2018年5月31日 公開
2018年10月1日 更新

格安スマホの通信速度ってなんだろう? 速度表示の仕組みや見方を解説

格安スマホは提供するMVNOによって通信速度が違います。通信速度によって格安スマホを使う際の快適さが変わってくるので、格安スマホ選びの重要なポイントの1つです。この記事では格安スマホの通信速度について詳しく紹介! 知っておくと便利な速度表記の見方についても説明しています。

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格安スマホを契約するときに重要なのは通信速度です。通信速度が遅いと格安スマホを快適に利用できません。この記事では格安スマホの通信速度の仕組みや見方などを解説します。通信速度についてしっかり理解して、快適に使える格安スマホを選びましょう。

格安スマホの通信速度ってなに?

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格安スマホや格安SIMを提供しているMVNOでは通常、契約するSIMカードが対応している通信速度を公式サイトなどに記載しています。しかし、スマホでネットを見ていると急に動作が遅くなった経験はありませんか?

この原因として考えられるのが通信速度の低下です。実は、通信速度は環境や時間などにより変わるのです。

スマホ自体の動きは普通なのにネットを見る動作が遅くなる場合は、多くの場合通信速度が関係しています。格安スマホの通信速度の仕組みを知っておけば、スマホの動作が遅くなってもその理由がわかるかもしれません。この記事で通信速度について知っておきましょう。

格安スマホの通信速度の仕組みとは?

MVNOの公式サイトを見ていると、500kbpsや50Mbpsといった表現がありますよね。これが通信速度を表した数字です。この数字の見方を知っておくと、MVNOの通信速度についてより理解を深められます。

  • ①:kbps= kiro bit per second
  • ②:Mbps= Mega bit per second
  • bit(ビット)はデータを細かくした最小単位、per secondは1秒間という意味です。つまり、1秒間に何bitのデータをやりとりできるかを表しています。この数字が大きい方が1秒間にやりとりできるデータ量が多い=通信速度が高速であるといえます。

    k(キロ)は1,000倍、M(メガ)は100万倍を意味しています。さらに上はG(ギガ)です。通信速度を見るときは、500kbps、10Mbps、1Gbpsなどと書かれている最初の数字と単位に注目しましょう。

    ◇理解できてるかチェックしよう!

  • A:50Mbps
  • B:500kbps
  • AとBどちらの通信速度の方が速いでしょうか? 先ほどの見方を思い出しながら解いていきましょう。まず、Aの通信速度は50Mbps。データの単位はM(メガ)です。ということは、k(キロ)よりもデータ量が多いことがわかります。

    続いて、Bの通信速度は500kbps。数字は大きいですが、データの単位はk(キロ)なのでM(メガ)よりも少ないデータ量です。つまり、同じ時間でやりとりできるデータ量が大きいのはAということになります。

    それでは、より分かりやすく単位を合わせて考えてみましょう。1,000kbpsが1Mbpsなので、おなじように換算すると500kbpsは0.5Mbpsです。通信速度の速さを見るときは単位に気をつけて見るとより分かりやすく、どちらの速度が速いのか理解できますよ。

    通信速度の上りと下りってなに?

    もうひとつ通信速度に関して覚えておきたいのが上りと下りです。一見、何を表しているのか分からない言葉ですが、簡単に覚える方法があります。

  • 上り=スマホから何かをアップロードするときの通信速度
  • 下り=スマホへ何かをダウンロードするときの通信速度
  • 上りは、スマホからメッセージを送ったり、写真を送ったりするとき。下りは、スマホでネットを見たり、アプリをダウンロードしたりするときの通信速度です。どちらも数値が大きいほど快適な通信が可能です。

    スマホを操作しているときに多いのは、何かをダウンロードする作業です。ストレスなくスマホを使いたい場合は、MVNOの下りの速度に注目しましょう。

    格安スマホの通信速度を理解する3つのポイント!

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    通信速度をより詳しく理解するための3つのポイントを紹介します。この3つさえ理解しておけば、通信速度を見たときに役立つことが多いです。さっそく見ていきましょう。

    必要な通信速度を知っておこう

    通信速度について理解したところで、どれくらいの速さなら何ができるのか知っておきましょう。各操作を快適にできる速度を知っておけば、MVNOを選ぶときの参考になります。

    • メールやSNS:200kbps~500kbps
    • 動画(低画質):500kbps
    • 動画(高画質):1Mbps~3Mbps
    • サイト閲覧:500kbps~3Mbps
    • アプリ:500kbps~3Mbps
    • ビデオチャット:1Mbps~3Mbps

    スマホの操作別に必要な通信速度をまとめてみました。基本的に500kbpsあれば、ある程度の操作は行えます。それ以下の場合、できることが限られてしまったり、表示に時間がかかるなどストレスを感じることがあります。

    メールやSNSのみでスマホを利用する人は、そこまで通信速度を気にしなくても大丈夫です。一方、アプリや高画質の動画を楽しみたい人は通信速度がとても重要です。

    用途によって通信速度を重視するかどうかが決まるので、自分の利用するスタイルにあった通信速度を把握しておいてください。

    通信速度の注意点を知っておこう

    通信速度の注意点についても理解しておきましょう。特に知っておきたいのが通信の混雑時間と通信制限、そして理論値です。それぞれの詳細を確認していきましょう。

    ◇混雑時間は通信速度が遅くなる

    MVNOは大手キャリアから回線や設備を借りて格安スマホのサービスを運用しています。大手キャリアから乗り換えたとしても、間接的にドコモやauなどのキャリアの回線を使っていることになるので、通信の品質は同じになるはずです。

