オプションの『スーパーだれとでも定額』をつけると通話時間も通話回数も無制限で使えるようになります。

ただ『スマホプラン S/M/L』は2年間の最低利用期間があり、契約期間中に解約をすると1万260円の契約解除料がかかります。

Y!mobileの他にはエックスモバイルという格安SIMもオプションをつけることで、本当の意味でのかけ放題にすることができますが、他の格安SIMに比べると元々の料金プランが割高になっている点に注意が必要です。

月々のスマホ代を安くしたい人は格安SIMへの乗り換えを検討しましょう!

繰り返しになりますが、格安SIM最大のメリットは料金が安いという点です。月々のデータ通信量がほぼ同じ条件でキャリアと格安SIMの料金を比較すると、ほぼ半額かそれ以下の料金に収まります。数少ない例外を除くと多くの人がスマホ代を大幅に節約することができるはずです。

また最低利用期間が短くサービスや事業者の種類が多いため、使い方にあわせて自由にプランを選んで手軽に乗り換えできるのも良いところでしょう。

ただし、最大のデメリットである、通話時間、通話回数無制限のかけ放題が少ないという点は頭の片隅に入れておきましょう。長電話を頻繁にかける人が格安SIMに乗り換えると通話料がかさんで逆にスマホ代が高くなることも考えられるからです。

5分かけ放題や10分かけ放題は格安SIMにもありますので、通話が多い人でも1通話あたりの時間さえ気をつければ格安SIMでも通話料の心配はあまりありません。LINEの音声通話機能を有効活用する、という手もあります。

他の記事では格安SIMのデメリットも詳しく紹介していますので、そちらもあわせて読んでくださいね。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※画像はイメージです

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