    しかし、MVNOには通信が混み合う時間帯があり、代表的なのは平日のお昼です。この時間帯は利用者が増えるため、一時的に通信速度が下がることがあります。

    なぜ混み合うと通信速度が下がるのでしょうか。それはMVNOがキャリアから通信を借りるときに一度にどれくらいのデータ量をやりとりするかを決めて契約しているからです。同じ時間帯に使うユーザーが増えてしまい、借りている範囲を超えてしまった場合は通信速度が下がるのです。

    MVNOと契約してお昼の時間帯に速度が落ちたとしても、不具合ではありません。仕事の昼休みに快適にスマホを使いたいときは、お昼も通信速度が安定しているMVNOと契約する必要があります。しかし、残念ながら多くの会社で平日の昼は速度が落ちることが確認されています。

    ◇通信速度の制限

    MVNOでは使い放題や特殊なプランを除いて毎月利用できる高速通信のデータ量がプランごとに決まっています。それを超えると通信制限がかかります。例えば3GBプランを契約した場合、その月に使用した高速通信のデータ量が3GBを超えると通信制限されます。

    通信制限といっても通信できなくなるわけではなく、通信速度が低下するのです。一般的に通信制限がかかると200kbps程度まで速度が低下するので、メールやSNSを見る程度の操作しかできなくなります。

    通信制限を回避するためには、契約しているMVNOでデータ量を追加するか、よりデータ量の大きいプランに変更するなどの対策が必要です。

    ◇理論値と実際の通信速度は違う

    MVNOの公式サイトを見ると、どのくらい通信速度が出るのかが書かれています。これは、通信速度の理論値(ベストエフォートとも呼びます)のことで、そのサービスで提供する最速の通信速度です。

    必ずしもこの速度が出るわけではないので注意が必要です。理論値がどれだけ速くても条件によっては変わってしまうこともしばしばあります。

    MVNOのちゃんとした通信速度を知りたい場合は、速度を計測しているサイトや実際に使っている人の口コミを見たりするといいでしょう。理論値に惑わされずに自分にあった通信速度のMVNOを選んでください。

    通信速度の速いMVNOを知っておこう

    最後に、通信速度が安定していて比較的速いと評判のMVNOを紹介します。サクサクと快適に格安スマホを使いたい人は参考にしてみてくださいね。

    ◇UQモバイル(ユーキューモバイル)

    UQモバイルは、CMでも話題のMVNOです。ドコモ回線のMVNOが主流ななか、au回線を利用している数少ない会社。通信速度や品質は軒並み高評価で初めて格安スマホを使う人におすすめです。

    ★UQモバイルの通信速度は?

    • 下り:最大225Mbps
    • 上り:最大25Mbps
    • 通信制限時:200Kbps/300Kbps

    上記は、UQモバイルの理論値と通信制限時の速度です。UQモバイルは、実際の通信速度も速く、混雑するお昼の時間帯も十分な速度が出るのでおすすめですよ。

    ◇IIJmio(みおふぉん)

    IIJmioは、安定した通信品質が人気のMVNOです。格安SIM業界でトップクラスのシェアで、ユーザーを対象としたさまざまな調査で高い満足度を得ています。

    ★IIJmioの通信速度は?

    • 下り:タイプD 788Mbps/タイプA 370Mbps
    • 上り:タイプD 50Mbps/タイプA 25Mbps
    • 通信制限時:200Kbps

    IIJmioには、ドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAという2つのプランがあります。数字だけ見るとタイプDの方が速く感じますが、実際にはタイプAの通信速度が速いと言われています。理論値の数字だけじゃなく口コミや各サイトの通信速度の評価を見ると、より詳しく通信速度について理解できます。

    ◇mineo(マイネオ)

    こちらもCMで話題のmineo。MVNOの中でもユーザー目線にたったサービスが多く、特にmineo独自のコミュニティサイト「マイネ王」は初めて格安スマホを買う方にとって心強い味方になってくれます。

    ★mineoの通信速度は?

    • 下り:Dプラン 788Mbps/Aプラン 708Mbps
    • 上り:Dプラン 50Mbps/Aプラン 50Mbps
    • 通信制限時:200Kbps

    mineoもIIJmioと一緒で2つの回線を提供しています。ドコモ回線のDプランとau回線のAプランです。こちらもDプランに比べてAプランの速度が速くおすすめです。理論値ではDプランの方が上ですが、特別な理由がない限りはAプランを選ぶことおすすめします。

    格安スマホの通信速度の見方を知って契約しよう!

    格安スマホの通信速度の見方を紹介しました。一見、よく分からない通信速度ですが、見方を覚えておけばMVNOを選ぶ際に役立ちます。

    公式サイトの理論値と実際に出る速度を比較しながら、自分の利用スタイルにぴったりのMVNOを選んでみてください。

    ※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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